午後8時になると披露宴会場へ。
とにかく広い会場でした。なにせ、300人以上の招待客ですから、
日本の標準的な結婚式会場の軽く3倍はあります。
日本の標準的な結婚式会場の軽く3倍はあります。
音楽は全て生演奏。途中にプロ歌手の生唄もあります。
式は、新郎新婦のスピーチで始まり、若い二人の前途を祝して乾杯。
昼間に行われた式の様子の上映があり、ゲストスピーチが始まる頃、
晩餐メニューが運ばれます。
昼間に行われた式の様子の上映があり、ゲストスピーチが始まる頃、
晩餐メニューが運ばれます。

リャン社長の会社の技術・開発系スタッフと一緒でした。
イタレリが社名変更する前のイタラエレイ時代からの販売代理店で、
小さなメーカーだった同社を支えて成長させた方。
日本の模型メーカーにも友人が大勢いらっしゃいます。
今はドラゴンの欧州代理店をやっています。
イギリス植民地時代の最後の香港総督に似ているそうで、
香港人出席者の間で人気者でした。
以前、リャン社長が社運を掛けたティーガーI重戦車の開発のために、
地元の金型会社からヘッドハントされ、入社後はドラゴンの金型技術を一気に押し上げた、
「神」あるは「金型鬼」こと、マーク御夫婦とも同じテーブルでした。
地元の金型会社からヘッドハントされ、入社後はドラゴンの金型技術を一気に押し上げた、
「神」あるは「金型鬼」こと、マーク御夫婦とも同じテーブルでした。
あと数か月で実現する金型製作法と、
数年間、研究中の金型技術について、式の最中に、こそこそと。
あまりにおもしろい話だったので、ゲストスピーチの幾つか聞き洩らしました。
数年間、研究中の金型技術について、式の最中に、こそこそと。
あまりにおもしろい話だったので、ゲストスピーチの幾つか聞き洩らしました。
すいません!
香港の普通の結婚式では、丸テーブルに料理が置かれ、
各自が勝手に取りますが、ここではウエイトレスとボーイが料理を運んでくれます。
結婚式には欠かせない、子豚の焼き物、ホラ貝、アワビ、ナマコ、
ハタがお皿に盛られ、一品づつ時間を掛けて進みます。
各自が勝手に取りますが、ここではウエイトレスとボーイが料理を運んでくれます。
結婚式には欠かせない、子豚の焼き物、ホラ貝、アワビ、ナマコ、
ハタがお皿に盛られ、一品づつ時間を掛けて進みます。


今日の披露宴に備えたそうです。(・`д´・;)ス、スゴイ・・・。ありがたや、ありがたや、
お味もおいしゅうございました。

どうも彼らは、こういう場では、アメリカンジュークを言う習慣らしいのですが…
とも思ったのですが、同テーブルの欧州勢も冷たい視線。
それが5話も続き、さすがに会場全体に漂う「もういいよ~」の空気。
でも、アメリカ人を集めたテーブルだけは大爆笑していました。
それが5話も続き、さすがに会場全体に漂う「もういいよ~」の空気。
でも、アメリカ人を集めたテーブルだけは大爆笑していました。
笑いのセンスって、国民性が出ますね。
日頃、言わなきゃいいのにと思っていたディブ・スぺクターのギャグは
これに比べれば、まだ笑えます。
日頃、言わなきゃいいのにと思っていたディブ・スぺクターのギャグは
これに比べれば、まだ笑えます。
スピーチが終わると、新郎新婦が各テーブルを回って、挨拶をします。

生演奏のダンス曲を聞くと、欧州勢と香港セレブの方々は、じっとしていられないようで、
次々と、前に出て、舞踏会状態に。
さっきのアメリカンジョークとは別次元の文化の違いを感じました。


出口で新郎新婦と、それぞれの両親が握手で招待客を見送ります。
ホテルに戻る車の中で、奥さんと「立派な式だったね」「来て良かった」を繰り返していました。
最後に披露宴での、ちょっとしたエピソードで締めます。
披露宴に末席ながら、リャン社長のお抱えの年老いた運転手が招待されていました。
こういう習慣なのかと社員の一人に尋ねると
こういう習慣なのかと社員の一人に尋ねると
「…普通のお金持ちは、お手伝いさんや運転手などの使用人は、こんな、おめでたい席には呼びません。
でも、あの運転手は、エイドリアンさんを子供の頃から、ずーっと知っています。
今日は、エイドリアンさんとの別れの日になるので。… まあ、うちの社長は変り者ですから。」
でも、あの運転手は、エイドリアンさんを子供の頃から、ずーっと知っています。
今日は、エイドリアンさんとの別れの日になるので。… まあ、うちの社長は変り者ですから。」
2005年、アメリカのアトランタであった大きな模型イベントで見た忘れられない光景があります。
自社の展示ブースを準備する際、レンタルの展示用ガラスケースが会場に搬入されるや、
バケツと雑巾を持って、社員の誰よりも早く、ケースを拭き始めたのがリャン社長で、次が社長夫人でした。
膝まづき、ズボンの汚れも気にせず、楽しそうにケースのガラスを内側から拭いていました。
バケツと雑巾を持って、社員の誰よりも早く、ケースを拭き始めたのがリャン社長で、次が社長夫人でした。
膝まづき、ズボンの汚れも気にせず、楽しそうにケースのガラスを内側から拭いていました。
やはり、この社長は単なる金持ちではない、変わり者のようですね。
(終)