201311月17 サイドカバーの製作 先週半ばから風邪をひいてしまい、体調が今一つでした 高い熱ではなかったので、起きたり寝たりを繰り返し、 まあ、騙し騙しながらの生活だったので、 形状出しみたいな繊細な仕事や、 企画書を書くみたいな頭を使う仕事はできなかったので、 単純作業でなんとかなるラビットのサイドカバーの プラ板積層作業をしていました。 この位なら頭痛がしようが、咳が出ようが、何とかなります。 裏打ちもこんな感じです。 今日から体調も復活したんで、ぼつぼつ、削り込んでいきます。
201311月9 毎度のことながら… うん。まずは失敗だね。 調子に乗って削り過ぎました。 パテ盛って誤魔化そうと思ったけど、自戒の念を込めて作り直します。 削り込みの限界を掴めたから、次はバッチリだぜ! いいんです。毎度のことなんで…
201311月4 やり直し… H2の発売に夢中で、ラビットS-1の原型は、しばらく放置していました。 ところが、一昨年発売された、別冊モーターサイクリスト誌の2012年1月号に、 富士重工が所有する唯一の実車の細部写真が掲載され、 いろいろ疑問だった点が判明しました。 仕事が暇になったので、数日前に真面目に再検証をすると、 今ある原型は、形状に少し問題点があったので、 もう一度、作り直すことにしました。 2mmのプラ板を切り出します。 プラ板が、うっすら黄ばんでいるのは15年物だから。 昔、沢山、買い込んで、なかなか使う機会がなくて、 置いておいたら、こうなっていました。 もしかしたら、強度的には劣化しているかもしれませんが、 削れるし、接着もできるので、模型素材としては、 なんら問題ないので使います。 昔と同じ要領で、サイドカバーを作ります。 一回、作業しているので、思ったよりサクサク進みます。 レガシーやインプレッサを作っているスバルの戦後の歴史が、 このスクーターから始まるのですから、おもしろいですね。
20119月6 1/8 ル ローヌ110馬力エンジン 実は、ハセガワから先月再販されました、第一次大戦機用の 1/8のル ローヌ110馬力エンジン(品番SP294)の シリンダーの直径と高さの実寸を知りたいのです。 もしかしたら、ラビットの1/12 125ccエンジンに流用可能かと思いまして… 南流山周辺の模型店では、どこにも売っていないんですよ(泣) 御買いになった方、もしくは昔から持っているという方で、 どなたか御協力していただけないでしょうか? どうかよろしくお願いします!m(_ _)m
20101月29 あとは機械にお任せで完成 岡田さんの図面は問題なく3D出力器に読み込め、さっそく作業開始。 3D出力器には粉体造型式や光硬化樹脂式などいくつかの方式がありますが、 (有)新撰組の保有する機械は、ワックス造型式です。 細かいモールドも再現可能ですが、ワックスの材質が、やや脆いため、 形状によっては、レジンで複製して納品することもあるそうです(当然、別料金)。 出力時間に比例して料金が計算される非常にクリアーな料金体系です。 今回は前後2個のタイヤ付きホイールを出力して頂きましたが、 作業時間は29時間弱でした。 PC画像が1日ちょいで、青いワックス立体になるので、 今回のタイヤのような手作りがシンドイもの、左右対称など精度を要求されるもの、 形状検討用試作品など、使い方によっては非常に便利だと思います。 連絡先を記しておきますので、興味を持たれた会社&担当者の方は、どうぞ。 373-0019 群馬県太田市吉沢町1066 ぐんま産業高度化センター内 (有)新撰組 TEL 0276-46-8111 http://www.sinsengumi.jp
20101月28 ホイールで、ちょっと遊んでみる ラビットS-1のホイールは5インチ・サイズで、 モンキーやゴリラの8インチよりも小さく、模型で流用できるタイヤがありません。 最初は似たサイズを捜して、加工しようかとも思ったのですが、そもそも、それすらない。 困っていたところ、ふと、以前、ホビーショーでお会いした (有)新撰組のNさんとの会話を思い出しまして。 同社は、模型雑誌の広告でもお馴染みのwebshop運営だけでなく、 独自の工具やレジンパーツ、迷彩パターンデカールなど、 ユニークな商品を開発・販売していますが、 代表者であるNさんが、うちで3D出力できますよ。 もし小物の試作とかあれば相談してください、 と、そのとき言っておったのですよ。 まあ、ちょっと話だけでも聞いてみるか、と軽い気持ちで電話したら、 なにせ気さくな方なんで、ホイホイ話が進んで、 「とりあえず、やってみようか」と。 幸い、仕事仲間に3D CADの名手、タヌタヌ岡田さんがいるので、 「スズキ・チョイノリにも負ける、日本初のスクーターのホイール図面、描いてくんない?」 と依頼したところ、見事に画像のようなホイールを作図してくれたわけですよ。 岡田さんは、ドラゴンのIV号戦車やらIII号戦車を設計した立派な人ですが、 こんな粗末なアイテムの仕事も、ちゃんとやってくれます。 持つべきものは友でございます。アリガタヤ、アリガタヤ 本業の模型設計では戦車専門なので、Nさんも1/35スケールの戦車部品が来ると 思っていたようですが、スクーターのホイールと聞いて、ちょっと肩すかしだった? さてさて、どんな風に仕上がるか、お楽しみに。