1987年にオーストリアのウィーンで絵ハガキを買うために入った文具店では、レジカウンター周辺にボープペンやクリップ、消しゴムなど買い忘れそうな様々な商品を並べていましたが、なぜかその中に赤いプラスチック製のスタンプ台がありました。


日本の文具店ではレジ脇にスタンプ台は置かれないよなと見ていたら、視線に気付いた40代くらいの女性の店員さんが
「このスタンプ台は優れモノで蓋を開けっ放しにさえしなければ、インク補充なしで10年は使えるわよ」
「このスタンプ台は優れモノで蓋を開けっ放しにさえしなければ、インク補充なしで10年は使えるわよ」
本当に?
「本当!うちで毎日使って、もう10年以上経つもの」
机の中から、くたびれた同じスタンプ台を出します。
「ケースは赤いけど、インクも赤なの?」
「いいえ、ダーク・パープルよ」
10年も使えるって本当かな?と思いながらも、せっかくなんで試しに1個買いました。帰国して、すぐに使い始めて以来、今年で29年目で、その間、一度もインク補充はしていません。
10年も使えるって本当かな?と思いながらも、せっかくなんで試しに1個買いました。帰国して、すぐに使い始めて以来、今年で29年目で、その間、一度もインク補充はしていません。

GUMKA製品の箱に押された印も、このスタンプ台を使っています。
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