モトグッチ254を置いてあった市川市の倉庫は、実は香港で一番大きな模型店「ユニバーサルモデル」が借りていた物件でした。同店は、香港の模型メーカー、ドラゴンモデルズの母体となった関連企業でサイバーホビーのホワイトボックスの販売元です。こういうパッケージの商品です↓
この商品、欧米では、ユニバーサルモデルからモデラーに直接、個人通販しています。日本のモデラーは、言葉の問題などで海外通販に積極的ではないので、前代表だったエイダ・チャンさんが日本各地の模型専門店に、香港から卸売をするシステムを2005年に構築しました。
このための仕分・配送施設を千葉県の原木中山に確保する一方、広報活動のため日本で開催されるモデラー向けのイベントに参加することとし、展示用什器やイベントで売る商品を事前に備蓄しておく場所として、翌2006年に市川市に確保したのが、この倉庫でした。2005~2006年は、世界中で、AFVのプラモデルがとても良く売れていた時代で、このような積極投資をしても、充分に利益が見込めました。
んで、市川倉庫の毎月の賃貸料を支払ったり、掃除したり、荷物の出し入れをする管理代行業務を依頼されました。代行料は無料だけど、倉庫の空きスペースは好きに使っていいという条件だったので、
私物のプラモとモトグッチ254を置かせてもらうことで引き受けました。
その後、代表が今のヘレンさんになると北米と欧州以外の海外イベントには参加しない方針となり、
原木中山の配送施設も廃止され、手狭ながら、ここに機能統合しました。そして、今月末の契約満了を以て、この倉庫も廃止が決定され、ここ数日、最後の御奉公で片付けをしてきました。
かつては2000個以上を余裕で売っていたサイバーホビーのホワイトボックスも、このところ販売数が1/2~1/3に減ってしまい、アイテムによっては1/4程度に…この数では、到底、日本の高額な倉庫代を捻出できませんね。
出たゴミや空ダンボールは、軽ワゴン1台分
横から…
何か、一つの時代が終わろうとしている感じがします…