発語障害と嚥下障害のリハビリに奮闘してた10月、誕生日だし、自分に御褒美で
モトグッチ254のマグカップを買いました。かつては継子扱いされていた実車も最近は欧州で再評価され、こうしてマグカップが出るまでになりました。
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 海外オークションにイギリス人が出品しており価格応談可だったので、相場価格で打診したら、端数程度しか値引きません。
 友達にブライアンというイギリス人がおりまして。
元駐香港イギリス軍人で、香港が中国に返還されると軍を辞めて日本企業の香港支店に就職し、その後、東京に転勤となります。
 最初は真面目に働いていましたが、男前だったのでモテまくり、すぐに不良外国人まっしぐら。あとは女性を転々と変えて、ヒモ暮らしを10年くらいやってた立派なクズ野郎でございます。

 彼はイギリスにいた頃、CB400LCの輸出型であるCB450SC(ナイトホーク450)に乗っていたので、CB400LCのオーナーズクラブがあれば加入しようと探しましたが、超不人気車種のCB400LCにオーナーズクラブなんぞあるはずもなく、「クラブがないなら、オーナーと知り合いたい」に変わり、共通の友人だった船橋市に住むWさんからの紹介で知り合いました
 同じバイクのオーナーだったうえ、香港の旨い店の話でも盛り上がり、すぐに意気投合。
CB450SC
CB450SC

 そんな彼が、イギリス人と交渉事で行き詰まったら「He has only straw in his head. 奴の頭の中には藁しか入ってない」って台詞を言って、上司や政治家を悪者にして話を進めろと教えてくれたので、
それを実践。

「今の総理大臣の頭の中には藁しか入っていなから円安が止まらんの。だから、この値段だと嬉しいわ(The current prime minister has only straw in his head. Japanese Yen will not stop weakening. So, I would be happy to pay this price. )」

とメールしたら「日本のキシダは藁が入っているだけいい。ボリス(ジョンソン)の後のリズ・トラスは藁すら入っていないんだぜ」と返信があって、見事に交渉成立でした。
映画「地獄の黙示録」でカーツ大佐も、この台詞を口にしてたんで、英語圏の定番フレーズなのかもしれません。
 ブライアンは同棲相手から結婚を迫られると、姿を消すを幾度となく繰り返していましたが、最後は、自分好みのアラフォー美人と巡り合って結婚し、現在、幸せに暮らしてます。ちなみに奥さんは彼の過去を全く知りません。