GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

カテゴリ: ホンダCB400LC

 荷物を出したり、先方の連絡待ち案件があったので、今日は工房で待機でしたが、夕方、粗方の用事が片付いて、時間に余裕が出来たので、CB400LCを冬眠から覚ましました。充電したバッテリーを載せ、エンジンを掛けたら、セルは軽く回ったものの、左キャブからガソリン漏れが。
 キャブのドレンを緩めて残っていた古いガソリンを捨てたら直りました。冬眠に入る際、キャブ内のガソリンをちゃんと抜いてなかったみたいです。エンジンを始動させたら、アイドリングが今一つなのでキャブ同調を、もう一度、キチンとやることに。

 前回は規定値内に調整しましたが、どうも規定値より、やや高めの方が調子が良いみたいなんで変更しました。

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 余計な作業が加わり、面倒な事になりましたが、結果オーライだったので、吉とします。やはりバイクいじりは、良い気分転換になりますね。

 かっちゃんが、仕事をサボりに、打ち合わせに来て、レストアが終わったCB400LCが見たいというのでお披露目。しげしげと見ていたら、いきなり、 
 
「あ!ガンプラの動力パイプだ!」

この部分を見て、その発想は、かなりユニークですね。

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 CB400LCの燃料タンクは後部が絞られた形状なので、燃料コックの位置がノーマルのCB400T/Nよりも内側にあり、そのまま繋ぐと燃料ホースがキャブレターに干渉します。そこで、コックのガソリン排出口を、やや外側に向けるように取り付けて、燃料ホースも長めにして弧を描くようにし、さらに保護用のスプリングも被せて干渉を避けています。この辺の単純な解決策&細かい気配りは、アメリカでデザイン&昔のホンダの良さですね。

40代以上のガンプラ世代には、ぐっと来るみたいです。




 日本計器サービスに修理をお願いしていたタコメーターが戻ってきました。運良く、仕事が混んでいなかったみたいです。

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さっそく、メーターパネルに取付ます。

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 以前は、メーターガラスの内側に汚れがあったのですが、それもキレイに除去されています。

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 配線を繋いでからギアを入れて、オーバードライブ表示灯が点灯するか確かめます。うん。問題ないですね。

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修理店の方によれば、異音が出ていた回転軸に摩耗や偏芯はなかったそうです。

御蔭で、部品交換はなしで、注油と調整だけで済みました。


 レストアが終わったCB400LCですが、ナンバーがないので試乗するわけにもいかず、たまにエンジンを掛けて、悦に入っております。

 今日も、いつものように、エンジンを始動すると、しばらくしてキーキーと異音がします。最初は、どこから音がするのかわからず、エンジンを止めたり、始動したりを繰り返しましたが、タコメーターの針がバッタみたいに、ピョンピョン上下動し始めたので、故障個所が判明。

 以前、オールドタイマー誌で紹介されていた都内のメーター修理店に電話すると、原因は回転軸の油切れで、異音がするとなると、軸自体が摩耗して、偏芯している可能性もあるので、外して、宅配便で送って欲しいとのこと。

というわけで、バラしました。

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 メーターから出ているコードは、メーター内の夜間照明用とオーバードライブ表示灯用の配線です。CB400LCには通常の5速ギアに追加して、高速走行用のオーバードライブが装備されており、ODにギアが入ると点灯する表示灯が、タコメーター内にあります。写真のメーターの下部にODと見えるのが、それです。

 オーバードライブは、CB400TやCB400N、CM400、スーパーホークIII等にない装備で、これがあるばっかりに同系のタコメーターをポン付けができません。

メーター修理店に週明けに着くよう、宅配便で送りました。せっかく文字盤とか色抜けしていない良い状態なので、なんとか直して使いたいです。


 思い起こせば、不動車を岐阜から購入したのが2009年。CB400LCは希少車で、滅多に中古車と巡り会えないので、とりあえず押さえました。

 翌年、カワサキKH250を入手し、公道復帰は、こちらを優先させたので、レストアに着手したのは、2011年12月からでした。以来、仕事の合間に、グダグダと続けてきましたが、ようやく終わりました。KH250ほど、山あり谷ありではなかったものの、思い返すと、やはり楽しかったですね。



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 ベース車の程度が良かったので、シートの張り替えやタンクの再塗装など、徹底的にキレイにするスタイルではなく、最近のモトメンテ誌やオールドタイマーの別冊などでも増えてきた外観は使われてヤレた感じを残しながら、ちゃんと動くようにするを目指しました。


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 国内販売された最後のホーク系バイクですが、アメリカでデザインされただけあって、正直、あんまりホークらしさはありません。でも、エンジン始動すれば、ホーク系独特の排気音が聞けます。


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 肝心の車検ですが今月~来月は出費が多いので、おいおい考えたいと思います





 CB400LCのエンジンを始動するたび、なんか排気ガス臭いな~、ひょっとして排気漏れしているのか?と思い、排気管を外してみたら、あるべきはずのエキゾースト・ガスケットが左右共セットされていません。これじゃ、匂って当然ですね。二輪館で、お馴染みKITACOのパーツを買ってきて取り付けました。

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 前オーナー、排気管を替えて乗っていてバイクを売る際、ノーマル排気管に戻し、そのとき組み忘れたのか?ネジ切れていたキャリパマウントボルトといい、謎の多い人だな。




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