GUMKA工房記

模型の企画・設計とロシアのレッドアイアンモデルズの代理店をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

カテゴリ: 福島県


 紅葉のシーズンに福島県南会津の舘岩周辺を車で走ると、収穫時期を迎えた蕎麦畑とトマト畑が一面に広がっています。どちらも痩せた土地でしか採れない作物で、今でこそ名産品としてPRしていますが、昔、この地方に住んでいた方々は、大変な苦労をしたと思います。

イメージ 1


 そんな南会津に前沢曲家集落という明治時代に建てられた民家がそのまま残り、今も住民が暮らしている集落があります。TVドラマの「リーガルハイ」や映画版「トリック」のロケでも使われたので御存知の方もいるかと思います。

そこの入り口にあるのが「そば処 曲家」です。

イメージ 3

 盛り蕎麦に野菜天麩羅、地元のお菓子「はっとう」がセットになったメニューをいただきました。山奥の豆腐店が作っているという冷奴も絶品でした。小麦粉を使わない十割蕎麦で新蕎麦の季節だったので、香りの良い蕎麦を堪能できました。

イメージ 2

______________________________


 幼い頃のおぼろげな記憶で、祖父が私の母親を窘めていました。何を話していたかは覚えていないのですが諭すように語る祖父に対して、母親の言葉は記憶に残っています。「決してそんなつもりで言ったんじゃないです」

 中学生の頃、昔話をして祖父の機嫌が良かったので、ずっと気になっていた、あのとき母親が何を言ったのか尋ねてみました。祖父は「ああ、あれか…」と、いつも感じで呟くと「お前も覚えておいたほうがいい」と教えてくれました。

 祖父母と母親が信州の話をしているとき、母親が「長野には、美味しい蕎麦屋が沢山ありますね」と言ったそうです。「お前が、どこか地方の蕎麦屋や、地元の人から蕎麦を御馳走になって『この御蕎麦は美味しいですね』と言うのはかまわない。でも『この辺りには、美味しい蕎麦屋が沢山ありますね』とは言わないほうがいい。相手が年輩者だったら尚更だ」

美味しい蕎麦の実は、他の作物が何も育たないような痩せた土地でしか採れない。つまり『美味しい蕎麦屋が沢山ありますね』は、遠まわしに、ここの土地は他の作物が採れないと言っており決して褒め言葉ではない」「先祖代々の家や御墓を守るために、そういう土地に住まねばならない人の思いは複雑だ」人には、それぞれ心の痛みを感じる言葉があり、言った方は、そんなつもりでなくても、相手が秘かに傷つくこともある…という話でした。

 後に作家の開高 健も全く同じことを書いていたので、昔は、そういう心遣いをする習慣があったのでしょう。もちろん、今は輸送手段や保存技術も発達して、各蕎麦店も地元産の蕎麦粉だけを使っているわけではなく、もう過去の話かもしれません。

 しかし、TVの情報番組などで女性レポーターが「この地方には、美味しい御蕎麦屋さんが沢山ありますよ~」とか明るい笑顔で言っていると祖父の言葉を思い出し、違和感を感じてしまいます。


大学時代、福島県郡山市出身の級友がおり、郡山市が発展しているという自信と自負からか、同じ県内にも係わらず、なぜか南会津の桧枝岐村をネタにしていました。

 
「桧枝岐村では日本円が通用しない」

 
「基本は物々交換で、ヤマメと蕎麦粉と山菜と木の実が通貨の代わり」


「白米、カップ麺、タバコ、乾電池、チョコレートがあれば村人の家に泊めてもらえる」


「江戸時代の生活を続けているので麓のスーパーまで馬車で買い物に来る」


「通信手段は狼煙と伝書鳩」


「村長の娘と結婚できるのは、槍と弓で野性の熊を仕留めた者だけ」
 
 
 そんなバカ話で日々、笑い転げており、しばしばマンガやコントで僻地の代名詞として使われる「長万部」が仲間内では桧枝岐村でした。今から思えば本当に失礼極まりない話で申し訳なく思います。
 
 時は流れて2015年の秋。
 
 仕事が行き詰り気味だったので、気分転換すべく、福島県の南会津へ。目的地は大学時代から名前だけは知っていた桧枝岐村です。東北自動車道の西那須野塩原ICを下りて、下道を走ること約1時間半、有名な尾瀬ヶ原の手前です。30年前のアホな大学生の戯言が恥ずかしくなるような美しい日本の原風景が、そのまま残っていました。
 
 昼食は「裁ちそば まる家」に行き、名物の「裁ちそば」と檜枝岐の郷土菓子「はっとう」のセットを頂きました。
 
「裁ちそば」は伸した蕎麦生地を折りたたまずに重ねて、布を裁つように切る製法が名前の由来で、檜枝岐や周辺地域独特の蕎麦です。
 
「はっとう」は蕎麦粉ともち米粉の生地を練って茹で、南会津特産の「じゅうねん(えごま)」をまぶした素朴なお菓子で、軟らかい食感と優しい甘さが絶妙でした。
 
美しい風景と美味しい蕎麦、ぜひ再訪したいです。


イメージ 2

イメージ 1

イメージ 3
 
イメージ 4
 
 

 

福島県会津西街道の道の駅「たじま」に寄ったとき、久々にガムの自販機を見ました。昔は駅や高速のSA、PA、公民館、図書館などに置いてあったけど、最近は見ないので懐かしかったです。

イメージ 1

でも、写真だけ撮ってガムは買っていません。
試しに買っておけば良かったと、今になって軽く後悔しています。


福島県の会津若松市東部に位置する東山温泉。その中でも老舗旅館として有名なのが向瀧です。TVの旅番組でも幾度か紹介されているので、御存知の方も多いかと思います。
イメージ 1

この旅館は、毎年2月に旅館の中庭にロウソクを灯す「雪見ろうそく」という催しを行っています。
去年、泊まったとき、運良く期間中だったので、それを見ることができました。

イメージ 2


イメージ 9



イメージ 8


幻想的な雰囲気で、とても美しい光景でした。

夕食は、会津の郷土料理を中心とした献立で、素材・味付け共に気を配っています。


イメージ 3

名物の鯉の甘煮は、長時間煮込まれて、身も柔らかく、
川魚料理好きにはたまらん逸品でした。

イメージ 4

一夜明けて、朝食の御品書です。

イメージ 5

イメージ 6


やや硬めに炊かれた会津産コシヒカリが、私好みで美味しかったです。なめこの味噌汁は鍋で熱々を。

イメージ 7

夕食・朝食共に、料理を食べるだけでも泊まる価値はあります。写真はありませんが、温泉は、やや熱めの源泉かけ流し。身体の芯まで温まりました。


「尿酸値と血糖値がアウトでも、是が非で旨いモノ食べて死にたい」

 毎年恒例、高知から人生自爆系の友人Yさんが遊びに来たので、福島県磐梯の押立温泉と南会津木賊温泉に行きました。

まずは、御約束の一問一答から。

私 「毎度、恒例だけど健康なの?」

Y 「ああ、御覧の通り健康以外の何物でもないですわ」

私 「再検査はしたの?」

Y 「そんなモン、必要ないですわ。
  カラダは健康ソノモノですわ~」

Y 「キリンの特保のコーラさえ飲めば、尿酸値も血糖値もコレステロールも
   中性脂肪も全てリセットしてくれ、出世もできて、宝くじも当り、
   彼女もできるんですわ~」

Y 「毎日飲んでおれば、人生ハッピー、ハッピーですわ~」

私 「……」

特保のコーラは、血糖値や尿酸値、コレステロール、中性脂肪の改善薬でない
などいう常識を説くのは無意味です。

もちろん、宝くじが当たったり、彼女ができる飲み物など、この世に存在しません。

____________________________

 10月28日から30日まで、福島を旅行していたのですが、磐梯・裏磐梯は、紅葉が真っ盛り。カエデやモミジが少ないせいか、山が黄色くなるのですが、澄んだ空気の中の風景は絶品です。

イメージ 1

裏磐梯から会津若松に抜ける道路、ゴールドライン沿いの風景です。

イメージ 2




イメージ 3

こちらは、初日に泊まった押立温泉の住吉館の露天風呂の様子。モミジの紅色がキレイでした。

イメージ 4

 こんな素晴らし風景が見られた旅行でしたが、残念だったのは、Y氏が齢50歳を過ぎて、すっかりネット中毒&アニオタになっていたこと。

 私らの旅行といえば、美味い料理と無駄な道草&バカ話。道中の車はもちろん、宿に着いてからも、これでもかというトークを聞かせてくれたのに、前回から、宿に着くやいなや部屋中のコンセントを独占し、iPadiPhoneや充電器を繋いで、ひたすら画面を眺めるばかり

 ネットに夢中になるのは本人の自由ですが、山奥の秘湯に来ていながら、ロクに会話もせず、ニヤニヤしながら、iPadの画面を就寝まで見続けるって、なんか違うと思います。

あと、50歳過ぎたおっさんが

「にゃんぱすー!」

とか挨拶をするのもどうかと…

言葉の意味は、解説してくれましたが、
アニメを見ない私にとっては何とも…


もちろん、朝起きて、若くて可愛いお姉ちゃんから

「にゃんぱす~♪」

とか挨拶されれば、心躍るけど、50歳過ぎたおっさんから、

「にゃんぱすー!」

言われても、心がささくれるだけですがな


大昔の真夏のある日、Yさんは、浮気がバレて、
当時付き合っていた彼女に、アパートでナイフで刺されます。
とっさに窓から裸足で逃げ、血を流しながら、
民家の焼けたトタン屋根を全力疾走しました。

傷の痛みと足裏の火傷で泣きたくなる気分で走っているとき、
頭の中にヴァンゲリスの名曲「炎のランナー」が
静かに流れたエピソードを聞いたときは、
ああ、この人は素晴らしい!と思いました。

最近では、若い元彼女との変態プレイを、
嬉々として語る貴方は素敵でしたとも、はい…。

美味いモノを食べたときのリアクションも最高でしたよ。

あの頃のYさんに戻って欲しいのですが、現状では無理でしょうね。
どうして、こうなっちゃったのか…

とっても残念でなりません。



 昨日、日帰りバスツアーで、福島県の大内宿と塔のへつりに行きました。塔のへつりは、これまで何度か、高知のY氏と傍を通っており、その都度、「寄ってみる?」と提案するも却下されてきたので見物するのは初めて。所謂、奇石系の景観地でした。Y氏、こういう自然の景観系に対しての関心は極めて低いです。

イメージ 1

 大内宿はこれまで何度も行っていましたが、平日なのにわらわらと人がいて、びっくりしました。さすがは、秋の観光シーズン!

イメージ 5


イメージ 2

 いつものように、高遠そばとイワナの天麩羅を食べます。お馴染みの1本ネギで食べる高遠そばは、最近は単に「ネギそば」と呼ばれているみたいです。ネギも昔より細く短くなっており食べやすくしたのか?はたまた徐々に観光ズレしてきたのか?


イメージ 3

イワナの天麩羅には、レモン塩が付き、さっぱりとした味わいでした。

イメージ 4

紅葉は、まだ4割程度。来週~再来週辺りが見頃でしょうか?



このページのトップヘ