GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

カテゴリ: 静岡県


東名高速の某SAで売っていました。 下の方に普通にスーパーで売っているサイズが置いてあるので、だいたい、大きさがイメージできるかと思います。

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1000円くらいなら、洒落やブログネタに買う人もいるでしょうけど、3500円は、そんな軽いノリでは買えない値段です。

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しかも内容量は2kg!一体、どういう層に需要があるんでしょう?


沼津港の食堂街の真ん中にある深海魚専門の水族館です。

 陸地から、ちょっと離れたら、いきなり海溝という駿河湾特有からか、深海魚を生きたまま展示しています。タカアシガニ漁で知られる戸田も、市町村合併によって、今は沼津市だそうで沼津は深海魚がアツい街みたいです(たぶん)

 深海魚は捕獲してから、時間を掛けてゆっくり引き上げれば目玉が飛び出たり、口から浮き袋が出るという事もないそうです。飼育している水槽は水温が低いだけで特に加圧はしていないとのこと。


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 看板の下にシーラカンス・ミュージアムとサブタイトルがあるとおりシーラカンスの冷凍標本が展示されていました。たぶん多くの御客さんの目当てはそっちでしょうが、私が見たかったのはダイオウグソクムシとオオグソクムシ。

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 最近のデジカメはストロボなしで、真っ暗の中、これだけの写真が撮れるから、大したものです。
分類上はフナムシに近いそうですが、ダイオウグソクムシは、あんまり動きません。

余談ですが、水族館の真向かいにある回転寿司店の看板です。

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「深海魚 握ります」「本日の深海魚」など他では、まず見ないキャッチ・コピーが素晴らしいです。やはり、沼津は深海魚にアツい街でした。


震災があったので、すっかり紹介が遅れましたが、今年2月に人生自爆系のY氏と西伊豆の雲見温泉に行ったとき、雲見浅間神社でお参りをしました。

この神社は、伊豆半島の最西端にそびえる烏帽子山の山頂部付近に本殿があり、中腹に二か所の拝殿があるのですが、本殿より、やや上にある山頂部が断崖絶壁となって、そこに人が四人乗ったら満員というコンクリート製足場があります。

天気が良ければ、そこから真正面に富士山が拝めるという、大変に霊験あらたかな神社です。知ったきっかけはバイクツーリング雑誌Out Rider 2011年2月号に載っていた写真でした。高所恐怖症のレポーターは立ち上がることさえできない景色のようです。

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入口の鳥居は、なんら普通の神社と変わりありません。参拝を日課としている地元の人の良さそうな御婆さんが、私らを見て「私はもう足が悪いから、ここでお参りしているけど、まだお若いんだから、ぜひ上までお行きなさいね、」

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鳥居の脇に本殿までの案内図が。428段の石段を上がった後、山道を登るようです。

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途中の石段が、かなり急なうえ、ところどころ傷んでおり、足場は良くありません。もはや50代の二人には、ツラい道程で、途中、幾度か立ち止まり、小休止を。石段の後には嘘偽りが全くない本当の山道がありました。

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最後のほうは、こんな道もあったり…

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本殿にお参りした後は、いよいよ、山頂です。事前の情報どおり鉄パイプ製の手すりに囲まれたコンクリート製の足場があります。足場の向こうは断崖絶壁。突風吹いたらかなりの確率で死にます。

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撮影用一脚とか持っていないので、これが限界です。

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そして眼の前に富士山。ちょっとびっくりするきれいな景色です。高所恐怖症ではないものの、この足場と手すりだったら、すぐ降りたくなるような場所なのに不思議なことに、ずーっと富士山を見入ってしまい自然と合掌。そして、すごく、すがすがしい気分に。

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下山する途中、Y氏に山頂で手を合わせていたけど、何をお願いしたの?と尋ねると

「あずにゃんが、俺の嫁になりますように!」

あずにゃんとは、アニメけいおんの女子高生キャラクターです。

Y氏、元TV局勤務で、厳しい上司や意地の悪い女子アナに散々な目にあわされて心に深い傷を負っているので、ときどきPTSDで、わけわからん事を口走りますが、たぶん罰が当たると思います。

毎年の冬恒例行事、高知の友人Y氏と何か旨い物を食べに行くツアーです。昨年の戸田に続き、今年も西伊豆の雲見温泉に行ってきました。沼津インターで東名高速を降り、伊豆半島の西側を海沿いに南下します。途中の井田で菜の花畑と富士山が。

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お馴染み戸田ではタカアシガニ。

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道中、飲み物を買うために立ち寄った某所の地元密着型スーパーではホウボウの刺身やマンボウやイ●カなんぞ売っていました。さすがは西伊豆の漁師町です。

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マンボウは、どうやって食べるんでしょう?やっぱり鍋ですかね?

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 千葉でも房総半島の南端の和田漁港では沿岸捕鯨のクジラが特産で様々な料理がありますが、竜田揚げと味噌漬け、あと鯨カツ以外は、それほど美味しいもんではありません。イ●カはどうなんでしょう?

 目的地の雲見温泉は、目の前が海にもかかわらず、掛け流し温泉が楽しめる夢のような場所です。非常にこぢんまりとした街で大きなホテルはもちろん、コンビニもなし。街中に沢山の民宿がひしめいていますが、我々の宿は料理が評判の「高見家」さん。

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 豪華な舟盛りにワタリガニの鍋、金目鯛の煮付け、アワビの踊り焼きなど、どれも駿河湾に面した街ならではの逸品揃い。高知と千葉という魚にうるさい県民も納得の料理でした。

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朝食に出された伊勢海老の味噌汁が、これまた絶品でした~

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最後は、夫婦岩から見える富士山という縁起の良い画像で。

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御蔭で最高の命の洗濯ができました!

お馴染みの(´;ω;`) ブワッさんから頂き物。

モデラーなら足を向けて寝られない静岡県の県庁敷地内にあるワサビ漬けの記念碑らしいです。

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同県の特産品なのは知っているし、それを県庁が郷土の誇りに思うのは素晴らしいと思います。地方行政の要の施設である自らの敷地に記念碑を建てることも悪いことではないでしょう。でもね、口に入れるモンに、この造形はどうよ?!まるで病気のイモムシみたいです。県民とかワサビ業者は、これでイイのか?


微妙度★★★★★

 
 実は戸田に行ったのは二度目で、最初は今から20年以上も前、浪人時代か大学1年の頃でした。

 

「西伊豆の戸田には、かつて沢山の外人がいて、その名残で色白の美人が多い。戸田は陸の孤島なんで、人の行き来が少なく、それが代々、受け継がれた。夏になると、海水浴場の傍の屋台で、そんなキレイな娘が沢山、バイトしている」

 

 高校時代の友人が怪しげな情報を掴んできまして。今のようにネットもGoogleもなく、情報の真偽確認が困難な時代だったので、半信半疑ながらもキレイな娘が沢山というフレーズのみに期待し、三人で行ってみました。

 

 もちろん、これを読んでいる皆さんの推測どおり、この情報は全くのガセで、鉄道駅こそないものの、沼津港や清水港から船はあるし、修善寺からバスもあるので戸田の人の往来は頻繁でした。海水浴場には海の家や屋台が出ていましたが、働いているのは怖そうなお兄さんとオバチャン。僅かにいる若い娘はヤンキーのお姉さんでした。

 

 当然ですが出会いなんぞ、1mmたりともありません。二泊三日の旅行中、ガセ情報を持ってきた友人を幾度か責めつつ、浜辺で泳いで昼寝して、それなりに楽しんで帰ってきました。こんな不確かな情報で、電車やバスを乗り継いで戸田まで行ったのは、やはり若さですね。

 

あれから時は流れ、再び戸田を訪れて、当時の海水浴場に行ってみましたが、ほとんど変わらぬ風景。

 

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海水浴場から、ほど近い場所に戸田造船郷土資料博物館があり、そこを見学して、例のガセ情報のルーツがわかりました。

 

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 嘉永7年(1854年)10月、ロシア皇帝ニコライ1世の命を受けて日本との国交交渉をすべく、下田に入港した帝政ロシア海軍のプチャーチン提督は、安政の大地震による津波と、その後の強風で、自らの船、ディアナ号を失います。プチャーチン一行の総勢約500名は戸田に留まり、ロシアに帰るための船を作ることにし、地元の船大工に協力してもらって三ヶ月で100トンの帆船「ヘダ号」を完成させます。

 

 このヘダ号は我が国で初めての洋式船舶でした。プチャーチンは、この船で見事に帰国を果たし、船が小さかったため乗り切れなかった乗員たちもドイツとアメリカの船で帰国をします。

 

 まるで、小説や映画のような話ですが、おそらく、この話が歪んで伝わって、120余年の月日を経て、昭和50年代に若人三人が騙されたわけか、と納得でした。

 

戸田には、かわいい猫が多く、Y氏曰く、「プチャーチン提督のペットだった猫の末裔ですわぁ!」

 

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Y氏、猫好きですが、元TVマンなので、血液の代わりにウソ液が流れています。

 

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資料博物館の裏にあった千石船の四爪錨と謎の球体。たぶん、米軍が戦時中、敷設した機雷?

 

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締めは、縁起物の赤富士で。これを拝めば、あなたの運気が開けます。

 

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