GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

カテゴリ: 心惹かれる食べ物


 以前の職場の模型店に行く用事があり市川へ。せっかく来たのだからと、トンカツ屋のカツトラに久々に行きました。 

 まだ市川にいたときは、トンカツが食べたくなると寄っていました。お店の佇まいは以前と変わらず。カウンター席のみですが、昨今の新型コロナウイルス感染防止策で厨房とカウンターの間にクリアビニールのシートがあり、客席も2席おきにシールドが設置されていました。

 いつも、なににするか迷うのですが、今回は「厚切りロースカツ定食」を。
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 メニューに偽りなしの厚切りロース肉。これで1080円は絶対にお得です。

普通に食べても十分に美味しいですが、私は懐かしさがトッピングされて、最高の味わいでした。


 徳之島産の珈琲豆を使う喫茶店があります。お店の名前は「コーヒースマイル」で、場所は戦艦大和の慰霊塔がある犬田布岬です。

 慰霊塔に行く度に寄ろうと思うのですが、いつも店の前に入店を阻止する悪い二人組がおり、毎回、全然どいてくれないので果たせず。

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 今回、運良く不在だったので初めて入ることができました。

 店主の旦那さんである吉玉誠一さんが島内で珈琲農園をやっており、そこで収穫された珈琲豆を使って奥さんが徳之島コーヒーを提供している…と書いてしまうと簡単ですが、お話を伺うと大変なご苦労があったそうです。

 吉玉誠一さんは宮崎県の出身で珈琲農園をやりたくて徳之島に移住しました。珈琲の栽培に適しているのは北緯25度から南緯25度のコーヒーベルトと呼ばれる地域ですが、実は徳之島は、このエリアから北に外れています。しかし、吉玉さんは島内の植物層から栽培が可能ではないかと考え、最初は徳之島の気候に合った品種探しから始め、たまたま島内で観賞用に珈琲の木を植えていた方から苗木を分けてもらって農園はスタートしました。

 しかし、この苗木があまり実が生らない品種だったので、新たな苗木を探さねばならなくなったり、島内でサトウキビ栽培が盛んになると、そっちが儲かるからと借りていた農地を地主に追い出されたり。なんとか軌道に乗りかけた農園が台風で壊滅的打撃が受けるなど文字どおり苦労の連続の40余年だったそうです。

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 現在、吉玉さんの奥さんが切り盛りしている喫茶店も40年前から営業していましたが、前オーナーが引退するということで店名と共に引き継ぎ、2016年に改装して今の姿になりました。以前は季節限定だった徳之島コーヒーも収穫量が増え、最近は通年提供できるようになったそうです。

 さらに、2017年から味の素AGFや丸紅、町役場が一体となって「徳之島コーヒー栽培支援プロジェクト」始まり、徳之島での本格的なコーヒー栽培を支援してくれることになりました。「主人も75歳。もう10年早く、この話が来てくれれば、苦労が減って楽ができたかもね」と笑っていました。数年後、徳之島産のコーヒーが全国で飲めるようになるかもしれません。

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 犬田布岬に行く途中に道でヤギの親子が放し飼いに。人馴れしているのか車が傍を通っても逃げません。いろいろ気持ちが和んだ犬田布行きでした。


 徳之島で絶対に食べねばならないものは、島内のファミリーマートでしか買えない「巻きおむすび」です。以前は「巻きおに」と呼ばれていましたが、島民にも絶大な人気で、しばしば観光客と熾烈な争奪戦が繰り広げられます。

 今回も到着初日に、空港に近い店で6個も売っており「あれ?お昼を過ぎたとはいえ、6個も残っている。流石に以前ほどの人気はないのか」と思い、店内を見回すと、他のお客さんは、70代くらいの男性が週刊誌を立ち読みをしているだけ。到底6個を買い占めるとは思えず、つい油断し、先に飲み物を選んでいる隙に店内に入ってきた島民の主婦(4個)と高校生(2個)に見事にかっさらわれました。レジに並ぶ二人の背中が

「そこの観光客共、みすみす目の前で獲物を奪われるとは甘いわ。甘過ぎて話にならん。片腹痛いわ」

と語っていました。まさかの強襲とは…不覚でした。

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 翌朝、売っていたので迷わず買いました。宿で朝食を食べたばかりで全然、お腹が空いていなかったのですが、昨日の二の舞になんぞなるものですか!

 こうして争奪戦はエスカレートしていくんでしょうね。


 空港でレンタカーを借りて、午後1時過ぎに去年の夏に訪島したときに気になっていたジビエ料理を出す「ジビエカフェとうぐら」へ向かいます。ランチタイムが午後2時までですが、島内の道なんで渋滞などなく午後1時半前に到着しました。 車の温度計で外気温は28℃で完全に真夏です。

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 お店があるのは島北部の金見地区で観光名所のソテツトンネルのすぐ傍です。海に面した高台というロケーションなので、店内からの眺めは最高です。

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 ここではリュウキュウイノシシの肉を使ったジビエ料理が食べられます。リュウキュウイノシシは、本州、四国。九州に住む二ホンイノシシより小柄で、島では「シシ」と呼ばれています。島内で増殖中で、サトウキビや野菜など農作物の食害が深刻だそうで、この店で使われる肉は駆除した野生のシシです。

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 注文したのは「あまちゃん定食(1500円)」シシカツ、落花生ご飯、野菜天ぷら、酢の物、サラダ、味噌汁などがセットされた盛沢山な内容。盛り付けも御洒落です。

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 シシカツは獣臭さもなく、おいしくいただけました。



 先月、所属しているサークルの年次総会があり、会場が市ヶ谷のJICA地球ひろば でした。そこの二階にJ's cafeという週替わりで開発途上国のメニューを提供している食堂があり、昼食はそこに行きました。

 この日のメニューはスーダン風牛肉とオクラのピーナッツトマト煮。
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 注文してみましたが、スパイシーなのかと思いきや、全然、そんなことはなく、濃いめなミネストローネみたいな感じ。オクラもいいアクセントになっていました。

 J's cafeのエスニックメニューは1食あたり20円が難民救済に寄付されるので、微々たるものながら、食べて国際貢献ができます。


 

 
 御彼岸の墓参りで浅草の日輪寺に行ったので、昼飯は「天麩羅 多から家」で穴子と芝エビの天丼を食べました。

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 創業90年余の老舗で、店内も昭和の雰囲気そのまま。胡麻油の香りが食欲を湧き立てる昔ながらの天丼が食べられます。

 それにしても最近の浅草は、外国人旅行者だらけですね。なんだか年々、増えている気がします。以前は浅草寺仲見世通りに集中してて、お墓のあるお寺周辺で見ることは、まずなかったのに、最近は地元の方しか行かないような裏通りの食堂や古い喫茶店などでスマホで動画を撮りながら食事やお茶をしています。


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