GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

カテゴリ: 心惹かれる食べ物


「生協で大きなポーク玉子おむすびを売っていたけど、あれ前に高田さんが話していた徳之島や奄美大島で売っているヤツじゃないかな」
いつも髪を切りに行く美容室で、担当の美容師さんから情報を聞き、さっそく買いに行きました。
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 たしかに情報どおり「おおきな」「ポーク玉子おむすび」とパッケージに書いてあります。店内が撮影禁止だったので購入しました。2分弱ほどオーブントースターで焼いて海苔をパリパリにしてから頂きました。

 でもね、私が探しているのは薄焼き玉子で御飯を包み、それに大きなランチョンミートがのっているヤツでこれではありません。
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 たまに、これと鶏飯(けいはん)を食べに、オフシーズンの緩い奄美大島や徳之島に行きたくなります。


鯉、ニジマス、川エビ、イカ、タコ、カレイなど魚介の唐揚げは好物なのですが、ドムドムハンバーガーがカレイの唐揚げをバーガーにした「丸ごと!!カレイバーガー」を期間限定で販売中と聞き野田運河プラザ館店に食べに行きました。
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 1970年にダイエーが創業したドムドムハンバーガーは、日本初のハンバーガーチェーン店で、ダイエーの躍進と共に店舗数を伸ばしてきましたが、紆余曲折ありまして、現在はダイエーとは無関係なドムドムフードサービスが運営をしており、店舗数は全国で27店に。昨年9月に日本最古の遊園地「浅草花やしき」に新規出店したことが話題になりました。

 千葉県内には4店と東京都や神奈川などと共に店舗が多いのですが、自宅から一番近いのは野田運河プラザ館店で、実は宗教法人「霊波之光」の本部敷地内にあります。

 東部野田線運河駅で降りて徒歩5分ほどで霊波之光本部に到着。入口に立っている教団の白い作務衣姿の方に「信者ではないけどドムドムバーガーを利用したいので中に入れますか?」と尋ねると「どうぞ。誰でも入れますよ。中に誘導の者がおりますので詳しい場所は案内してもらってください」と笑顔で。

 びっくりするくらい広い敷地内は入口の撮影スポット以外は撮影禁止。中に入ると政治家の自宅前に立つ警官詰所みたいなボックスがあり、白い作務衣の女性(信者さんでボランティアの誘導スタッフ)がドムドムバーガーまで案内してくれました。途中、すれ違う信者さんや教団スタッフの方から次々と「こんにちは!」と元気一杯に挨拶されるのでビビりましたが、挨拶に重きをおく教えですからとのこと。
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 ドムドムハンバーガーは敷地内のプラザ館という建物内のフードコートにあり、肝心のカレイバーガーは店頭のフライヤー画像に噓偽りなしのバンズからはみ出すほど大きなカレイの唐揚げが揚げたてで、ソースの相性も良く美味しかったです。
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 白状すると失礼ながら、敷地内で教団の白い作務衣姿の信者を見てから頭の中でTRICKのテーマソングと阿部寛演じる上田次郎教授の「なぜベストを尽くさないのか!」「こいつは3776番助手の山田奈緒子です」と仲間由紀恵演じる山田奈緒子の「つるとまるとお見通しだ!」「にゃー」がエンドレスでループしてましたが、フードコートの席には信者さんたち以外にも隣接する東京理科大の学生と思われる若い男性や嫁の不満を愚痴っている御近所のオバさんグループが食事をしており安堵。ハンバーガーを食べ終わる頃にはテーマ曲も上田次郎も山田奈緒子も消えていました。非日常メニューを非日常空間で食べられて楽しい一日でした。 


 体内の紅ショウガ天数値が低下してきたので、日暮里の「一由そば」に行き、ゲソ天&紅ショウガ天そばを食べて補給を。関東地方で紅ショウガ天は珍しく、手軽に食べられるのは、こことチェーン店の富士そばくらいです。
 私は千葉県市川市生まれですが、祖父が和歌山県出身で大阪の橋梁会社に勤めており、1936年に東京支店に転勤してからの関東住民です。すでに三世代、85年が経過したものの、すき焼きに割り下は使わない、オデンに牛スジ串は入るけどチクワブはなし、ところてんは黒蜜、肉ジャガは牛肉など今でも食生活に僅かながら西側社会の名残があり、紅ショウガ天もその一つです。

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 不思議なことに祖父は好物だったのに、なぜか父は嫌い。そして隔世遺伝で私は好きなのですが、二人の娘たちは全く食べる習慣がありません。私の代で途絶えてしまうか?はたまた再度の隔世遺伝で娘たちの子供世代は引き継いでくれるのか?楽しみであります。


 かつて奄美大島や徳之島には「エブリワン」という九州南部や沖縄を中心に展開していたコンビニエンスストアがありました。一部の揚げ物以外の総菜や弁当など全てをセントラルキッチンで調理し配送する大手コンビニチェーンとは異なり、オニギリや弁当、総菜、パン、ドーナッツなどを各店舗で調理しており、しかも、どれも美味しく、中でも絶対に外せないメニューが「巻きおに」ことスパム玉子巻きオニギリでした。

 2015年にファミリーマートに買収されると、九州や沖縄にあった店舗は店内調理商品が廃止となりましたが、奄美大島と徳之島は離島という特殊事情が考慮されたのか継続し、スパム玉子巻きオニギリも「巻きおむすび」と名前を変えて今でも買うことができます。
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 徳之島では巻きおむすびの供給が不足気味のため島民と観光客で壮絶な奪い合いをしており、私も幾度か煮え湯を飲まされたので、以来、見つけたら満腹でも買うを鉄則にしました。

 今回の奄美大島でも、その感覚で見つけたら買うをやっていたら奥さんから「さっき昼御飯、食べたじゃない」と怒られて事情を説明すると「でも(奄美のファミマでは)どこでも売っているよ」と。

 そうなんです。実は奄美のファミマでは、徳之島で経験した巻きおむすび売り場周辺に漂う「買うか買われるか」の邪悪なオーラが全くなく、島民の方にも観光客なんぞに食わせるものか、見つけたら即レジに走ったるぞ!という独特の緊張感も殺気もないのです。

 何回か寄るうちに、巻きおむすびをこまめに補充していることに気づきました。どうも商品補充のやり方が徳之島のファミマと根本的に異なっているためか、争奪戦自体、存在しないようです。


 あと、今回の旅行で発見した「サンドおむすび」。巻きおむすびでは上部に1枚だったスパムを二枚とし、間にツナマヨをサンドした逸品。一個食べれば一食分のボリュームでした。
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 どこかの食堂やレストランで巻きおむすびやサンドおむすび、再現して売ってくれませんかね?絶対に売れると思うんだけど。


「義弟の葬儀で新潟に行ってきた」と話すと結構な確率で「万代シティバスセンターのカレーは食べましたか?」と尋ねられます。実は今回、一緒に葬儀に参列した長女と「帰りの新幹線に乗る前にバスセンターのカレーを食べよう」と誓い合っていたのですが(次女と奥さんは全く興味なし)、親族故に予定がビッシリで、新潟駅に着いたときは新幹線の発車時刻まで30分で到底、バスセンターに行ってカレーなんか食ってる余裕なんぞありません。
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 諦めて駅の売店でレトルトを買いました。
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 昔懐かしい町のそば店のウドン粉カレーかと思ったら、想像よりスパイシーでした。本物は次回の課題としたいですが、故人が無神論・無宗教なので一周忌とか三回忌法要とかないんですよね。
 


 ガッツリと牛肉を食べたかったので、秋葉原のステーキマックスへ。300gのステーキに唐揚げが付け合わせでライス、スープもセットで税込み1100円。
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 鉄板の下に着火された固形燃料があり、ステーキはレアの状態で提供され、すぐ消せばレア、しばらく置けばミディアム
→ウェルダンとなります。

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 コーラがドリンクサーバーからジョロジョロではなく、瓶で100円だったので思わず注文しました。

 赤身肉は大好きなので満足でした。また行きます。

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