GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

カテゴリ: 自動車


 工房に来た方にはお馴染みの送迎車を1年点検に出しました。ボディはFRP製ですが、中身は日産のマーチの1500ccなんで、地元のディーラーで点検・整備してもらえます…とは聞いていたものの本当に引き受けてくれるんかいな?と、ちょっと不安でした。

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 今回、初めて地元ディーラーに行きましたが扱いは光岡自動車のビュートと同じなので、全く問題なく引き受けていただきました。エンジンや足回りは異常なしで、御約束のオイル交換、エアクリーナー交換に加えて、アクセル・ワイヤーを調整してもらったら街中で扱い易くなりました。リコールがあったときに通知も届くようにユーザー登録も済ませました。やはり、ディーラーとは仲良くしておくと吉ですね。





 流山街道で
、たまに日産フィガロを見るので「この沿道にオーナーさんがいるのかな?」と思っていました。コンビニ帰りに、いつもと違う道を通ったら自宅の近所にいました!

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 フィガロは一時期、イギリスで人気となり、かなりの台数の中古車が輸出されたそうです。これとパオは1/24のプラモデルが欲しい~!


千葉方面に出掛けた帰り、幹線道路沿いの大きな喫茶店に寄ったら、駐車場にイイ感じのシトロエン2CVがいました。

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再塗装だと思いますが車体色やホイールもイイですね。

店内でオーナーさんを捜しましたが、結構、混んでいて、わからなかったです。

こういう車に乗ると、毎日が楽しいでしょうね。

 仕事をしていたら、ゴゥン、ゴロロロ~とフェラーリやポルシェとは異なる独特のエンジン音が聞こえたので外を見たら、こ、これはコブラ427では? 

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 エンジン音はフォードV8
ぽかったですが、実車の残存数を考えるとレプリカでしょうね。現在、シェルビー自身がFRPボディながら復刻版コブラ427を作っているし、過去にもエンジンを含めて、本物を忠実に再現し、銘品と称えられたレプリカもあります。

 それにしても、重低音のアイドリングから走り出した後のゴゥーーーン、ゴオオオの咆哮は、かなり響きました。たとえレプリカでも目と耳の良い保養です。
 
 興奮醒めやらぬまま、ストックの山から、SMTS 1/24 コブラ427のフルメタルキットを引っ張り出してきて、しばし鑑賞。

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 模型は作ってナンボですが、眺めるだけで、気持ちが豊かになる製品ってありますよね。私にとって、このキットは、そんな中の一つです。


数日前、ウクライナから小包が届きました。今、話題の国なので、到着まで時間は掛ったものの無事に到着しました。

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中身は、日本でもお馴染みのディアゴスティーニがロシアやウクライナで売っている
ソ連の伝説の自動車シリーズ」のLuAZ-967水陸両用車とZAZ-965A「ザポロジェッツ」です。

1/43のミニカーとパンフレット程度の実車解説の冊子がセットになっています。

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 もう時効ですが2006年、あるロシア人から、LuAZ-967のプラモデルを出したいので設計をやってもらえないか?との打診がありました。お金持ちの友人がスポンサーになってくれて、新しい模型メーカーを興すので、その第一弾にしたいという話でした。

 個人的には、もの凄く興味があったのですが、当時は文字どおり1/35のAFVプラモが桁違いに売れてまくっており、既に、いくつもの仕事を抱えていた状態だったのでスケジュール的に無理だと御断りしました。

 結局、今日に至るまで、LuAZ-967水陸両用車のプラモデルは出ていないし、それを予告した新興模型メーカーも聞かないので、計画自体が頓挫したのだと思いますが、仮に実現したとしても、このアイテムが第一弾ですから、メーカーとして存続できたか甚だ疑問があります。ちなみに第二弾はGAZ-46水陸両用車を出したいと語っていました。

 ただ、それ以来、実車が気になり、レジンキットでも出ないかな?と思っていたらミニカーがあると知り在庫を持っていたウクライナの店に注文した次第です。

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 実車の雰囲気から、バモス・ホンダ程度の大きさかと思っていたら、ずっと大きくて、ちょっと驚きました。最近、トランペッターが、ソ連/ロシアの車両を出しまくっているので、もしかしたら、近い将来、プラモ化されるかもしれません。

 一方のZAZ-965A「ザポロジェッツ」は、良く言えばフィアット600にインスパイアされた。
ストレートに言えば、デザインを拝借してアレンジした車です。

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 ZAZ-965/965Aは、1962年から69年まで32万台以上が生産された名実ともにソ連の大衆車ですが、車としては最低レベルの性能でしかなく東独のトラバントみたいな存在です。

 生産終了から20年以上も経ったソ連崩壊時、モスクワの街を元気に走る姿を見て、絶対に乗りたくないもののデザインは好きです。ズヴェズダ辺りから、1/24のプラモデルが出ると嬉しいのですが…


 今日、不思議な車が停まっていました。最初に見たときは、お~、光岡自動車のビュートかと思いました。 光岡のビュートは、日産マーチを英国のジャグワーMk.II風にした改造車です。新松戸~南流山界隈は柏市に販売店があるからか、以前に住んでいた市川市より遭遇率は上がりました。

 少し前、ラピタという雑誌を古書でまとめて入手したのですが、その中に光岡自動車の社史を紹介した連載があり、ビュート誕生のエピソードも紹介されていました。もともとは高級住宅街に住む主婦用のセカンドカーとして企画されたものの、販売を開始すると、全国的な大ヒットとなり、とうとう光岡自動車を代表する車種となったそうです。

さて、この車、顔はジャグワーMk.II似のビュートなのですが…

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ビュートの特徴でもある突き出たトランクがなく、ハッチになっています。


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光岡には、ビュートのバリエーションで、トランクがない「キュート」という車種がありました。

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でも、キュートは5ドアですが、この車は3ドアでした。

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べース車のマーチの関係上、こうなったのでしょうか?謎です。




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