GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

カテゴリ: 微妙かな?


 
自宅の近所に千葉県が設置した「ごみ捨て禁止」の看板があります。失敗した岩明均タッチの女子高生が左の犬に向かって、かなりの量のゴミを投棄しています。なぜか犬と女子高生で画のタッチが違います。
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んで、今日、ブロ友の馬鹿模型番長さんから頂いた写真。こちらは国土交通省が山梨県に設置した看板ですが、主婦らしき女性がゴミを捨てた先には、やはり犬。看板に書かれた注意は、上の千葉県のものと全く同じ。


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「ごみ捨て禁止看板のモチーフは、犬と女性のみと定める」

みたいな通達でもあるんですかね?


近所のホームセンターのペット用品売り場にありました。熱帯魚や金魚の水槽に沈めるアクセサリーですが、なぜか戦車、しかも、米軍のM26パーシングっぽい…

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 ぱっと見で、タミヤやドラゴンのプラモデルを原型にして加工したのかな?と思いましたが、どうも、新規に作り興しのようです。右は砲身や機銃は折れ、キューポラのハッチも破損しており、商品としてはNGですが、沈没戦車としてなら、これは、これでアリな気もします。


社会主義国ソ連の企業は、全てが国営で党と政府が決める経済計画に基づき運営されていました。ソ連の官僚や役人連中は軍事や重工業、国威発揚のためのスポーツ振興、宇宙開発などには、予算を注いだものの国民生活は犠牲となり、国営商店は慢性的な品不足で、時代遅れで低品質の品物が蔓延しました。

かくして経済は停滞し、社会全体が閉塞状況へと。これを打破すべく、ソ連時代末期のゴルバチョフ政権下では、「コーペラチーブ」という私企業の経営が認められました。簡単に言えば、別荘の農園で栽培した作物や器用な人が日曜大工で作った家具などを自由に売って稼いでもOKとなったのです。

実は政府が公認する前から、ソ連国民は勤務先の工場の機械を勝手に使って、市場にない商品を作ったり、本業以外に仕事を持ったりして、秘かに商売をしていました。西側の言う闇経済です。

今回、紹介するALFA(アルファ)の1/72 Mig-3もそういう時代の代物です。


「珍しいソ連製プラモデルがあるけど、興味はあるか?」

模型店時代、ソ連や東欧の製品を精力的に扱っていたのですが、この製品を売り込んできたのは、ロシア人ではなくチェコ人でした。


「国営製品ではなく、ソ連の個人経営のプラモデルメーカーだ」

「厳密に言えばソ連では非合法だから製造者は言えない」

「闇製品なんで箱はない」

とのことでした。どういう金型を使っているのか質問しましたが、

「秘密だ。西側の連中が思い付かないような方法だ」
とのことで具体的な内容は不明ですが、たぶん、簡易インジェクションだと思います。原型を製作して、それを反転して金型を製作したようですが、原型そのものは悪くないものの、とにかく金型技術が低く全体的にダルい印象です。

キャノピーはバキュームフォームではなく、一応、インジェクション製ですが氷砂糖そのものです。

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プロペラはブレード形状がどうとか、エッジが云々というレベルではありません。

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脚や操縦席、脚カバーは、ランナーに付いていますが、厚いバリに覆われていて、
カーボン冷凍されたハン・ソロみたいになっています。

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裏面はこんな感じ。

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「おい、裏面の写真に髪の毛が写り込んでいるぞ。撮影前に注意しろよ!」

と思われた人も多いと思いますが、これは私の髪ではなく、製造者のもの。それが成型品の中に埋まり込んでいます。この髪をFSB(旧KGB)がDNA鑑定すれば、当時の関係者が判明します(たぶん)


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ALFAは、その後、スホーイSu-2、ヤコヴレフYak-4、Yak-6を同じ手法で発売しました。Su-2以降、インストが付くようになりました。

日本での反応ですが、まず模型会社の社員の方が買ってくれました。その他は、一部のコレクターが高い関心を持ってくれたものの、モデラーの多くは現物を見ると尻ごみする上、入荷が不安定だったので、大々的に広告も出せず、結局、ひっそりと売って終わった感じです。


ソ連崩壊後、ALFAは、ちゃんとしたインジェクションキットメーカーとなり、1/72のYak-6とLagg-3を発売しましたが、最近の動向は不明です。



 今日、不思議な車が停まっていました。最初に見たときは、お~、光岡自動車のビュートかと思いました。 光岡のビュートは、日産マーチを英国のジャグワーMk.II風にした改造車です。新松戸~南流山界隈は柏市に販売店があるからか、以前に住んでいた市川市より遭遇率は上がりました。

 少し前、ラピタという雑誌を古書でまとめて入手したのですが、その中に光岡自動車の社史を紹介した連載があり、ビュート誕生のエピソードも紹介されていました。もともとは高級住宅街に住む主婦用のセカンドカーとして企画されたものの、販売を開始すると、全国的な大ヒットとなり、とうとう光岡自動車を代表する車種となったそうです。

さて、この車、顔はジャグワーMk.II似のビュートなのですが…

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ビュートの特徴でもある突き出たトランクがなく、ハッチになっています。


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光岡には、ビュートのバリエーションで、トランクがない「キュート」という車種がありました。

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でも、キュートは5ドアですが、この車は3ドアでした。

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べース車のマーチの関係上、こうなったのでしょうか?謎です。





この前、Yさんと福島に行ったときに買いました。

会津磐梯山 大噴火カレー」

梅図かずお先生の漂流教室風のパッケージです。

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これまで、この手の観光地カレーには、散々、ガッカリさせられましたが今回は具が観光地の特産品に頼らず、辛さでアピールしている点に魅かれました。

超辛ですよ、超辛!

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箱裏の注意書きもなかなか

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んで、中身は、豚挽肉カレーです。

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肝心の味は、辛いは辛いけど、超辛というほどではありませんね

なんか普通のレトルトカレーCoCo壱番屋のテーブルにある辛味スパイスを多めに入れた感じで、あんまりコクとかありません。観光地カレーとしてはおもしろいですが、じゃあ、普通のレトルトカレーと比べるとどうよ?と問われると返事にこまります。

具に頼る以外でも、観光地カレーの途はあるという事で…

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