今日はロシアの対独戦勝記念日です。
ロシアでは国民祝日になっています。

 

1945年の今日、ドイツが降伏文書に署名し、
第二次大戦のヨーロッパ戦が正式に終結しました。

 

盛大な軍事パレードが行われた1995年の対独戦勝50周年記念式典、
その5年後の2000年の55周年記念式典の見物に行きました。

 

ソ連時代に軍事パレードと言えば、赤の広場での戦車行進が有名でしたが、
1995年の対独戦勝50周年記念式典の軍事パレードは、
郊外のポクロンナヤの勝利記念公園脇の街道で行われました。

 

帝政時代に赤の広場入り口にあった門が、ソ連崩壊後に復元されたため、
戦車の入場が困難となったためと言われていました。

 

「門が云々は真っ赤な嘘で、クーデターを恐れて、市の中心部には、
戦車を入れさせない政府の方針だ」

 

と、モスクワに住む人は言っていましたが、
2008年から、再び赤の広場で軍事パレードが行われ、
ちゃんと戦車や自走砲などが走っているので、
門の復元説は怪しいです。

 

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対独戦勝50周年記念式典の軍事パレードは、
国威誇示のため、ものすごく迫力があり、
沿道で手を振るモスクワっ子も大興奮をしていました。

 

今年で65周年、あれから15年、私も年を取るわけです。
第二次大戦が終わり、冷戦を経て、ソ連崩壊。
そして、現在、世界不況。歴史はどんどん流れていきます。

 

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写真はクレムリン裏手にある無名戦士の墓。今でも献花が絶えません。
いつの時代も一番犠牲となるのは、名もない市民たちです。