GUMKA工房記

武蔵野線新松戸~南流山の中間辺りにあるGUMKAミニチュアの備忘録を兼ねたブログです。

カテゴリ: 鹿児島県


  三泊四日の徳之島旅行の最終日、一緒に来たメンバーは飛行機で帰りますが、私は亀徳(徳之島)ー鹿児島新港のフェリーに乗ることにしました。

 私事ですが昨年12月上旬、義父が急逝しました。義父は奄美大島生まれで、大勢の親戚が鹿児島から葬儀に参列してくれました。そのとき、たまたま奥さんの従兄に「1月に徳之島に行くけど、帰路はフェリーにしようか検討中です」と話したところ、絶対にフェリーがいいですよ。今のフェリーは8000トン級でスタビライザーも装備しているので、昔と違ってほとんど揺れないし、徳之島は亀徳港を夕方に出るので、晴れていれば船上から海に沈む夕日が見られる。夕日を見て、食堂でウドンでも食べて、缶ビール飲んで気持ちよくなって、目が覚めたら鹿児島ですよ…と強く推されたので12月末に予約をしました。

 徳之島ー鹿児島間は飛行機なら一時間ほどですがフェリーだと15時間。昔なら時間がもったいないので絶対に選択することはなかったですが、サラリーマンなら定年の年齢となり、のんびりした旅行がしたくなりました。船室は雑魚寝の大部屋でなく、2等寝台個室を予約しましたが、意外にも料金は飛行機と大差なかったです。
025m

 フェリーの出港は17:00なので一時間前に港へ。予約券と乗船券を引き換えて待合室でのんびりと待ちます。フェリー会社の方に「今日は揺れそうですか?」と尋ねると「波の高さが4mを超すと、かなり揺れるんですが、今日は予報では3~3.5mだから、そこまでではないでしょう」との微妙なニュアンスの回答。

 乗降客の多い鹿児島新港や奄美大島の名瀬港にはボーディング・ブリッジがあり、船とターミナルが連結され、楽に乗下船できますが、徳之島の亀徳港にゃ、そんなリッチな装備はないので通常は船体側面のタラップ階段を登って乗船します。荷物が多いときやお年寄り、妊婦さんにはキツイです。

 フェリーが入港するとスタッフが待合室に来て「今日は湾内の波が高く船体の揺れが激しいので、(乗船用の)タラップからでなく、後方乗船となります。あらかじめ御了承ください」との説明がありました。乗り慣れている風の島民の方から「ヤバい」「今日は、とっとっと寝よう」の声がありましたが、後方乗船はヤバさとしては軽めで、もっと波が高いと島の反対側の平戸野港への入港となり、本当にヤバいと運休になるそうです。念のために予め用意しておいた酔い止め薬を飲みました。
IMG_0237m

 乗船は普段なら自動車やコンテナが入る後方ランプから。

IMG_0246m

 乗り込む際、後ろに並んでいた同年代の島民から「なあなあ、なんで、この入り口をランプっていうか知っている?」と急に話し掛けられます。知らないと返事したら「ランディング・プレート(Landing plate)の略なんだよ」とちょっと自慢げに語ってましたが真偽は不明です。
 
 全員が乗船し、コンテナの積み降ろしが終わると出港です。

IMG_0255m

IMG_0265m

 残念ながら曇天で夕日を見ることはできなかったですが、島が段々と遠のいて小さくなり、最後は見えなくなる光景は飛行機では味わえません。これだけでもフェリーにして良かったなと思いました。
 
R1056198

 
IMG_0280m

IMG_0272m

 2等寝台個室は二畳ほどの広さでベッドの他に机とTVがありました。徳之島や奄美大島が近いうちは地上波放送が入りましたが、洋上だとBSのみ。船内Wi-Fiもありますが、回線状況は、あまり良くなかったです。

 17:30になると食堂がオープンします。昼食が遅めで、それほどお腹は空いていなかったのですが、僅か30分だけの営業時間なので、とりあえず沖縄そばを注文しました。
R1056191

IMG_0268m

 実はレンタカーを返す直前、最後に寄ったファミマで巻きオニギリを売ってまして。最後の2個だったので躊躇せずに買い、夜食の確保ができていたので沖縄そばで十分でした。

R1056171

IMG_0189

 21:00に奄美大島に到着。もうすっかり真っ暗です。乗船用のボーディング・ブリッジが見えます。

IMG_0282m

 奄美大島を出発して間もなく、従兄の言葉とは裏腹にフェリーが砕氷船の如く上下動を始め、通路も手摺を掴まないと歩けなくなり、仕方なく部屋で横になっていました。結局、そのまま寝たのですが、揺れ大きく、途中、何度か目を覚ましました。
 
mmk

 翌朝、鹿児島に近づくと桜島が見えました。義父が生前、千葉は火山灰が降らないだけでありがたいと言ってましたが、もうもうと上がり続ける噴煙を見ると「なるほどな」と納得です。季節風の関係で夏は、もろに鹿児島市内に灰が降るそうです。

 鹿児島新港には定刻どおり8:30に到着しました。船を降りた後も一日中、身体が上下に揺れていました。

 


 徳之島で絶対に食べねばならないものは、島内のファミリーマートでしか買えない「巻きおむすび」です。以前は「巻きおに」と呼ばれていましたが、島民にも絶大な人気で、しばしば観光客と熾烈な争奪戦が繰り広げられます。

 今回も到着初日に、空港に近い店で6個も売っており「あれ?お昼を過ぎたとはいえ、6個も残っている。流石に以前ほどの人気はないのか」と思い、店内を見回すと、他のお客さんは、70代くらいの男性が週刊誌を立ち読みをしているだけ。到底6個を買い占めるとは思えず、つい油断し、先に飲み物を選んでいる隙に店内に入ってきた島民の主婦(4個)と高校生(2個)に見事にかっさらわれました。レジに並ぶ二人の背中が

「そこの観光客共、みすみす目の前で獲物を奪われるとは甘いわ。甘過ぎて話にならん。片腹痛いわ」

と語っていました。まさかの強襲とは…不覚でした。

IMG_0137

 翌朝、売っていたので迷わず買いました。宿で朝食を食べたばかりで全然、お腹が空いていなかったのですが、昨日の二の舞になんぞなるものですか!

 こうして争奪戦はエスカレートしていくんでしょうね。


 1月25日の早朝5時半前につくばエクスプレス線の南流山駅を出発して、八潮駅前から高速バスに乗り羽田空港へ。

IMG_0062

 高速バスに乗る前に何かお腹に入れようと思い、八潮駅周辺で朝食が食べられる24時間営業のファストフード店を検索したのですが、マック、富士そば、吉野家、松屋など何もなし。仕方ないのでそのままバスに。

 8時15分発の飛行機で鹿児島へ。途中、機窓から見えた富士山が綺麗でした。

IMG_0067

 鹿児島空港では、徳之島便の乗り継ぎまで時間があったので、大空食堂にて朝食に鶏飯バイキングを。お腹が空いていたので二杯頂きました。

IMG_0069

 食後、11:00発の種子島行きの便が天候不良のため欠航になるというアナウンスが。羽田の荷物預けカウンターで「本日は悪天候の予報が出ているので、徳之島行の便は条件付き発着となりますので、予め御了承ください」と謎の呪文を言われたけど、なるほど、こういうことだったのかと納得。


IMG_0073
 
 幸い徳之島上空は快晴だったので、11:35発の徳之島行きの便は予定どおり運行。エンブライエル170に乗り12:40に到着。海が綺麗なこと。

P1250011


IMG_0076

 この日の徳之島の気温は真夏のような25℃超え。鹿児島とは10℃以上も違うので、慌てて上着やセーターを脱ぎました。例年、冬でも月に1日か2日、20℃を超す日がありますが、22日から4日連続の20℃超え。いくら南国徳之島とはいえ異常気象だそうです。

 去年の夏、野外観察旅行で訪れた徳之島ですが、今回は仲間同士の気楽な旅行です。いつもは忘年会旅行ですが、今年は少し日程を遅らせて新年会旅行としました。観光地ズレしていない徳之島で心と身体を癒します。


 

 8月1日から4日まで夏季休暇をとり、奄美群島の徳之島に行ってきました。これまで何度か訪問したことのある徳之島ですがオフシーズンの冬ばかりで、夏に行くのは初めてです。
 
イメージ 1
 
 今回も6月に台湾に行った野外観察のベテランの方々+1組の御夫婦と御一緒させていただきました。
 
 残念ながら天候には恵まれず、到着日から豪雨で、初日の夜間観察は、傘を差していたにも関わらず、パンツまでずぶ濡れになり、せっかく豊洲で買った長靴も雨が入りこんでズブズブ状態でした。

 町中はともかく、山道や郊外の道は大量の雨が降ると容易に川のようになり、赤土が流れ出して、川やダム湖が真っ茶色になり、島の自然の凄さを痛感しました。

イメージ 2
                     
 ただ、野外観察に関しては収穫が多く、イボイモリ、オビトカゲモドキヒメハブ、バーバートカゲ、アマミハナサキガエル、オオシママイマイオカヤドカリアカショウビンアカヒゲリュウキュウイノシシなど多くの島固有の生物を見ることができました。
 
イメージ 3
                              日光浴をするバーバートカゲ
 
イメージ 4
                         無毒ながら、すぐに噛んでくるアカマタ
 
イメージ 5
                              通常より体色が薄いヒメハブ
 
イメージ 6
                          徳之島の固有種のオビトカゲモドキ
 
イメージ 7
                     徳之島と奄美大島の固有種アマミハナサキガエル
 
イメージ 8
                                   オオシママイマイ
 
 特に生きた化石と言われるイボイモリは、本来は夜行性なのに、雨上がりの昼間に舗装路をノソノソと歩いており、照明機材を使わずに写真が撮れて感動ものでした。やはり、生き物を見るなら夏ですね。
 
イメージ 9
 
 
 最終日は晴れて、泊まった宿から、きれいな青い海を見ることができました。
 
イメージ 10
 
 
 初日から、こうだったら良かったのですが、冬とは全く異なる徳之島を体感できたので楽しかったです。

 徳之島に滞在中は、生憎と曇天が多かったのですが、時折、晴れ間が覗くと海の色が一気にブルーに変わります。島の観光シーズンは4月から9月のため、12月は完全にオフシーズンとなり、どこもガラガラ。
 
 キレイなビーチも貸し切り状態でしたが、40~50代のおっさんグループなんで「キレイだね~」「誰もいないね」「夏は混むんだろうね」で終わりです。
 
イメージ 1
 
 
イメージ 2
 
 前回、訪問した戦艦大和の慰霊塔にも行きました。
 
イメージ 3
 
イメージ 5
 
 びっくりしたのは、夜、山あいの道を車で走っていたら、なんと道の真ん中に天然記念物のアマミノクロウサギが!山沿いの道路では「アマミノクロウサギに注意」の看板があっちこっちに立っていましたが、島内に200~300匹程度しかいないので驚きました。去るまで車を止めて待ちましたが、とにかく、可愛いかったです。
 
 
イメージ 4
 
 結局、滞在中に合計三匹のクロウサギを見られたので、とってもラッキーでしたが、いずれも路上だったので、自動車に轢かれる事故が多いのに納得でした。徳之島の山沿いの夜道を走るときは要注意ですね。
 
 

 
 恒例の年末行事「おっさん忘年会旅行」ですが、2015年に続き再び徳之島に行きました。
 
 徳之島に決めた理由はいくつかありまして、まず、前回行ったとき、島全体の空気がユルく、宿泊施設や観光施設も良い意味で商売っ気がなく、観光ズレしていない点が好印象だったこと。

 現在、羽田ー徳之島間は、直行便のある奄美大島とは異なり、羽田ー鹿児島ー徳之島と乗り継いで行きます。鹿児島ー徳之島間は、長らくプロペラ機ボンバルディアDH-8が1日4便運行していて、二年前、我々もお世話になりましたが、今夏から小型ジェット機のエンブライエル170が導入されたため、DH-8は1日1便となり「乗れなくなる日が近いな」というメカ好きおっさん特有の焦燥感が盛り上がったことや島料理の「鶏飯(けいはん)」がまた食べたくなったことと、島民の生活を支えていた地元コンビニの「エブリワン」が全国チェーンのファミリーマートに吸収されたというニュースを聞き、エブリワンの「卵巻きおむすび」はどうなったのか確認したかったことなどでした。
 
 私事ですが、10月中旬頃から滅茶苦茶に忙しくなり、1日フルに休めたのは3日くらいという有様で、12月に入ってからは「もうすぐ徳之島だ!」と旅行を餌に自分を鼓舞していたので、羽田ー鹿児島便のシートで離陸を待っているときは最高の気分でした。

イメージ 1

 12月15日の午前中に羽田を出発して、鹿児島空港には正午頃に到着し、約1時間のトランジットがあって、待望のボンバルディアDH-8へ。

イメージ 2

 決して広いとは言えない客室ですが、絶え間ない振動と音が、一生懸命飛んでいるぞ感をビシビシと伝えてくれます。ただ、島民と思われるグループが搭乗前に待合所で「ジェット機だったら、もっと早く帰れた」「はずれの便だ」という内容の会話をしていたので、生活の足として使う方々には機種更新は当然で、プロペラ機を喜ぶのは観光客のノスタルジーでしかなのでしょう。


イメージ 3

 一時間余のフライトで目的地の徳之島に到着しました。二年前は到着したら22°もあって、暑くて上着とセーターを脱ぎましたが、今年は気温15°と関東地方の秋のような気候でした。

 レンタカー店のスタッフの方に「今日は、この季節としては寒いの?」と尋ねたところ「だいたい12月は、このくらいです。昨日、一昨日は雨が降って、もっと寒かったですよ」と言われ、どうやら二年前が異常だったみたいです。



2018年12月10日補記
日本エアコミューターのボンバルディアDH-8 Q400は、
2018年11月30日を以て全機が退役しました。

このページのトップヘ