GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

カテゴリ: 機内食


 香港航空は2001年に中富航空としてスタートした新しい航空会社で、5年後の2006年に今の社名に変更しました。昨年10月から成田ー香港路線を運航しており、今年の5月の出張のとき、初めて使ってみました。

 機材はボーイング737-800で、成田を夕方に出発し香港着は夜遅くでした。

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 成田発のメニューは、桜蕎麦、牛肉と玉葱の煮物、御飯、コーン抜きミックスベジタブル、パン、ミネラルウォーター、デザートでした。画面右下のミネラルウォーターの下にあるのは、蕎麦ツユです。
味・分量共にスタンダードな中華系航空会社の機内食です。

 成田を発ってから、中国語と英語で機内アナウンスがあり、機内エアコンのコントロールシステムが故障し、温度調整ができないと。一体、整備はどうなってんでしょう?

 ぐんぐん下がる機内温度。とにかく寒く上着を着て、客室乗務員から毛布をもらい耐えました。女性乗客の中には、足を抱えて毛布に包まっている方もおり、体調を崩した人もいたかも?

 香港国際空港に到着したときは、沖止めでバスが迎えに来たのですが機外に出たときの蒸すような暑さが無性に嬉しかったです。(笑)

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 香港発の帰国便のメニューは、桜蕎麦、牛肉と竹の子の炒め物、御飯、青菜とミニコーン、人参の茹で野菜、パン、ミネラルウォーター、デザートと、内容的には出発便と似たようなもんでしたが、香港ケータリングだけあって、味付けは完全に中華風。御飯も長粒米で、牛肉の炒め物との相性は良かったです。

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 機材はボーイング737-800で便名こそ違えど、出発便と同じ機体のようで、またもやエアコンが制御不能。ただ、往路と違うのは、冷えた後、暖房に切り替え、暖まったら、切るを繰り返していました。

 ちなみに私の席は、背もたれのロックが壊れており、座った瞬間、コントのように、後にガックンと。当然、別の席に移動でした。ちゃんと整備しておこうよ。余程の事情がないかぎり、この航空会社を使うことはないと思います。

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 前回に続き、帰国便の機内食を紹介します。往路の逆で香港ー台北ー成田という経路でした。香港ー台北間は、五目焼そば、ミネラルウォーター、スポンジケーキでした。焼そばには、ピリ辛味のソースが別袋で付いており、周囲の香港・台湾人乗客の様子を見ていると麺を半分くらい食べた後に、ソースを掛けて、二種類の味を楽しんでいるので、真似をしました。ちなみにソースのない方が、シンプルな味わいで美味しかったです。

 台北ー成田間は、エビサラダ、パン、バター、メインディッシュ、ナッツ入りスポンジケーキというメニュー。メインディッシュは、甘辛く味付けした豚肉飯とハムのホワイトソースパスタが選択できましたが、なぜか、付け合わせの茹で野菜は両方共、同じでした。パンが良く言えば、結構、柔らかく、悪く言えば、スカスカでした。

 香港人によれば、香港・台湾人乗客は、不味い機内食を食べさせると暴れたり、航空会社に苦情メールを沢山、送るので、中華系航空会社にとっては「安全性より機内食」が大事なんだそうです。(おいおい、本当なのかよ?!)

 那覇空港での火災爆発事故とか見ると、ちょっと笑えない冗談ですが、これまで、キャセイ・パシフィック、中華航空、香港ドラゴン航空、シンガポール航空の中華系航空会社に乗りましたが、米国系や国内某社のような「こりゃ、ダメだ、」という機内食には当たったことはありません。

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 今年5月の香港出張は、中華航空を使って成田ー台北ー香港という経路でした。那覇空港での火災爆発事故は記憶に新しいところですが、往復航空券の料金が燃料サージ、空港使用料込みで、
2万円に届かないという格安さに負けて選びました。

 成田ー台北間は、サーモンサラダ、パン、クラッカー、バター、チーズ、メインディッシュ、チーズケーキというメニュー。メインディッシュは、天丼とハンバーグが選択できましたが、天丼はかき揚げ丼でした。ハンバーグは結構、ボリュームがあり、付け合わせにフライドポテトと茹でニンジンが付いていました。

台北ー香港間は、イカ団子付きのビーフン、オレンジジュース、
スポンジケーキ。ビーフンにはピリ辛味の肉味噌が掛かっていました。

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 香港出張の際のキャセイ・パシフィック航空の機内食です。上は2008年1月21日の成田発・香港直行のCX521便のもの。メインは、牛肉と野菜の中華風炒めで、それにライス、温サラダ、パン、デザートにババロアが付いていました。ケータリングは成田なので、味は問題なし。もはや中年の私には、量的にも丁度良し。


 下は、同年1月25日の帰国便CX508便の機内食。中華味噌仕立ての牛肉と野菜炒め、ライス、マッシュポテト、海苔巻き、卵焼き、和風煮物、パンのセットで、デザートとして、食後にキンキンに凍ったチョコレートアイスバーが配られました。メインの味付けは、やや濃い目でしたが、長粒米のライスと絡めると、米が味噌味のソースを吸って丁度良い案配に。マッシュポテトは何の味もしないので、塩を掛けて食べました。

出発便では、柔らかなパンでしたが、こちらはフランスパンのように、やや硬め。ただしバターとの相性は良いです。

この後も2回ほど香港に行きましたが、そのときの機内食の写真は撮っていません。ゴメンナサイ。

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 写真整理をしていたら、2004年にフィンランドに行ったときの機内食の写真が出てきました。2004年8月24日の成田発モスクワ経由ローマ行きのアエロフロートSU584便で、モスクワでトランジットして、フィンランドのヘルシンキに行きました。

 機内食のメニューは昼食が、焼き鳥丼といなり寿司と海苔巻き、サラダ、パン、ロールケーキ。夕食がクロワッサン、ハム、サラダ、ババロアケーキ、シロップ漬けフルーツでした。成田ケータリングなので、味は問題なし。

 この時の旅行は、今でも忘れません。モスクワへの到着時刻の関係で、その日はトランジット用ホテルに1泊し、翌日の飛行機でヘルシンキに向かう旅程でしたが、モスクワの空港に到着すると、何やら雰囲気がおかしい。軍服姿の国境警備隊員や目つきの鋭い私服姿の治安要員が各所に配備されているのでアエロフロートの職員に、何かあったのかと尋ねたのですが「知らない」あるいは無視。

 モスクワ到着は現地時間の午後6時前でしたが「トランジット客は、ここで待て」という場所に、様々な国の乗客と一緒に放置されること3時間強。軍用犬を連れた国境警備隊員など、どんどん増えていき、絶対に普通でない空気が流れる中、突然、オバサンが1枚のリストを手に現れ、手続きが始まりました。

 順番に名前を呼ばれていくのですが、私のところで、いきなり「あなたのトランジットホテルは予約されていない」はいはい、オバサン、部屋がないはずの人物の名前がどうして、そのリストにあるわけ? 当然、これはオバサンが小遣い稼ぎがしたいので、嘘を言っています。次の台詞は「今、ここで現金支払いすれば、部屋は確保できる」あるいは「私の知り合いのホテルを紹介する」あたりでしょう。

 このパターンは、かの国では「こんにちわ、元気ですか?」程度のもんですから、旅行代理店からもらった領収書や予約確認書のコピーを渡し、ニッコリ笑って「これ、ドキュメントね。もう一度、リストを見てちょーだい」オバサン、一旦、裏に行くものの、僅か1~2分で戻って来て「部屋ありました」うん。それで良し。

 その後、バスに乗せられ、トランジットホテルに到着し、部屋の鍵を渡されました。私の後ろに並んでいたフランス人グループが、ホテルのフロント係から「あなたの部屋は予約されていない」と御約束の展開になっているのを尻目に部屋へ。

 TVニュースを見て、ようやく、この日、ロシア国内線の飛行機が爆弾テロで墜落したことが判明。
こういう情報なら教えてくれても問題ないだろうに、と思いながら床につきました。

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 前回、紹介したメニューは成田で積まれたので日本人の舌に合って当然だろうけど、肝心のモスクワでケータリングされた帰国便のメニューはどうよ?というわけで今回は、その疑問にお応えします。

 パリ発モスクワ経由成田行きのSU575便の2007年10月30日のメニューです。一番上の写真がモスクワを離陸して、約2時間後に配られる夕食。下2枚が、成田到着2時間前に出た朝食。

 夕食はビーフとチキンの選択で、写真はチキン。メインはチキンソテーで、茹コーンとライス、茹ブロッコリー添え。それにサラダ、パン二種類、チーズがセットされています。サラダは、レタスに赤ピーマン、ハム、茹で卵半身という内容。

 メインは、チキンもコーンもライスも味付けなし。良く言えば素材のままの味ですが、ここはセットされた胡椒と塩を振りかけます。チーズは、白カビに被われたカマンベールチーズ。パンは普通の丸いパンに加えて、黒パンが付くところがロシアらしいです。もちろんバターも付きます。昔はジャムもあり、それがおいしかったのですが、経費節減のためか、なくなっていました。

 朝食はパンケーキとオムレツの選択。これにパン、ヨーグルト、チーズ、レーズンケーキが付きます。私はオムレツを選びましたが、やはり味付けなし。再び塩と胡椒のお世話に。オムレツの中身は厚切りハムとキノコで、温トマト添え。ヨーグルトは甘さを抑えたクリミータイプで、アプリコット味。
レーズンケーキは生地はパンに近いもの。やはり、夕食同様、パンにはバターのみでジャムはなし。

パンケーキの写真は、隣席の方の御厚意で撮影させていただきました。ありがとうございました。

 成田に到着後、帰国便の食事の評価はツアーメンバーの中でも「素材の味がそのままで、おいしかった派」と「味付けはして欲しかった派」に二分でしたが、ほぼ全員が「おいしい」で一致した出発便と対照的な結果でした。

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