GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

カテゴリ: イベント


 長女に誘われ、東京ドームシティのギャラリーアーモで開催されている「粘土道20周年記念 片桐仁創作大百科展」に行ってきました。
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 片桐仁は小林賢太郎と共にコントユニットであるラーメンズとして活動していました。長女は高校生の頃から大ファンで、当初は小林賢太郎が好きから始まりましたが、片桐仁のユニークさに気付き、以来、ユニット全体のファンとなり、DVDを友人たちに貸しまくって布教活動したり、公演を見に行ったりしてました。休日は居間のTVで長女がDVDを見るので、コント中で片桐仁が歌う「♪ギリギリギリ、ジンジン、ギリギリジンジンジン、いつでもギリギリだ~♪」が耳に焼き付いてしまい、家族全員が口ずさむようになりました。

 残念ながら、2009年を最後にユニットとしての活動は休止となり、2020年に小林賢太郎が芸能界を引退し事実上の解散状態に。
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 片桐仁は芸人以外にも俳優や造形作家としても活躍していましたが、彼の20余年に渡る創作活動の全てが見られるのが今回の展示会です。ガンプラ好きで一時期、ホビージャパン誌で連載コーナーをもっていたので覚えている方もいるかと思います。当時、読者からガンプラのジャンクパーツを送ってもらって作った「宇宙要塞ア・バオア・ジーン」も展示されていました。
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 大きな物から小さな物まで、とにかく、すごい作品数で、じっくり見ると結構、時間が掛かります。発想力もさることながら、それを形にできる造形力や塗装技術も素晴らしいです。

 23日は世田谷区下北沢で開催された「東京AFVの会」へ。午前中、家族の用事があり、それが終わってから出掛けたので、会場に到着すると宮本監督の模型特撮についての講演が始まっておりました。


 本来なら3時間程の内容を1時間に詰めての濃縮講演でしたが「え!あんな素材で海面が?」とか綿を使ってリアルに見える爆発など、とても勉強になりました。


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 例年だと12月に開催でしたが、今年は一か月早いせいか、来場者がすごく多くて、大変な熱気でした。作品は単品が多かったですが個性豊かな各国のAFVの完成品がずらりと。

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 会場でも話題になっていましたが、今回、若い参加者の方が多く、しかも、みんな上手。今風の素材を使いこなしつつ、楽しんで作っている様子が感じられました。


 今回、個人的に最大のヒットは久々に副島博文氏のスクラッチ作品、しかも大好きなルノーNC(ルノー乙型)が見られたことでした。  


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 ホビージャパン誌1985年9月号に掲載された副島氏の八九式中戦車のスクラッチビルドは今でも忘れられません。

 

 

 今月25日から公開予定の「T-34 レジェンド・オブ・ウォー」の試写会に行きました。

 

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 野戦炊事車KP-42を牽引するGAZ-AAトラックから始まり、その後のT-34-76とIII号戦車との戦闘シーンは「これで一本撮ってくれ~!」と言いたくなる迫力。そして舞台は一気に1944年のドイツの捕虜収容所へと変わり…


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…見終わって改めて「鬼戦車T-34」は昭和の戦争人情映画の傑作だったなと痛感。配給元が敢えてリメイクと謳わないのに納得でした。

 

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 長女に勧められて、GINZA TANAKA本店(田中貴金属系列のジュエリー・アクセサリー専門店)のギャラリーで開催されている「はしもと みお彫刻展」へ。

 

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 ギャラリーには木彫りの猫や犬、羊、オランウータン、ワオキツネザル、アカミミガメ、イグアナなど多数が展示され、ほとんどの作品に触れることも可能です。リアルなタッチなのに、なぜか独特の温か味や可愛さがある不思議な作品でした。

 

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 こんな機会でもないと銀座の貴金属販売店に行くことはありませんが、入店するや、すぐにシニアなスタッフの方が「いらっしゃいませ。御来店ありがとうございます。本日はどのような御用命でございますか?」と笑顔で。


「いや、あの、はしもと みおさんの展覧会を…」と応えると


「ありがとうございます。奥のエレベーターで6階のギャラリーにお上がりくださいませ」


たった、これだけの会話に緊張するなんて、貧乏人は嫌ですね。

 

 展示会を記念して純金製の猫のミニチュアを販売していましたが、御値段は100万円を越えておりました。金額にビビって写真は撮り忘れました。


 28日は、幕張メッセで開催されたワンダーフェスティバルへ行きました。今までディーラーや企業ブースのサポートで参加してきましたが、今回は普通の御客さんとして会場へ。

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 事前にガイドブックを買って、目ぼしいアイテムをマークして、会場の各ブースに行くのですが、途中で思いがけない物を見つけて嬉しい散財をしたり、知り合いに声を掛けられ話し込んだり…

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 会場はいつもより、人が少なめに感じました。週末は台風が来ると言う情報が流れていたので、遠方から来る人が断念したり、当日の朝が土砂降りだったことも影響したのかもしれません。


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 会場で偶然、10年以上前に真冬のモスクワ~ペテルブルグを旅行した波多野さんと六鹿さんと再会でき、しばし当時の話で和み&盛り上がり。

「また、アイスクリーム食べたい!」

キエフスカヤ駅の傍のピザ屋、まだやっているかな?」

「どんだけ西側ナイズされたか確認せにゃならんから、今年辺り、行きますか?」

ということで意気投合。とりあえず情報集めて、お金も貯めよう!

てなわけで行ってよかったです。


 20日に開催されました東大戦史研主催の東京大学五月祭講演が無事に終了しました。御足労いただいた皆様、ありがとうございました。

 講演内容と使用するスライド画像の事前提出があったため、原稿を用意せねばならなんのですが、仕事の都合上、ホビーショーが終わってから、本格的に原稿を書き始めました。書いてる途中、確認するため、過去の資料やアルバムを引っ張り出すと、懐かしさの余り、読みふけってしまったり、ノスタルジーに浸るので、完成がずるずる遅れ、結構、タイトなスケジュールでした。

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 10時から始まった講演は、学生さんや一般の方向けということで、なぜソ連軍とソ連戦車にハマったのか、冷戦時代、どうやって資料収集したのか?資料収集からのレジンキットメーカーの起業と模型店の開業など、濃い狭い話題を避けて構成しましたが、講演後の質疑応答では、かなり突っ込んだ質問が多く、もっと内容を絞り込んでも良かったかな?とも反省しております。

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 久々に再会できた方も多く、中には模型店時代のお客さんで、この講演のために新潟から上京された方もいらっしゃいました。

 終了後、何人かの方々から講演内容に絡めてメールやメッセージを頂戴し、やりとりするうちに、またKV-85やIS-2を作りたくなりました。模型の仕事は、そろそろ引退ですが、趣味の模型製作は一生続きますからね。

 来場いただいた皆様、講演に機会を御用意してくださった
主催者である東大戦史研の方々には、ひたすら感謝です。本当にありがとうございました。

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