近所の坂川を狩場にしているカワウが一羽おりまして。一昨年、結構いいサイズのウナギ(80㎝くらい)と長時間の水上戦をしており、最後は丸呑みを決めて勝ちましたが、自宅のすぐ傍の川に天然ウナギがいて、しかもカワウに食われるという事実が衝撃的でした。
そんなカワウが、いつものように川に潜って魚を獲っていたのですが、しばらくすると土手に上がって、翼を広げてじっとしています。冷えた身体を温めるために日光浴かな?と眺めていたら、目と目が合いました。
結構、近い距離で、こちらが横移動しても、ずっと翼を広げたままで視線を逸らすことなく、「おらおら、なに見てんだよ」オーラを出していました。
俺は逃げられるという圧倒的な自信があるのかと思っていたのですが、詳しい方によれば、カワウの羽は、普通の水鳥とは違って水をはじかず、潜るには適していますが、飛ぶ前に、こうやって羽を乾かさないとならないそうです。つまり、視線を逸らさなかったのは自信ではなく、すぐ逃げられないので、こちらを警戒していたからでした。また一つ賢くなれました。
コメント
コメント一覧 (2)
いつも貴重な情報を提供していたたき、ありがとうございます。
カワウは近隣の鶴見川で、画像のように羽を拡げている姿をよく見かけていて、存在を誇示していものだと考えていました。
が、撥水力が無く羽を乾かしているとは全く想像すらできませんでした。本当に知識が増えました。
立派な体躯や遊泳力など凄い奴だと思ってましたが、かなり不便もあるのですね。
そういえば、飛び立つ際も水面を滑走したり、暫く低空飛行したり、実に不便ですね。飛行機なら、二式大艇やB-52みたいですね。
それでは!!
グムカ・ミニチュア
がしました
私も詳しい方からの受け売りですが、羽を乾かす必要があるなんて、水鳥としては、かなり異質ですね。仰るように離陸も、あまり上手ではないですね。なんでこうなったのか?本当に神々の造形物には時として首を傾げたくなります。
グムカ・ミニチュア
がしました