かつて奄美大島や徳之島には「エブリワン」という九州南部や沖縄を中心に展開していたコンビニエンスストアがありました。一部の揚げ物以外の総菜や弁当など全てをセントラルキッチンで調理し配送する大手コンビニチェーンとは異なり、オニギリや弁当、総菜、パン、ドーナッツなどを各店舗で調理しており、しかも、どれも美味しく、中でも絶対に外せないメニューが「巻きおに」ことスパム玉子巻きオニギリでした。
徳之島では巻きおむすびの供給が不足気味のため島民と観光客で壮絶な奪い合いをしており、私も幾度か煮え湯を飲まされたので、以来、見つけたら満腹でも買うを鉄則にしました。
今回の奄美大島でも、その感覚で見つけたら買うをやっていたら奥さんから「さっき昼御飯、食べたじゃない」と怒られて事情を説明すると「でも(奄美のファミマでは)どこでも売っているよ」と。
そうなんです。実は奄美のファミマでは、徳之島で経験した巻きおむすび売り場周辺に漂う「買うか買われるか」の邪悪なオーラが全くなく、島民の方にも観光客なんぞに食わせるものか、見つけたら即レジに走ったるぞ!という独特の緊張感も殺気もないのです。
何回か寄るうちに、巻きおむすびをこまめに補充していることに気づきました。どうも商品補充のやり方が徳之島のファミマと根本的に異なっているためか、争奪戦自体、存在しないようです。
どこかの食堂やレストランで巻きおむすびやサンドおむすび、再現して売ってくれませんかね?絶対に売れると思うんだけど。
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