前回に続いて、帰国便の機内食の紹介ですが、実はトラブルがありました。 我々が台湾に到着した翌日の21日からエバー航空で客室乗務員のストが始まり、多くの国際線のフライトがキャンセルとなりました。現地では大きく報道されていましたが日本のスト感覚で「せいぜい、1日か2日だから帰国日までには解決するだろう」と楽観的に考えていました。

 ところが帰国前日に旅行代理店の台北支店から搭乗予定の「台北松山ー羽田便」がストでキャンセルになり「台北桃園ー関西空港便」に振り替えたという連絡がホテルに届きました。今回の参加者は全員が関東地方に住んでおり「なぜに関空?」となりましたが、旅行代理店の支店ではどうにもならず、翌日、桃園空港のエバー航空のカウンターで成田便に変更できないか直接交渉することに。たまたま担当してくれた重盛さと美似のカウンタースタッフの方が親切&優秀で、頑張って、あっちこっちに電話してくれ、なんとか成田便への変更がOKとなりました。

 このとき嬉しかったのは、手渡された搭乗券が硬券だったこと。いつ頃から変更されたか覚えていませんが、最近はペラペラのレジ紙の搭乗券ばかりなので、見たのは久しぶりです。こっちの方が旅情があって圧倒的に良いのですが、航空会社も経費節減が当然の昨今、仕方がないでしょうね。
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 帰国日の台北は生憎の雨で、桃園空港も激しく降っていました。
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 客室乗務員はスト中なのに機内サービスはどうするのだろうと思っていましたが、普段は客室乗務員の指導教官とかやっていそうなベテランっぽい方と、たまたま搭乗便がANAとの共同運航便だったので、日本人客室乗務員の姿が目立ちました。

 機内食のサービスが始まる前、ストのためメニューが変更となり、食後のドリンクサービスもないとのアナウンスがありました。

 メニューは一つだけで、中華風ソースの鶏肉炒めと温野菜の付け合せ、酢の物、パン、シナモンケーキ、フルーツ、パック入りジュースという内容でした。
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 食後のコーヒーが飲みたかったものの、ドリンクサービスがなかったので、仕方ありません。とりあえず、関空ではなく成田に帰れたことを吉とします。