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カチューシャは、ソ連軍の自走式ロケット・ランチャーの総称で、
安価に生産可能なうえ、様々な車輌に発射架を設置できるので、第二次大戦中に量産され、
T-34戦車、IL-2対地攻撃機、PPSh-41機関銃などと共に「勝利の兵器」として称えられています。

これまで、カチューシャのプラモデルは、ZIS-151ベースの戦後型がズベズダ(旧イタレリ)からと、大戦前半に活躍したZIS-6カチューシャがアランホビーから出ていました。
当社のレジンキットはレンドリース(武器貸与法)によって、
アメリカがソ連に大量に供与したスチュードベーカー6×6トラックをベースとしています。
このタイプのカチューシャは、1943年より戦場に登場し、大戦中、最も多用されました。
バグラチオン作戦、ベルリン戦など、大戦後期の東部戦線の情景には欠かせぬアイテムです。

内容はレジン、エッチング、インジェクションパーツの複合素材キットで、
アメリカ製トラックの特徴でもあるフロントグリルはエッチングで精密再現し、
このキットの見せ場の一つです。治具もセットして、組み立て易さも考慮しました。
また、簡単にグリルが組めるよう、厚手のエッチングを4枚張り合わせるだけの
簡易組み立てパーツもセットしました。
御自身の技術力と、時間と入れ込みで選択できます。

品番はV-02、商品名は「BM-13N スチュードべーカー・カチューシャ」で200個生産しました。
原型製作はシュビムワーゲンtype128同様、佐藤 豊氏です。

実は、このアイテムが決まる前に、八九式戦車の原型を御願いしたのですが、
色好い返事がもらえず、先にアメリカのトラックを作りたいとの希望を出されたので、
このレンドリースアイテムを先に発売しました。
ただ売り切るまでに時間が掛かり、商売的には成功とは言えず、
次アイテムの開発まで、間が空く結果となりました。