言っておきますがプラモではなく実車の話です。かなり無茶です。いかれています。前回紹介したH3氏のZ1000STですが入手して数ヶ月後、Z1000Mk.IIへと改造されます。STはシャフトドライブ、Mk.IIはチェーンドライブなので、まずは駆動系を改造し、タンク、シートなどの外装も変更。文章だと簡単だけど、現実はかなり大変そうです。

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 当然、「最初からMk.IIを買えば?」と言いましたが、2006年当時、台湾には実動のMk.IIは1台もなし。アメリカや日本から輸入しても、公道を走るためのナンバーを取得には日本の車検よりも遙かに厳しく、かつ、面倒な交通関連当局の検査を受けねばならず、輸入コストとナンバー取得コストを考えたらSTを改造したほうが安いとのこと。話を聞いたときは、本気かよ?と思いましたが、数日後、届いたメールに付いてきた画像は改造の真っ最中。おお、本当にやっているよ。「一体、いくらかかるの?」と問うと「例のエンジンのないMk.IIのオーナーが、バイクを約16万で譲ってくれた。工賃は全部、自分でやるからタダ。バッテリーやガスケット、ゴム部品を新品に代えて、(STの値段は抜きで)総額20万くらいか?」

うん。それは確かに新たにMk.II を輸入するより全然、安いわ。