今年も曼珠沙華(彼岸花)の季節になり、近所でも咲き始めました。春の桜や夏のヒマワリのように、日本の秋を象徴する花だと思います。「働き過ぎるとバカになっちゃうよ!」と嫁に怒られたので、昨日、百万本の彼岸花が自生する埼玉県の巾着田へと、夫婦で行ってきました。

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 その名の由来どおり、秋の彼岸の頃に開花しますが温暖化が叫ばれる昨今も、ちゃんと、この季節に咲くのは立派です。一定の気温になったら咲くのではなく、気温が数回下がったら、咲く生理になっているようです。植物に詳しい方によれば日本の野生の彼岸花は遺伝的に全て同一の雌株だそうです。そのため花は咲くものの種子はなく、どうも中国か朝鮮半島から伝わった最初の球根からの株分けで、日本全国に広まったそうで、ちょっと信じられません。

 私の祖父は、この花が大好きで庭に植えていただけでなく、季節になると群生している場所に出掛けて眺めていました。今は宅地化され見る影もありませんが、昔は市川市にも沢山の彼岸花が咲く場所があり、一緒に連れていってもらったので、今でも彼岸花を見ると祖父を思い出します。

 一方、富山県出身の母親は「死人花」「墓場花」と嫌っていました。母の故郷では墓場や廃れた家の庭に生えるので縁起の悪い花だったそうです。生える場所もさることながら、葉が全くなく赤い花だけが咲く様子は、見ようによっては不気味かもしれません。この季節、TVニュースなどで巾着田は取り上げられるので、昔から行きたい場所でしたが、現地は、本当に彼岸花だらけ。美しい景色を堪能した一日でした。