市川市内の県立高校に通う次女は、今年の4月から高校三年生になりました。

先日、新三年生になって最初の学級懇談会があり、奥さんが出席しました。
その日の議題は、体育祭や文化祭などの学校行事を手伝うクラス代表のPTA委員を決めること。

各クラスから数名づつ選ぶのですが、担任の先生が
「どなたか、やっていただけませんか?」と呼びかけたとき、
一人の保護者が挙手して「あのー、…」

「私、行徳から来ていて、高校まで往復で1000円近く掛かるんです。
これって引き受けたら、交通費を学校から支給してもらえるんですか?」

水を打ったように静まる教室。先生も一瞬、言葉をなくしましたが、

「お子さんのためのボランティアですから、そういうものは出ません…」

他の参加者から、私は往復で1500円も掛かるけど考えたこともない等々の意見が出て、
そのお母さんは沈黙。

一人目のお子さんということで年齢は30代後半。
うちの奥さんも、一体、何を考えて生きてきたんだかと、えらく憤慨してましたが、
憤りのあまり、PTA委員を引き受けたところが、実に九州女性な彼女らしいと思いました。