まだ市川市に住んでいた2007年の年末の出来事です。

 仕事が終わってから不在郵便物を受け取りに市川郵便局の時間外窓口に行きました。いつもはガラガラなのに年の瀬のためか数人の行列ができていました。その脇でお笑い芸人の三瓶から、かわいさと愛嬌と脳味噌をなくしたような小学1~2年生くらいのメタボな子供が床に寝転がったり、壁にぶつかったりしながら手足をバタバタさせて、

「ね~、ね~、唐揚げ買ってよ。唐揚げ~、唐揚げないと死んじゃうよ」

を母親に連呼してます。肝心の母親は、格好と化粧からお水系のようで、お疲れな様子。ツンと虚空を見つめて、我が子の言葉を完全無視しています。息子さんと違ってスリムな体形で失敗した森尾由美みたいな感じです。

 無視されているとわかるや、息子、悲鳴に近い声で「唐揚げ~、唐揚げ~、唐揚げ~」を叫び、ラックに差してある郵便局のパンフレットをまき散らし始めました。さすがに「おい、これは不味いだろ?!」の空気が充満し、母親も、おもしろくなさそうに注意しましたが、出た言葉は、

「レオン、やめなさい!」 

レ、レオン?!

 このメタボで小憎らしくて脳味噌の欠片も入ってなさそうで人生全てが唐揚げなクソガキが?レオンだぁ⁇謝れ!ジャン・レノとリュック・ベッソンに謝れ!行列していた誰もが、我が耳を疑い、気持ちが一つになれた瞬間でした。ちなみに、どこをどう見ても、10,000%ハーフではありません(断言)

諺の「名は体を表す」は嘘だと思いました。