江戸時代、日光と会津を結ぶ会津西街道の宿場町として栄えたのが福島県の大内宿です。現在も、当時の建物が、ほぼそのままの状態で残っており、TVの旅番組などで、しばしば紹介されるので、御存知の方も多いと思います。裏磐梯の千貫山荘に泊まった翌日、甲子温泉に向う途中に立ち寄ってみました。

大内宿は鉄道駅や定期運行バスなどの公共交通がないため最寄り駅からタクシーか、バイク、自家用車で行くしか手段がなく、ちょっと不便ですが、山中に藁ぶき屋根の家々が整然と建ち並ぶ光景は驚きで、十分に行く価値のある観光地だと思います。

多くの家は外観はそのままで、中を飲食店や土産店に改装していますが民宿もあり、ここに泊まることも可能です。

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 そんな大内宿の名物と言えば、ネギを箸代わりに食べる「高遠そば」です。宿場内にある数軒の蕎麦屋さんや食堂で食べられます。私たちが入ったのは「浅沼食堂」さん。店内に生簀があり、イワナの塩焼きや天麩羅を食べることができます。

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相方のY氏が頼んだのが、「冷やしねぎそば 900円」

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私は「あたたかいねぎそば 1000円」とイワナの天麩羅を。

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 ネギは箸代わりですが、テーブルには箸も置いてあるので純粋に薬味としてかじりつつ、箸で蕎麦を食べても大丈夫。もちろん箸として使いながら、薬味として齧るのもOK。一見すると、観光地にありがちなキワ物メニューのようですが、蕎麦として普通においしいです。

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 周囲を見回すと、最初はみんなネギで食べ始めるのですが、新鮮なネギはツルツルしているので麺が絡みづらく、数口食べたところで諦めて箸に切り替える方が大多数でした。Y氏がネギを縦にかじったら、麺がすくい易くなることを発見し、私もそれに倣い、縦かじりを。

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おお!この方法なら、ネギだけで最後まで食べられます。

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大内宿に行く機会があれば、ぜひ、お試しください。イワナの天麩羅も美味しかったです。