車で都内から自宅に帰る途中、松戸市内のいつもの渋滞スポットに捉まり、ノロノロ動いては、ずーっと停まるを繰り返し。35℃越えの気温ではエアコン切るわけにもいかず「これじゃ、バッテリーに負担が掛るな~」などと思っていたら歩道の方からガチャンという大きな音と叫び声が。

 事故か?と思い、音の方向を見たら、インドの偉人ガンジーから知性と教養と慈愛を消去したような老人が、半ズボンにサンダル、上半身裸で頭には汚れたベースボールキャップという夏の午後に相応しいナイスな出で立ちで、ママチャリを投げ飛ばし、意味不明なことを叫んでいます。

 この暑さの中、パンクか、チェーンでも切れて、己が不幸を呪っている?と思いきや、投げた自転車に近づき、持ち上げ、叫び、再び投げる、それを何度も繰り返して、少しづつ前進しています。

 高気温と強烈な日差しのせいで、他には誰も歩いていない歩道に、ガチャン、ガチャン、という自転車を投げる音と、「ヨイホッサ(ヨイコラ?)!」「アッテンチキ(?)」(一部に推測音声を含みます)などの謎の老人の叫びだけが響きます。

これは

1)頭のおかしい人

2)自転車のない国から来て、乗り方がわからない

3)江戸時代からタイムスリップした「逆JIN」で、自転車を知らない

4)自転車に乗るのを拒否する新興宗教

5)自転車が奴隷役の新手のSMプレイ

たぶん、1)で良いんですよね?