型取りに失敗したフロント廻りの原型を再製作すべく、
寸法を測っていたら、「あれれ?! アウターフォーク短い?!」

その分、インナーフォークの長さを約2mm長くして調整していたので、
一次原型を作ったH3さんは間違えたのではなく、どうも確信犯のようです。
もちろん、オフロード車みたいで変な印象です。

気になり、他の部品もチャックしてみると、ステムのフォークピッチも狭く、
これではフロントフェンダーがギリギリです。

1ミリに満たない寸法誤差ですが、前から見た印象が変わるので、
好ましいことではありません。

試しに、仮組みしてみると、やはり新造された車体とのバランスが変です。
各部の僅かづつの狂いが積もり積もって、印象を変えているようです。

思い返してみると、フロント廻りに関しては、
一次原型を受取ったばかりの頃、形状チェックしたきりでした。

そのときはタンクやシート、サイドカバーなどの、あまりの酷さに目が行き、
まだマシに見えたフロント廻りは問題ないと判断し、
その後、寸法はいじらず細部工作だけで、原型を完成させました。

おそらく、あの変な全体形状としては、
まとまっていたのかもしれません。

アジアン隅田(フレーム)や片桐はいり(タンク)や島田珠代(サイドカバー)、
山田花子(シートとテールカウル)を見た後に、
いとうあさこ(アウターフォーク)や光浦靖子(ステム)とか見ると
「全然~、OKじゃん~!」になりますよね?

もし、あのまま量産までいっていたら、
おかしなH2になっていたんで、
問題のある部品のほとんどが溶解・破損したことで、
逆に救われたことになります。

人間を50年くらいやっていると、科学とか常識では説明できない、
不思議な経験に遭遇します。

昔、ベテランの模型設計者の方が

「この世には模型の神様がいて、本人が気づかないミスをすると、
図面の上にコーヒーがこぼれたり、金型屋のオヤジが間違って捨てちゃったりして、
思わぬ形で指摘してくれるんだよ」

と、本当かよ~ってな話をしていましたが、まさにこれですかね…

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んで、フロントフォークの作り直しは、take 04 に突入。
4個目にして、ようやく、形状のツボを掴んだんで、今度は上手くいくでしょう。

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模型の神様、こそっとミスを指摘するだけでなく、
神技的な技術も与えてくれませんかね…(泣)