以前に紹介したGSX250E 1986年式のカタログを入手したので紹介します。

当時のスズキ250ccのラインナップは元祖レーサーレプリカの水冷2ストRG250Γ、水冷四気筒DOHCエンジンを搭載したGF250、油冷単気筒DOHCエンジンのライト・スポーツNZ250と今では考えられない充実ぶり。

翌87年には、ホンダCBR250F、250Rに対抗すべく、水冷DOHC四気筒4バルブ・エンジンのGSX-R250が発売されるので、GSX250Eは、この年式が最終生産型になります。


そのためか、GSX250E、L、Tの三車種の共用カタログになっており、そこはかとなく、メーカーにとってのお荷物的な空気が漂っています。

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この最終塗装のGSX250Eは街中で見た記憶がありません。きっと不人気車だったのでしょう。

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当時はアメリカンと呼ばれていたクルーザータイプのGSX250Lです。GSX250Eとは裏腹に、走っている実車を何台も見たことがありますが、乗っていたライダーは中高年ばかりで、荷物や釣り具を載せて、ホンダのCM125のようにビジネスバイクとして使われていました。たぶん、安く投げ売られていたと思います。

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発売当時から、どのユーザー層を狙ったのか、さっぱりわからないのが、このGSX250Tです。TはTraditionalのTだそうですが、どの辺が伝統的なのやら?

初期型は、これより個性的なデザインでしたが(でも人気があったわけではない)、後期型は御覧のように、GSX250Lと一瞬、区別できません。

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あ~、GSX250Eが、また欲しくなってきた(←悪い病気の始まり)直さねばならないバイクが、まだあるのですが、どっかにキレイで低走行で、御手頃価格な出物ありませんかね?(←絶対ない!)