芦ノ湖の湖畔にある箱根園水族館では希少動物であるバイカルアザラシを飼育しております。御存知の方も多いでしょうが、バイカルアザラシは世界で唯一の淡水に生息するアザラシです。肥満体形に見えますが、日本の飼育環境で堕落したわけでなく、もともと、こういう身体だそうです。
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 もちろん水族館でも、その珍しさを謳っておりますが、そんな希少動物に芸をさせています。飼育員の方の説明によるとバイカルアザラシは、頭は良いのですが、警戒心が強いため、芸を仕込むのは難しいそうです。

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 ボール拾いやフラフープなど、お馴染みのアザラシ芸をやるのですが、その芸の仕上がりが人気アイドルが、無理矢理振られてやるモノマネ並みであんまり切れとかありません。バイカルアザラシだからね。〆の芸が温泉アザラシ。飼育員から桶とタオル渡されて、イイ表情で浮きます。


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気持ち良さそうに見えます。


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イタズラ心が湧いてきたので、同行した高知の友人Yと、さっそくアテレコごっこをして遊びました。Y氏、元TV局勤務で芸達者なんで、すぐ乗ってくれます。


雌アザラシ
「どうして、来る日も来る日も、こんな事やって、媚なきゃいけないのよ!」

雄アザラシ
「つべこべ言ってないで、笑顔を振り撒けよ、このクソ尼。ほら、御客さんが喜んでんだろうが!」

雌アザラシ
「私たち、ロシアじゃ保護動物よ。アンタが日本に行けば稼げるって言うから…」

雄アザラシ
「うるせーな、三度の食事にありつけて、寝る場所もあるのに、おめーは、何が不満なんだ!」

雌アザラシ
「私は、ただシベリアに帰りたいだけ… あ~どうして、こんな男を選んだんだろう」


誤解のないように書いておきますが、アザラシさんたちは楽しそうに芸をしています。