あれから、さらにキャブレターを2回ほど分解して再清掃したもののアイドリングの高さは変わらず。もはや完全にお手上げ状態。仕方ないので、マニュアルに掲載されている故障診断コーナーの「回転不調」に従い、順番にチャックすることにしました。まずは最初のタペットの隙間の点検調整から。

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 以前に一度、確認したのですが、再度、チェックしたところ、排気側は問題なしですが、吸気側が規定値より若干、狭かったのでロックナットを緩めて規定値に補正しました。そしてヘッドカバーを取り付けようとしたとき…

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やってしまった~ 

エンジンヘッドのロックボルトを締め過ぎてネジ切ってしまいました。いつもなら、ラチェットレンチで手締めしているのですが、このときは、どうせなら全部、マニュアル規定値で締めようと考え、トルクレンチを使って各ボルトを締めていました。トルクレンチは事前にセットした規定トルクに達すると
カチッという音がして、ヘッドがカクッと折れます。「さて、あとはヘッドロックボルトを締めて終わりだな」マニュアルをチラ見して、トルクレンチを規定値にセットします。

これを締めてと… あれ?もう締まっている手応えなのに、
規定トルク値に達っしたときのカチッ音がしないぞ?
力を込めて一締めしたら、ポッキリと… 

あ~!

 なんとマニュアルの数値を読み間違えて、規定値の倍以上の数値でトルクレンチをセットし、締めていました。おかしいと思ったら確認しないとダメですね。折れたネジ先を取り除くには、エンジンヘッドのロッカーアームを分解せねばなりません。デリケート&面倒な作業です。

却って仕事を増やしてどうする、俺!