紙器製作会社の営業の方と一緒に、
外箱のカバーの立ち会い色校正に行きました。
びっくりしたのは、担当してくれた印刷会社の工場。
東京の下町の会社でしたが、細い路地に面して、
町工場と民家が混在&密集した場所でした。
「ああ~、昔、通った江戸川区の町工場街を思い出すな~」
などと思って、工場入口のサッシ戸を開けると、
隣の民家も裏の民家、その奥の民家も外側だけ残して、
中がくり抜かれており、強度確保のための鉄骨フレームが組まれ、
床はコンクリ打ちされ、壁もぶち抜かれて全てが繋がっており、
大きな工場を形成していました。



中には大小の印刷機が何台も…
まるで秘密工場ですが、なんで、こうなったのか尋ねると、
最初は町工場1軒で始め、仕事が忙しくなったので、
工場を広げようと、隣の土地を買い、
建物を壊して新工場を建てるつもりだったそうです。
ところが、新工場完成までの数カ月、仕事ができなくなると、
お得意さんの都合上、マズイということで、古い工場を稼働させつつ、
購入した民家の中をくり抜いて、工場に改装した後、
壁を壊して、繋げて工場を広くする…これを繰り返した結果でした。
下町エネルギー、半端ないです。
工場長(?)らしき方がエイリアン2のビショップ似なのが、
イイ感じでした。
肝心の色校正は、試し刷りの色が濃い目で、
青の印象が異なり、黒も潰れ気味だったので、
薄めから始めてもらいました。
今は全てがボタン一つで制御でき、数回でOKに。

私 「今日、色校正が出ましたけど、本印刷は、いつから始める予定ですか?」
印刷会社 「今から…」
この印刷機、1時間に最大6000枚のカラー印刷が可能で、
300枚なんぞ、5分足らずで終わりだそうです。
インクを乾かした後、表面をコートし、それから裁断し、箱組みするので、
来週には納品されるそうです。
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