7月10日から一般販売が開始され、ワンフェスでの即売も無事に終了。模型雑誌にも紹介され、5年間続いたH2キット開発作業も、いよいよ終わりです。しかし、終わる前に、どうしても行かねばならない場所があります。

 それは、最初に実車を取材させていただいた、東京都足立区にあるカワサキ・トリプル専門店の「モトショップ H & K」さんです。店主の野崎さんにキット発売の報告と御礼をしないと終わりません。

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 店先にズラリと並ぶカワサキ・トリプルバイク群。右端のグリーンのKH250は私のです。このお店への足は、これ以外の選択は有りせんよね。

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野崎さんに御挨拶すると、5年前の取材を覚えておられました。

「え~っと、たしか、外国の人と一緒に(取材に)来たよね」

そうです。台湾人のH3さんですね。

「あれから、だいぶん経つけど、出たって話を聞かないんで、てっきり、投げちゃったかと思ったよ」

すいません。いろいろありまして

キットを進呈すると、すぐに箱を開けて、中身を御覧になり、いくつ作ったの?もうどの位売れたの?などの質問が。あとは、たまたま、来店されていた御客さんも交えて模型と実車を絡めつつ、いろいろな話を。

「次は何をやるの?」

「このシリーズの続きで、H2BとCを考えています」

「そりゃー、売れねーぞ、だって乗っている人いないもん。」

やはり、H2系の大久保佳代子と光浦靖子なのか…

「H1Bとかどうですかね?」

「ダメだろうな。500SS系はKA1だけ。でもレインボーラインなぶん、まだ他よりましかな?」

野崎さんのお勧めは、350ssとKH250/400でした。トリプル乗りで一番多いのは、やはり中型排気量だそうです。

「KHは最終型のシートにKHって、文字があるヤツね。ブレーキマスター角型で。あれがダントツで人気だな。(私のKHを指さしながら)あのカラーはダメだよ。全然、人気ないから」

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お話しがおもしろくて、1時間半ほどお邪魔しました。野崎さん、本当に、ありがとうございました。あのときの取材が、この企画の原点でした。