これまで、事務所にかかってくる電話は、ほとんどが仕事関係者で、たまに友達や、珍しいところで、模型店時代の常連さんという程度でした。ところがH2のキットが、模型雑誌で紹介されてから、一般モデラーの方からの電話が増えています。

 
大半が御年輩の方で、模型雑誌で紹介されるまで、全く、このキットを知らなかったという人ばかりで、お話しを伺うと、PCやスマホなどは使っておらず、模型の情報は、雑誌と模型店の店頭からだそうで、当然、このブログの存在なんか知りません。
 
一番多いのは「どこで売っているんだ?」ですが、
 
「メールとかネットじゃなくて、電話注文できる店を紹介してくれ」
 
とかもありました。
 
「どんな内容なんだ」 
 
「シート下のバッテリーやCDIは再現してあるのか?」
 
などには、ブログの写真を見てくれとは言えないので、各部品の再現度を言葉で説明するのが得意になってきました。
 
 
まだ、模型店をやっていた頃、都内の老舗模型店のスタッフの方が、
 
「まだ、模型の情報を雑誌に頼っている人は大勢いる」
 
と言っていましたが、意外と本当かもなと感じています。
 
 
 
その一方で、ホームページ宛の問い合わせで、
 
「燃料コックの部品の写真を添付ファイルで送って欲しい」
 
「死ぬまでに、1/12の(カワサキ)W3を拝みたいんで、キット化してくれ」
 
というメールを下さった方は、どちらも60代なので、やる人はやっているんでしょうね。
 
 
ただ、古い市販バイクが心に刺さる年代には、ネットだけでなく、印刷媒体で訴えていく必要もあるんだなと感じています。