少し前、香港の模型会社の日本市場担当のLさんが来日したので、一緒に食事をすることに。何が食べたいか希望を聞いたら、「できたら、東京湾の天然穴子を食べたい」と。それならば、御易い御用というわけで、お馴染みの大定へ。

 都内から、車で京葉道路を走りがてら、なんで、穴子が御指名なのか尋ねると、意外にも彼の前職が、TVでCMも流れている某総合商社の香港支店の社員で、回転寿司ネタと天婦羅用の穴子を福建省で養殖する事業を担当していたとのこと。

 仕事柄、何度も養殖穴子を試食したそうですが、その都度、日本人上司が、東京湾で獲れる天然穴子は、もっと美味しいと言うので、ぜひ確かめたかったらしいです。店に着いて、天然穴子の全てが堪能できる穴子づくし膳を注文。

イメージ 1

 養殖穴子の蘊蓄や、商社時代のエピソードを聞きつつ「うん。餌がイイし、ちゃんと泳いでいるから、身の締り、油の乗り、舌触り、養殖とは全然、違いますよ。最高ですよ、これは」

と、元養殖関係者らしいコメントを。

イメージ 2

 特に美味しかった料理は、刺身と白焼きだそうです。穴子刺身は香港では食べたことがないと喜んでおりました。

 私も秋の穴子は初めて食べましたが、油が乗っているせいか、関東では旬と言われる初夏より、ずっと美味しく感じました。

ちなみに、店内では、丁度、TVのグルメ番組の収録中で、俳優の岡田将生さんがおりました。

「こっちは気にせずに普通に食事していただいてて結構ですから。普段どおりの雰囲気で大丈夫ですよ」

とスタッフの方から言われましたが普段は香港人と穴子なんか食べないよな…とか思いました。きっと、放送されたら、ファンの方でお店は混むでしょうね。

 なお、香港でも、食材として穴子は流通しているそうで、ブツ切りにして中華ソースを絡めて炒めたり、スープの具に入れたり、最近では回転寿司のネタとしても人気だそうです。