数日前、ウクライナから小包が届きました。今、話題の国なので、到着まで時間は掛ったものの無事に到着しました。

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中身は、日本でもお馴染みのディアゴスティーニがロシアやウクライナで売っている
ソ連の伝説の自動車シリーズ」のLuAZ-967水陸両用車とZAZ-965A「ザポロジェッツ」です。

1/43のミニカーとパンフレット程度の実車解説の冊子がセットになっています。

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 もう時効ですが2006年、あるロシア人から、LuAZ-967のプラモデルを出したいので設計をやってもらえないか?との打診がありました。お金持ちの友人がスポンサーになってくれて、新しい模型メーカーを興すので、その第一弾にしたいという話でした。

 個人的には、もの凄く興味があったのですが、当時は文字どおり1/35のAFVプラモが桁違いに売れてまくっており、既に、いくつもの仕事を抱えていた状態だったのでスケジュール的に無理だと御断りしました。

 結局、今日に至るまで、LuAZ-967水陸両用車のプラモデルは出ていないし、それを予告した新興模型メーカーも聞かないので、計画自体が頓挫したのだと思いますが、仮に実現したとしても、このアイテムが第一弾ですから、メーカーとして存続できたか甚だ疑問があります。ちなみに第二弾はGAZ-46水陸両用車を出したいと語っていました。

 ただ、それ以来、実車が気になり、レジンキットでも出ないかな?と思っていたらミニカーがあると知り在庫を持っていたウクライナの店に注文した次第です。

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 実車の雰囲気から、バモス・ホンダ程度の大きさかと思っていたら、ずっと大きくて、ちょっと驚きました。最近、トランペッターが、ソ連/ロシアの車両を出しまくっているので、もしかしたら、近い将来、プラモ化されるかもしれません。

 一方のZAZ-965A「ザポロジェッツ」は、良く言えばフィアット600にインスパイアされた。
ストレートに言えば、デザインを拝借してアレンジした車です。

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 ZAZ-965/965Aは、1962年から69年まで32万台以上が生産された名実ともにソ連の大衆車ですが、車としては最低レベルの性能でしかなく東独のトラバントみたいな存在です。

 生産終了から20年以上も経ったソ連崩壊時、モスクワの街を元気に走る姿を見て、絶対に乗りたくないもののデザインは好きです。ズヴェズダ辺りから、1/24のプラモデルが出ると嬉しいのですが…