昨日まで所用で名古屋にいました。

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行ったついでに、オムスビ回りエンジン好き者として、トヨタが試作したロータリーエンジンが見たかったので市内にある「トヨタテクノミュージアム産業技術記念館」へ。

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 事前に、あまり情報を収集せずに行ったのですが建物は旧豊田自動織機製作所の工場を上手に再活用し、豊田自動織機とトヨタ自動車の歴史がビジュアルに展示・解説されています。

 日本の博物館は、ヨーロッパやアメリカと比べて「残す」「わかり易く後世に伝える」が今一つでしたが、ここは建物、展示品、展示方法も何ら見劣りぜずワクワクしました。

 目的だったトヨタ製試作ロータリーエンジンも展示されていました。当時は理想のエンジンと考えられていて各社が競い合って研究しており、トヨタも1971年に2ローターの試作品を完成させました。

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もちろん量産されることなく終わりましたが、しばし眺め、感無量でした。

 産業技術記念館では、館内で織機を動かすなど、各種実演も行われており、私が行ったとき、金属加工のコーナーでは120tプレス機を使い鍛造の実演をやっていました。見学者の見ている前で金属を赤くなるまで熱し、それをプレス機にセットして、2工程の鍛造成形後、打ち抜きまでを実演します。

 実演担当の方は、作業をしながら、見学者の質問に気軽に答えてくれるので、私も質問をしたら、実演後、出来上がったサンプルを「よろしかったら、どうぞ」とプレゼントしてくれました。

鍛造・鋳造という単語に弱い私にとって、たまらん品物なので、お土産に頂いてきました。

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もしや、ショーウィンド越しにトランペッターを見る貧しい黒人少年の目をしていたのでしょうか?