先週の土曜日、JR総武・中央線の秋葉原駅から電車に乗って立っていたら、目の前の座席の乗客が、ずっと私の顔を見ています。年代的に同世代ですが模型業界の知人や模型店時代の御客さんではありません。やがて目的の市ヶ谷駅に到着したので降車すると、その人が追いかけてきました。

「あの、大変に失礼ですが、ひょっとして、昔●●デパートでバイトしていた高田さんですか?」
 
 なんと大学時代、ずっとバイト先で一緒だったAさんでした。約35年ぶりの再会でしたが、お互いを認識しあった後の彼の一声が「久しぶり」とか「元気か?」とか「今、どうしてる?」ではなく、
 
「昔、俺がカレー牛丼を売り出したら絶対にヒットすると言ったの覚えているか?松屋がカレギュウを発売して見事にそれが証明されただろう?」
 
 なんだか、すごく誇らしげでしたが全く覚えていません。彼によれば当時、私は「両方、味わえるから素晴らしいアイデアだ」的な反応だったらしいのですが、そもそも覚えていないので「そんなこと、言いましたっけか?」状態。
 
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 「そうか、覚えていないか…」と残念そうな様子で「じゃあ、」とホームに到着した新宿方面に向かう電車に乗ってしまい、仕方なく私は改札口へ。近況報告も名刺交換もできなかったので、適当に話を合わせておけばよかったと後悔しています。
 
 ちなみに松屋のカレーは、その辺の定食屋のカレーや某カレーチェーン店より、ずっと美味しいと思います。