いつの間にか芽が出て、ちゃんと御彼岸に花が咲いている不思議。
父方の祖父は、この花が好きで秋になると群生している場所に出掛けて眺めていました。かつては市川市にも沢山の彼岸花が咲く場所があり、子供の頃、一緒に連れて行ってもらいました。
戦争中、祖父と父は疎開や避難をせず、東京で終戦を迎えますが、戦争が終わって一か月ほど経った頃、倒壊した家の庭や焼け跡に彼岸花が咲き、その光景が、この世のものと思えなかったと言っていました。
松戸市に引っ越す前、どうなっているか気になって数十年ぶりに再訪しましたが、田んぼも土手も完全に宅地化され、面影すらなかったです。
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