GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2019年08月


 前回に続いて、帰国便の機内食の紹介ですが、実はトラブルがありました。 我々が台湾に到着した翌日の21日からエバー航空で客室乗務員のストが始まり、多くの国際線のフライトがキャンセルとなりました。現地では大きく報道されていましたが日本のスト感覚で「せいぜい、1日か2日だから帰国日までには解決するだろう」と楽観的に考えていました。

 ところが帰国前日に旅行代理店の台北支店から搭乗予定の「台北松山ー羽田便」がストでキャンセルになり「台北桃園ー関西空港便」に振り替えたという連絡がホテルに届きました。今回の参加者は全員が関東地方に住んでおり「なぜに関空?」となりましたが、旅行代理店の支店ではどうにもならず、翌日、桃園空港のエバー航空のカウンターで成田便に変更できないか直接交渉することに。たまたま担当してくれた重盛さと美似のカウンタースタッフの方が親切&優秀で、頑張って、あっちこっちに電話してくれ、なんとか成田便への変更がOKとなりました。

 このとき嬉しかったのは、手渡された搭乗券が硬券だったこと。いつ頃から変更されたか覚えていませんが、最近はペラペラのレジ紙の搭乗券ばかりなので、見たのは久しぶりです。こっちの方が旅情があって圧倒的に良いのですが、航空会社も経費節減が当然の昨今、仕方がないでしょうね。
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 帰国日の台北は生憎の雨で、桃園空港も激しく降っていました。
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 客室乗務員はスト中なのに機内サービスはどうするのだろうと思っていましたが、普段は客室乗務員の指導教官とかやっていそうなベテランっぽい方と、たまたま搭乗便がANAとの共同運航便だったので、日本人客室乗務員の姿が目立ちました。

 機内食のサービスが始まる前、ストのためメニューが変更となり、食後のドリンクサービスもないとのアナウンスがありました。

 メニューは一つだけで、中華風ソースの鶏肉炒めと温野菜の付け合せ、酢の物、パン、シナモンケーキ、フルーツ、パック入りジュースという内容でした。
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 食後のコーヒーが飲みたかったものの、ドリンクサービスがなかったので、仕方ありません。とりあえず、関空ではなく成田に帰れたことを吉とします。


 アップするのを、すっかり忘れていましたが、今年6月に台湾にフィールド観察旅行に行ったときに乗ったエバー航空機内食です。


 搭乗したのはエバー航空HND187便で羽田空港発ー台北松山空港着でした。台湾には何度か行っていますが、いつも桃園国際空港着で、台北松山空港は初めてです。

 

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 機内食は肉か魚を選べましたが、私は肉を選択。メニューは錦糸卵入り茶蕎麦、豚バラ肉のせ卵そぼろ飯、パン、フルーツ、チョコレートケーキでした。

 

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 豚バラ肉は厚めにカットされて、テリヤキソースのような甘辛ダレを絡めて、炒めたネギが付け合わせでした。


 1980~1990年代の機内食の蕎麦と言えば、麺が固くてボソボソしており、しかもパサパサで味も今一つで、あまり好きでなかったですが、少し前から、麺が、かなり改善され、蕎麦汁も上手く使い切れる量に調整されていたりと改良が進んでいます。

 

  味に関しては羽田でケータリングしているので問題なし。以前、香港人から聞いたのですが、香港人や台湾人は機内食が不味いのを許さないから、香港・台湾・シンガポールの航空会社を選らべば、まず不味い機内食は出ないとのこと。そういえば、私も「これは何だかな~」と思った機内食アメリカ系航空会社と大陸の中国東方航空でした。

 

 先週の土曜日は晩飯後、横になったら爆睡してしまい、変な時間に目が覚め、眠れないので仕事場で作業していたんですが、午前2時過ぎに気分転換と散歩を兼ねて、24時間営業のスーパーマーケットに買い物に行きました。スーパーは自宅から歩いて30分ほどの距離で、いつもなら車で行きます。

 牛乳やコーヒー豆など仕事場で切れていた品物を買い終えた頃、ポツリポツリと雨が降ってきました。傘を持っていなかったので、これはマズいと速足で自宅を目指したのですが、次第に雨足は強くなるのでスマホアプリの雨雲レーダーをみたら、ヤバそうな雨雲が三郷~流山界隈に。ただ、30分~60分くらいで通過予測なので、急遽、途中のJR武蔵野線の高架下で雨宿りをすることにしました。高架に着いた直後、雨は急に土砂降りになり、強行帰宅しなくて良かったです。

 

 深夜の時間帯で大雨なので通行人はおらず、ときおり水商売帰りらしい女性を乗せたタクシーが通る程度。もし空車が通ったら呼び止めてタクシー帰宅しようかな?などと考え始めた矢先、激しい雨の中、一台の自転車がこちらに向かって来ます。

 

 自転車は灯火していますが乗っている人は傘を差しておらず、結構なスピードです。激しい雨のせいで、はっきりとわかりませんが、どうも全裸に見えます。「こんな時間に変質者かよ?!」と思い、関わりたくないので、高架の壁際に寄り隠れるように立って、目が合わないよう視線を逸らし、通り過ぎるのを待ちました。

 

 が、すぐ傍まで来たら、向こうがうわ~!と叫んで急ブレーキを。バランスを激しく崩してコケそうになっていましたが、なんとか持ち堪えました。近くで見たら60~70代くらいの男性で全裸ではなく、短パンは履いていました。

 

「びっくりした!アンタ、なにやってんの。幽霊かと思ったよ!」

「雨宿りですよ。こっちこそ遠目で全裸に見えたので、変質者かと思いましたよ」

 

 どうやら、私が視線を逸らすため、少し俯いていたのが高架下の暗い照明の効果もあって、恨めしげに首を傾げた幽霊に見えたそうです。

 

「怖かったよ。若い頃みたいに小便の出が良かったら、絶対にチビっていたよ」

 

 話を聞くと新聞の朝刊にチラシを折り込むバイトをしており、作業が終わって帰宅途中に土砂降りの雨が降ってきたので、全速力で自宅を目指していたとのこと。

 上半身が裸なのは、買ったばかりのシャツを濡らすのが嫌だから背中のリュックに入れたためで、本当は短パンも濡らしたくないので脱いでパンイチで自転車を漕ぎたいけど、万一、深夜パトロール中のパトカーに会うと面倒なので履いていると言っていました。

 

 話が面白い人だったので、あと10分から40分ほどで雨が止むので、ここで待ったらどうかと勧めましたが、自分は完全に濡れているから、じっと待っていたら体温を奪われて風邪を引く(この夜の気温は雨のせいか23℃と夏としては涼しめ)。だから、このまま一気に走って家で熱いシャワーを浴びると言って、再び全速力で激しい雨の中に突っ込んでいきました。

 ちなみに本人はリュックと言っていましたが、実際には上がパックリと開いた背負えるトートバックみたいなデイパックで、防水素材ではなく普通の布製のため、ぱっと見で、たっぷり水が染みており、本人の希望とは裏腹に中のシャツは、ずぶ濡れだと思います。

 

 アプリの予測どおり15分ほどで雨足は弱まり、さらに10分後に完全に止みました。私は、そのまま徒歩帰宅できましたが、土砂降りの中、半裸で自転車を全速力で走らせるというのは無茶じゃないかな?と思います。

 

 

 

 8月1日から4日まで夏季休暇をとり、奄美群島の徳之島に行ってきました。これまで何度か訪問したことのある徳之島ですがオフシーズンの冬ばかりで、夏に行くのは初めてです。
 
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 今回も6月に台湾に行った野外観察のベテランの方々+1組の御夫婦と御一緒させていただきました。
 
 残念ながら天候には恵まれず、到着日から豪雨で、初日の夜間観察は、傘を差していたにも関わらず、パンツまでずぶ濡れになり、せっかく豊洲で買った長靴も雨が入りこんでズブズブ状態でした。

 町中はともかく、山道や郊外の道は大量の雨が降ると容易に川のようになり、赤土が流れ出して、川やダム湖が真っ茶色になり、島の自然の凄さを痛感しました。

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 ただ、野外観察に関しては収穫が多く、イボイモリ、オビトカゲモドキヒメハブ、バーバートカゲ、アマミハナサキガエル、オオシママイマイオカヤドカリアカショウビンアカヒゲリュウキュウイノシシなど多くの島固有の生物を見ることができました。
 
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                              日光浴をするバーバートカゲ
 
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                         無毒ながら、すぐに噛んでくるアカマタ
 
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                              通常より体色が薄いヒメハブ
 
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                          徳之島の固有種のオビトカゲモドキ
 
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                     徳之島と奄美大島の固有種アマミハナサキガエル
 
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                                   オオシママイマイ
 
 特に生きた化石と言われるイボイモリは、本来は夜行性なのに、雨上がりの昼間に舗装路をノソノソと歩いており、照明機材を使わずに写真が撮れて感動ものでした。やはり、生き物を見るなら夏ですね。
 
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 最終日は晴れて、泊まった宿から、きれいな青い海を見ることができました。
 
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 初日から、こうだったら良かったのですが、冬とは全く異なる徳之島を体感できたので楽しかったです。

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