エンジンオイルも交換し、新品タイヤの皮むきも兼ねて、定番の周回コースを走っていると「ザー」という異音がフロント辺りから聞こえます。幾度か止まって各部を点検するも異常なし。
そのまま、ゆっくり走っていたら「キュルキュルキュル」と聞き覚えのある音に変わったので、メーター軸のオイル切れと判明。異音がしたのはスピードメーターで、すぐにメーターケーブルを外して帰宅し、以前、CB400LCでもお世話になった日本計器サービスに電話を。
「車種と年式は?スズキのGSX250E 1981年型?え~っと、横長の箱にスピードメーターとタコメーターが入っている奴かな?」
「最近、GS400とかGT380、GSX250Eは多いよ。スズキに限らずホンダのホークやGB250、CB250RS、カワサキのZ400FXやZ400LTD 、ヤマハのRZ250やXJ400なんかも修理依頼がきているよ。1970年代から80年代の国産バイクは、みんなメーター軸のオイルが切れる時期なんだよ。だって、もう製造されてから35年以上も経つんだよ」
「GSXならメーターケースごと送ってよ。こっちでバラすから。調子悪いのはスピードメーターの方?でもタコメーターだって同時期に製造されているんだから、オイル切れは時間の問題だよ。え?アイドリングで針がプルプルしてる?それ前兆だよ。どうせメーターケース開けるんだから、一緒にOHやっておく?」
てなやりとりがあって、メーターケース丸ごと送って両方OHしてもらうことにしました。GSXの場合、メーターケースから出てる配線が長くて、メインハーネスとのコネクト部がタンクの下にあり、さらにライトに干渉してメーターの固定ボルトにスパナが当てられないので、タンクとライトを外さねばなりません。


5年前、CB400LCのメーターを依頼したときは、OH代がメーター1個6000円で「日本計器サービスは神だな~」と感動しましたが、数年前から12000円(税別)に値上げしたそうです。それでもタコメーターとスピードメーターのOHで50000円とか請求してくる某店よりはまだ安いです。(最近は両方OHして80000円という素敵なお店もあります) 一週間後、修理が終わって戻ってきました。「文字盤も色抜けしてないし、すごく状態がいいよね」と褒めてもらい、ちょっと嬉しかったですね。

さっそく取り付けてテストを。

当然、異音もしなければ、タコメーターの針のプルプルもなくなりました。GT380乗りのタケベ・スズキさんに顛末をメールしたら、すでに、ここ2年で3台のバイクのメーターOHを日本計器サービスに依頼したそうです。
「GSX250Eでスターターリレー、メーター軸のオイル切れと来たなら、次はレギュレーターが死ぬから、早めに手配した方がいいぞ」
「うちの界隈(福島県内陸部)でGS400に乗ってる知り合いが、ヘッドライトが急に明るくなって、ウインカーも明るく点滅して絶好調っす!ワックスしてやったからバイクが感謝しているっす!とか能天気に喜んでいる馬鹿がいて、それ単にレギュレーターが死にかけているだけ。すぐ交換しないと過電流で、電球がみんな飛んで、バッテリーから泡が出て最悪、ハーネス全交換と電装系全滅だぞと教えたけど、ヘラヘラ笑っているだけだったから、もうどうなったか知らん」
レギュレーターの純正品は25000円もするので社外品を使っているそうですが、あんまり安いものは、やはりダメだそうで、古いバイクは何かとお金が掛かりますね(泣)
レギュレーターの純正品は25000円もするので社外品を使っているそうですが、あんまり安いものは、やはりダメだそうで、古いバイクは何かとお金が掛かりますね(泣)