GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2018年07月


 7月29日は、幕張メッセにてワンフェス2018夏が開催され、今回、GUMKAミニチュアは不参加でしたが、不思議なのは、こういう時に限って、レッドアイアンの荷物がロシアから、すんなりと届くんですよ。

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 昔と違って、今はロシア郵便も追跡番号を導入したので、今、荷物がどの辺にあるか確認できるのですが、なぜか発送局から2日ほど動かなかったり、モスクワの空港や税関に何日も放っておかれたり、最悪は北京の国際空港に誤配で降ろされて、二週間くらいそのままだったりがわかってしまい、毎回、ワンフェス前は「こんなんで新製品、間に合うのか?!」とヒヤヒヤものでした。

 
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 中身は待望の1/35 ボストーク1号。同社の宇宙アイテムのファンは日本にも沢山います。


 今年5月の静岡ホビーショーで発表され、とうとう、こんなアイテムまでプラモになるのかと驚くやら、喜ぶやらだったタコムのSMK多砲塔重戦車です。フィンランドで実戦投入はされているものの、実車は試作が1両のみ。しかも現存車はなし。普通に考えれば製品化は、かなり厳しめなアイテムです。

 数日前、模型店のツイートで入荷を知りましたが、あまりの暑さで模型店まで行く気力がなく、ポチりました。太陽のせいです。


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 思ったより箱は小さく、部品点数も連結式履帯を除けば少なめで、やたら部品分割された昨今の新製品を見慣れた後だと「すぐ完成しそう」と思わせてくれます。

 ロシアのフロントヴァヤ・イリューストラツィアの「労農赤軍の多砲塔戦車」(和訳本が大日本絵画から出ています)に掲載された図面を基本とし、KV重戦車の先行量産型の細部を参考に開発したようです。

 砲口はスライド金型で開けられているものの、操縦手ハッチやミッション点検ハッチ、エンジン点検ハッチも車体と一体化、副砲塔のハッチもモールド再現。ハッチが別パーツなのは主砲塔だけです。副砲塔のハッチは厚みとエッジを工夫すれば、かなり印象が変わったのに残念です。

 操縦手用装甲バイザーも前面装甲板と一体成形されていたり、溶接線のモールドも全くないなど、「派生型のない試作車をプラモ化するには、どうすればいいか?」を徹底的に考えた製品です。

 こんな試作車までプラモ化されるのですから、ある意味、すごく恵まれた時代ですが、逆の視点からすれば、もうアイテムが枯渇してるわけで…アンモナイトに例えると、末期の巻き方がぐちゃぐちゃになった新種がゾロゾロ誕生している時代なんですかね?



 


 以前は我孫子に知り合いの工房があり、遊びに行く度にJR我孫子駅のホームにある弥生軒に立ち寄っては、唐揚げそばを食べていました。残念ながら昨年、そこが廃業してからは、もう我孫子に行く用事がなくなりました。 
 先日、茨城方面に行く用があったので、久々の唐揚げそばを食べたくなり我孫子で途中下車を。もう50代も終わりなので、さすがに唐揚げは二個ではなく一個にして玉子を追加。

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 変わらぬ大きな唐揚げで、満足でした。

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