GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2018年03月


 先週、都内で桜の開花宣言が出て、週末、さくらの名所は、花見客でにぎわいましたが、遅れること数日、ここ南流山も満開となりました。薄々は感じていたけど内陸の分、気温が低いんでしょうね。

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 春休みということもあって、公園では、お子さん連れのお母さんの団体が、シートを広げて、お花見を楽しんでいました。開花してから気温が高いので、散るのも早いのかな?


 
 徳之島から帰った直後、「エブリワンが消滅しファミリーマートになる」という衝撃的なニュースを聞きます。実は我々が徳之島旅行をしていた2015年12月、既にエブリワンの運営会社が大手コンビニチェーンのファミリーマートに吸収合併されており、エブリワンの全店舗を逐次、ファミリーマートに転換していく方針だったそうで、翌2016年には徳之島にあったエブリワン4店舗も全てファミリーマートに看板が変わります。
 
 転換が先行した鹿児島や熊本の店舗では、エブリワンの特徴でもあった店内で調理する弁当やパンが廃止され、利用者をガッカリさせましたが、中西さんの友人の昆虫採集仲間が、2016年夏に徳之島に行ったときは、ファミマのおにぎりや弁当、ファミチキ、大手製パン会社のパンと共に、エブリワン時代のお弁当や総菜、パンが引き続き店内調理されており、ポーク玉子巻きおにぎりも健在で、徳之島が離島であるという事情を考慮しての処置では?とのことでした。
 
 2017年12月、我々が再度、徳之島を訪れたとき、現在の状況を確認すべく、すぐに旧エブリワンの天城町支店へ行きました。写真は撮り忘れましたが、当然の如く、看板や入口は改装されてファミリーマートになっていました。
 
 事前の情報どおり店内ではファミマのおにぎりやサンドイッチ、惣菜も売っていますが、エブリワン時代の弁当や総菜、パンも併売されています。肝心のポーク玉子巻きおにぎりは見つからず、とりあえず、お腹が空いていたので、類似の「ばくだんおむすび」を買いましたが、これはこれで美味しかったです。


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翌日、別のファミマで、ポーク玉子巻きおにぎりを見つけました。
 
 
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 エブリワン時代とはラベルデザインが変更され、商品名も「巻きおに」から「巻きおむすび」になり、ベルマークが付きました。鹿児島県産のお米使用もアピールしていますね。肝心の味は全く変わらず、一同、安堵でした。
 
 2015年の旅行では一度しか買えなかったのに、今回は飲み物を買いに夜にファミマに寄ったら、運良く二度目の遭遇がありました。インスタントのカップ味噌汁と共に買って、宿で夜食として堪能しました。味噌汁が黒く見えるのは赤出汁だからです。
 
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 とりあえず、自分の眼でポーク玉子巻きおにぎりの健在を確認できて良かったです。
 
 それにしても、セブンイレブンでもローソンでもいいから、どこかで商品化してくれませんかね?絶対に売れると思うんだけどな…ときどき、無性に食べたくなるときがあります。


 
 初めて徳之島に行ったのは、2015年12月でしたが、旅行前に昆虫採集マニアだった旧友の中西さんから情報収集しました。彼は八重山諸島や南西諸島の甲虫に魅せられ、シーズンになると沖縄本島石垣島西表島奄美大島、徳之島に通って、夜は虫を求めて島中を彷徨い歩き、昼間はレンタカーの軽ワンボックスや軽トラの荷台で寝るという過酷な採集旅行をやっていた過去があり、普通の旅行者は知らない(知る必要ない?)情報を持っています。

 「徳之島で、これだけは食べておけとかある?」を尋ねると「そりゃー、エブリワンのスパム玉子巻きおにぎりと、鶏飯(けいはん)だね」と。
 
 エブリワンは鹿児島や熊本、沖縄など九州のローカルコンビで、徳之島には4店舗がありました。各店舗でお弁当や総菜を手作りして、パンも焼いており、中でもスパムの乗った玉子巻きおにぎりは、島民も狙っているので厳しい争奪戦となり、なかなか買えないという話でした。

 徳之島に着いたら「とりあえず、エブリワン行こうぜ」と空港から一番近い天城にある支店へ。

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 店内を見まわすと、事前情報通り沢山の美味しそうなパンやお弁当、惣菜が並んでいます。おにぎりのコーナーの端に目をやると…
 
 
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 正式名称は「ポーク玉子巻きおに」らしいです。「大袈裟に言っちゃって何が、なかなか買えないだよ。普通に売っているじゃないか」と思いつつ、みんなで1個づつ買って、景色の良い場所で食べました。


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 徳之島では一般的な海苔巻きおにぎりもありますが、薄焼き玉子で巻いたおにぎりもスーパーマーケットや持ち帰り弁当店で売っています。エブリワンの玉子巻きおにぎりはサイズが大きく、焼いたスパムが乗っており、とにかく旨い!島民が売っていたら買うという話も納得です。
 
 ちなみに、我々はたまたまビギナーズ・ラックなだけで、中西さんの言葉どおり、この後、島を離れるまで「ポーク玉子巻きおに」をエブリワンで見ることはなかったです。
 
(続く)
 

 3月7日から10日まで香港に行ってました。「某模型メーカーからAFVの新製品が出るのか?」と期待される方には申し訳ないのですが今回は別件です。でも、今後、スケール物の新規開発は難しい雰囲気でしたね。

 利用した航空会社は2016年に続いての香港航空です。直行便ながらキャセイANAJALよりお得です。ただ、香港のランタオ空港では到着ゲートも出発ゲートも遠く、広大な空港の地下を走る列車を2駅、乗ります。

 まず成田→香港の機内食は「ソーセージか?フィッシュか?」と尋ねられたので、ソーセージを選択。

 メニューは、茹でソーセージ、プレーンオムレツ、ポテト、パン、バター、ヨーグルト、フルーツ、ミネラルウォーターと2年前と、ほぼ同じ内容でした。


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 成田ケータリングなので、味は問題ありませんがオムレツが小さくなって、その分、ポテトを増量していました。

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 帰国便の香港→成田は「チキンか?フィッシュか?」かとCAに尋ねられたのでチキンを選択したら「チキンが今ないから、ちょっと待て」と言われ、結構待たされてから「ごめん。チキン無かったわ」とフィッシュを渡されました。

 メニューは、茹でた白身魚ポテト、茹で野菜、蕎麦、パン、バター、甘い豆腐、ミネラルウォーターでした。

 往路のメニューが2年前と、ほぼ同じだったので、チキンは、もしかしたらカレーだったのかもしれません。


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 以前は食後にお茶かコーヒーのサービスがありましたが廃止されて「飲みたい奴は機内食を配っているときに言え」システムになっていました。あと機内食配られる順番が終わりの方だと、ドリンクの選択も限られており、

CA「御飲み物は何にしますか?」
近くに座っていた男性乗客「トマトジュースを」
CA「なくなったんで、オレンジジュースでいいですか?」

CA「御飲み物は何にしますか?」
私「(ペットボトルが見えたので)7UPを」
CA「なくなったんで、コーラになります」

という感じで、経費節減がひしひしと感じられました。

 

 いつもならワンフェス終了後、一週間以内には掲載していた報告ですが、情けないことに今回は会場の様子を撮影したデジカメが行方不明に。

 ワンフェス撤収後に宿に戻って、夕食のときは持っており、会場に置き忘れたではないので、荷解きすれば出てくるだろうと呑気に考えていたのですが、これが全然、見つからず。いいかげん不便だから、新しいのを買うか?などと考え始めた矢先、予想もしてない所から、ひょっこり出てくるのは、世の中の法則でしょうか?


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 今回のワンフェスはドラゴンモデルズの新しい関連企業「スタジオ・ドラゴン」が初出展することになり、いきなり香港から「搬入日とワンフェス当日、ブースを手伝って欲しい」と言われまして。

 いやいや、直前にそんなん言うのはダメだよ、いくらなんでも、それは無理だよと一度は断ったものの、紆余曲折あって最終的にドラゴンモデルズ代理店のプラッツさんと一緒に、搬入と展示を手伝うことに。いつも以上に忙しくて、ぶっ倒れそうでした。

 GUMKAの卓はスケール関連が集まった第7ホールで、見回せば周辺卓知った顔がある安心感と落ち着いた空気が良かったです。


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 今回は、久々の1/35 IS-3砲塔の再販とレッドアイアンの新製品T-16M自走車台(日本語訳とししては農業車輛が適切かな?)予定していましたが、レッドアイアンからの荷物発送がワンフェス翌日に(泣)いつもギリギリ間に合っていましたが、そうそう運の良いことは続きませんね。

 かくしてアピールできる製品はIS-3砲塔のみでしたが、三度目の再販にも関わらず、かなり人気で売っている我々がびっくり。「二個目です。再販を待っていました」という方もいて製作者としては最高に嬉しかったです。

 午後の三時間ほどは卓を急遽お願いしたスタッフにお任せして、スタジオ・ドラゴンのブースを手伝います。

 スタジオ・ドラゴンは、ドラゴンモデルズの関連企業で、イラストレーターや漫画家に描いてもらったオリジナル・キャラを立体化したフィギュア開発と関連動画の制作を業務としています。

 照明は明るいし、キレイなお姉さんが配り物をしているしと、初出展とは思えない気合いの入ったブースで、プラッツから応援で出ていたFさんと「なんか、お金、掛かってますね」と感心しておりました。


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私「ワンフェスの手伝い、突然言われたんで調整が大変でしたよ」

Fさん「うちも急にでした。いつもの事で慣れていますけどね」

こんなんがいつもじゃ、大変だと思います。


 ブース内ではモデラーもちろん、通販大手及び量販のバイヤーの方、出版社の方、キャラをデザインした作家さんのファンの方など様々な方とお話をさせていただき、ワンフェスの本流であるキャラ・ビジネスを垣間見ることができて、これはこれで貴重な経験ができました。

 イベント終了後は渋滞を避けるべく、前回と同じく連泊しました。午後6時頃、宿に戻って、ベッドに横になったら、今回も爆睡してしまい、起きたら夜10時。さすがに、お腹が空いたので、車を走らせ、遅くまで営業しているラーメン店の山岡家に行き、チャーシュー麺を味玉のせで。

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 私のワンフェス2018[冬]は、かくして終わりました。

 最後に、ちょっと印象的だったのは、うちの卓の前で足を止めたカップルの男性が、IS-3とT-34-85 1943年型の完成見本を見て「これは戦争のヤツだ」と。間違ってはいなのですが、ワンフェスに来るような人なのに「AFV」や「ミリタリー」「戦車」というワードが出ないところに客層の変化と時代の流れを感じました。
 

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