GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2017年05月


 車体にキャブレターを取り付ける前に各ホースは新品に交換しました。純正パーツはお高いので社外品です。

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 インシュレーターとエアクリーナーの間にキャブを嵌め込みます。すぐに終わるだろうと思っていましたが、インシュレーターにキャブが嵌らず悪戦苦闘し、タンクの取り付け終了まで40分近くかかりました。

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なんとか組み込んで、タンクを取り付けて、各ホースを繋ぎます。


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「これで直ってくれよ」と心の中で祈りつつ、セルスターターボタンを押します。燃料コックが負圧式のためか、1発では掛からず。押し目は掛かったものの、すぐ停止。押し目で、普通にエンジン始動しました。後から気づいたのですが、コックにあるマイナスネジを緩めれば、ンジンが始動しなくてもガソリンをキャブに送れるので、最初の一押しか二押し目で掛かったかもしれません。


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 10分ほどアイドリングしましたが、今度はオーバーフローもありません。エンジンも心地良い音で回っています。どうやら、直ったみたいです。



下水道パイプ用鉄橋がかけられている川があり、
夕方になると、そこに猫が姿を見せます。

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夕飯の買い物に行く主婦や下校の学生さんなどを
和ませてくれています。


 バッテリーとスターターリレーが新品に替わったので、 スターターボタンを軽く押すだけで、エンジンは元気に始動します。1年以上、エンジンを掛けてなかったので、まずはオイルをエンジン全体に回そうと、しばらくアイドリングさせていたら、なんか、ガソリン臭い。嫌な予感がしたので、バイクの右側を見たら、ガソリンがオーバーフローしていました。

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 GSX250Eはキャブレターのガソリン排出ホースの出口が、なぜか右サイドカバーの中という変な位置にあるので、オーバーフローすると漏れたガソリンがフレームを伝わって、マフラーにぶっ掛かり、こんな位置で大丈夫なのか?とは常々思います。


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 ホースは上が左キャブ、下が右キャブで、ガソリンは左キャブから漏れていました。さっそく、車体からキャブを取り外します。

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 キャブはバラさず左右を連結したままでメンテした方が100倍楽です。開けてみたら素敵な色と腐れ始めたガソリンの香りが…


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 冬眠前にキャブのドレンボルトを外してフロート室のガソリンを抜いたのですが、タケベ・スズキさん曰くホース内やキャブ内部には僅かなガソリンが残り、長期間、不動だとジェットを詰まらせるなどの悪さをするから、キャブを空にするには、エンジンを掛け放しにして、キャブ内ガソリンを枯渇させたほうが良いそうです。また、サイドスタンドを掛けた状態で放置すると左のキャブレターが残存ガソリンや寒暖差で貯まる水分の影響を受けやすいとも。

 どちらもエンジンを動かしていれば避けられるので、全てはバッテリー切れのまま、1年以上放置したことが原因なわけでして。まったく、バイクには悪いことをしたと反省してます。

 分解してチェックするとパイロットジェットが緑青ふいて完全に詰まっていました。おそらく、これがオーバーフローの原因でしょう。

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 キャブクリーナーに漬け込んだ後、コンプレッサーでエアを吹いて、詰まりを除去しました。その他のジェットも点検し、腐れガソリンを清掃したら再組み立てします。

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 あとは、車体に取り付けてテストです。直っていると良いのですが…


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