GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2015年10月

大学時代、福島県郡山市出身の級友がおり、郡山市が発展しているという自信と自負からか、同じ県内にも係わらず、なぜか南会津の桧枝岐村をネタにしていました。

 
「桧枝岐村では日本円が通用しない」

 
「基本は物々交換で、ヤマメと蕎麦粉と山菜と木の実が通貨の代わり」


「白米、カップ麺、タバコ、乾電池、チョコレートがあれば村人の家に泊めてもらえる」


「江戸時代の生活を続けているので麓のスーパーまで馬車で買い物に来る」


「通信手段は狼煙と伝書鳩」


「村長の娘と結婚できるのは、槍と弓で野性の熊を仕留めた者だけ」
 
 
 そんなバカ話で日々、笑い転げており、しばしばマンガやコントで僻地の代名詞として使われる「長万部」が仲間内では桧枝岐村でした。今から思えば本当に失礼極まりない話で申し訳なく思います。
 
 時は流れて2015年の秋。
 
 仕事が行き詰り気味だったので、気分転換すべく、福島県の南会津へ。目的地は大学時代から名前だけは知っていた桧枝岐村です。東北自動車道の西那須野塩原ICを下りて、下道を走ること約1時間半、有名な尾瀬ヶ原の手前です。30年前のアホな大学生の戯言が恥ずかしくなるような美しい日本の原風景が、そのまま残っていました。
 
 昼食は「裁ちそば まる家」に行き、名物の「裁ちそば」と檜枝岐の郷土菓子「はっとう」のセットを頂きました。
 
「裁ちそば」は伸した蕎麦生地を折りたたまずに重ねて、布を裁つように切る製法が名前の由来で、檜枝岐や周辺地域独特の蕎麦です。
 
「はっとう」は蕎麦粉ともち米粉の生地を練って茹で、南会津特産の「じゅうねん(えごま)」をまぶした素朴なお菓子で、軟らかい食感と優しい甘さが絶妙でした。
 
美しい風景と美味しい蕎麦、ぜひ再訪したいです。


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昨日の話の続きで、隻眼猫を紹介してくれたお婆さんと、
しばし、小金城趾~南流山界隈の野良猫談義。
お婆さん、話が止まりません。

「2年くらい前、南流山駅の近くに猫カフェできて、1年で閉店したよね。
こんなに愛想の良い野良猫だらけの街で、開業するなんて自殺行為だよね(笑)」

「トンカツ屋の巨猫?ああ、デカ猫のことね。あれはイイよね~可愛いよね~」

てな話をしていたら突然、

「夕方になると、猫の集まる喫茶店、行った?」

知らなかったので、詳しく聞いてみると、小金城趾駅の近所に
夕方、猫が店頭に集まる喫茶店があるとのこと。

気になったので、さっそく、今日の夕方、行ってみました。

まずは郵便受の上に1匹。

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おお?

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あ、本当だ!


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お店は半分シャッターが下りていて、営業しているかは不明です。
タイプの似た猫が集まっていたので、親子&兄弟かもしれません。
餌待ちなのかな?

小金城趾~鰭ヶ崎南流山は、適度に自然があって、
適度に田舎なんで、観察できる猫が沢山います。





先日、写真整理をしていて、昨年の香港ランタオ空港で撮影した

アエロフロートボーイング777の写真を見つけました。



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このときは、マラドーナ葉加瀬太郎を足して1.7くらいで割った金持ちそうなロシア人のおっさんが、搭乗開始時間に思いっ切り遅れているうえに、ふざけた量の荷物を機内持ち込みしようとしており、ちょっとした騒動に。


「遅せーし、なんで、こんな量の荷物を機内預けしてねーんだよ!」(意訳)

とガチ怒りする香港人空港スタッフに対し、


「オレはビジネスクラスの乗客ヴィッチ
 (意訳だけど直訳)


「乗せるヴィッチ!今すぐドアを開けるスカヤ
意訳だけど直訳


「いや、ビジネスクラスだろうが、ドア閉めたから、もうダメ!」
(直訳)
 

「これに乗らないと明日の会議に間に合わないノフ
 (意訳だけど直訳


という激しい罵倒英語合戦がありました。
 

「こうなったら、アエロフロート香港支社に電話して出発を延期させるヴィッチ!

 
とか言って、スマホを取り出すおっさん。

いやいや、それは絶対に無理だろーと思っていたら、ボーディングブリッジが切り離され、案の定、おっさんの負け。気分良さげな表情な香港人空港スタッフたち…

怒り狂うおっさん…


それを見て記念に撮った写真でした。



 首と肩コリがMAXになったので、行きつけの千葉の整体院へ行くついでに、ブロ友のオーシャンさんが教えてくれたトンカツ屋へ。

 施術途中、整体の先生に話したら、昔から店があるのは知っていたけど、食べたことはないと言うので一緒に行くことに。

 店の外観はイイ感じに錆たトタンの波板製で、まるで映画のセットのようです萌えるモデラー、多いでしょう。整体の先生によれば、ず~と昔から、このトタン波板外壁で「美味しい」との噂は聞いていたものの、このユニークな外観から店に入るのを躊躇していたそうです。一度、火事になり、誰もが保険でキレイな店舗に改装されると思っていたら、火災前ほぼそのままの店舗が復活したとのこと。


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メニューは、こんな感じで煮込みなどもありますが、揚物が中心です。


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注文したのは上とんかつ定食1150円で、
味噌汁は豚汁が標準装備です。

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 店の外観とは裏腹に普通に美味しくて、通いたくなるレベルでした。いずれ他のメニューにも挑戦します。オーシャンさん、素敵なお店を教えていただき、ありがとうございます。


9月25日から27日まで、東京ビッグサイトで開催された第55回 全日本模型ホビーショーにて、
アオシマの1/12 バイク・プラモの新製品ホンダCB400Fourが発表されました。

去年辺りから、1/12プラモの新作を開発中という話はあり、
パーツの3D画像を公開するなどしていたので、
「車種はなんだろう?」とファンの期待も高まっていました。

私の周囲ではCB750Four説を唱える方が多かったですが、
蓋を開けてみたら、我らアラフィフ世代にはたまらないCB400Fourでした。



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ブース内に実車展示し、気合いが入っていました。
程度が極上で、まるで新車のようです。


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パーツの構成やキレは素晴らしく、とても、ホークIIやZ400FXと同じメーカーの製品とは思えません。

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今から発売日が楽しみです。


余談ですが、1/12でカワサキ750ssの複合素材キット開発を始める直前、
ある方の紹介で、1/8スケールで750ssや500ss、Z400FX、GS400、
CB400Fourなどを出していた模型会社ナガノを訪ねたことがあります。

社長さんと複合素材キットの話をしていたら、
傍らに置いてあったCB400Fourの箱を指さし、

(複合素材キットなら)マッハは良いね。 
このCB400Fourなんかは、アオシマさんが、
1/12でやりたいって言っていたからね。
プラモデルが出るって噂があるだけで、
(複合素材キットは)売れなくなるから、
そういう車種を選んじゃダメだね」

と仰っていました。

当時のアオシマは、ヤマハXJR400とかホンダCB400SF、
カワサキGPZ900Rなど旧車路線とは無縁の商品展開をしていたんで、
「んなこと、ないんじゃないかな?」と心の中で呟きましたが、
まさか、実現するとは思いませんでした。





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