20157月6 プチ・ウクライナ 近所の住宅地のど真ん中に広い麦畑があり、そこが収穫の季節となりました。 日本では、北海道以外、麦の刈り取り時期が梅雨になってしまうため、そもそも麦栽培には適していないという話も聞きましたが、一面の麦は稲穂とは違った趣があります。 偶然、この場所を発見し、「プチ・ウクライナ」と名付けて実りの季節を毎年、楽しみにしてきましたが、とうとう、今秋に宅地造成されるらしく、この東部戦線みたいな光景も今年で見納めとなります。
20157月4 白鯨(モービィ・ディック)伝説 千葉県の南部、外房と内房に数多く生息する「竹岡喰い」の猛者たち… そんな彼らが、心の底から恐れる1杯のラーメンがあるという。彼らは畏怖の念から、そのラーメンをこう呼ぶ。 「白鯨(モービィ・ディック)」 その日、私は竹岡式ラーメン好きの友人らと一緒に白子町にある「炭火らあぁめん1(いち)」を目指していた。目的は、同店の最高峰メニューである「ぶうぶうスペシャルらあぁめん(\1,300-)」に挑戦するためだ。 前回、訪問した時、店員さんに 「この、ぶうぶうスペシャルって、どんなラーメン?」 と尋ねたら 「女性の拳大のチャーシュー・ブロックと味玉がトッピングされた ボリューム満点のラーメンですよ」 と説明してくれた。そこでラーメン好きな友人らと「竹岡突撃隊」を結成し、これに挑戦しようと計画したのだ。しかし、行く途中の車中、メンバーの一人が不吉なことを口走る。 「…ぶうぶうスペシャルを注文する者には、極々、たまに恐ろしい災いが訪れると聞く… その呪いの一杯は、どんなラーメン好きでも怖れ慄くと…」 しかし、気分が高揚している竹岡突撃隊のメンバーの前には、そんな忠告も、ただの戯言に過ぎなかった。店に到着すると、男達は躊躇なく人数分のぶうぶうスペシャルを注文した。このとき、彼らの誰もが、この後の恐怖を予想していなかった。 待つことしばし…やがて、店員さんが、次々とラーメンをテーブルに運んできた。 話に聞いた拳大のチャーシューの塊は、ネギの下で見えない。 ネギを除けると、その姿が見えた。 まさに説明に嘘なしの圧倒的なボリューム! 次々と男達はネギを除け「おお~!」とか「これはスゴイ!」の歓声をあげた。 よ~し、私も、と思い、ネギを除けたら、異様なチャーシューがあった。 あれ?色が白い?なぜ? 横から見たら、なんということだ!チャーシューの3/4が脂肪だ! テーブルの誰もが叫んだ。 「は、白鯨だ!」 濃い口醤油の海に浮かぶ、その白い塊こそ、伝説の白鯨だ。 そう、チャーシューには、まれに外れ部位が存在するのだ これが、まさにソレ。 とりあえず、かじってみると 豚骨ラーメン店で、大食い自慢の御客が 「マスター、スープは油多めで背油チャッチャは倍がけで頼むブフ~」 という、普段なら聞いてて、胸焼けしそうな注文もママゴトにすら聞こえる圧倒的な油のパワー… 意地で完食したが、お腹がもたれて、その日は何も食えず。数日間、ベルトの穴が1個増えた状態でした。みなさんも、これが出たら覚悟してください。