GUMKA工房記

千葉県南流山にあるGUMKAミニチュアの備忘録を兼ねたブログです。

2014年08月

モデラーの持病の首&肩のコリがMAXだったので、千葉市内の馴染みの整体院へと行きました。施術後、身体も軽くなったところで、整体の先生と一緒にすぐ近所の竹岡式ラーメン店「つち家」にてチャーシュー丼を食べました。

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ラーメンに盛られる絶品チャーシューとメンマが御飯に載り、セットにすると生玉子、ワンタンスープ、大根サラダが付きます。


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たまたま、この日は大根サラダが欠品とのことで、代わりに冷奴でしたが、暑い日だったので、むしろOK!

チャーシュー丼はそのままでも美味しいのですが、生玉子を落とし、卓上のタレをかけると最高!

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整体の先生にも満足いただいた様子でした

あ~、また、食べたい~


社会主義国ソ連の企業は、全てが国営で党と政府が決める経済計画に基づき運営されていました。ソ連の官僚や役人連中は軍事や重工業、国威発揚のためのスポーツ振興、宇宙開発などには、予算を注いだものの国民生活は犠牲となり、国営商店は慢性的な品不足で、時代遅れで低品質の品物が蔓延しました。

かくして経済は停滞し、社会全体が閉塞状況へと。これを打破すべく、ソ連時代末期のゴルバチョフ政権下では、「コーペラチーブ」という私企業の経営が認められました。簡単に言えば、別荘の農園で栽培した作物や器用な人が日曜大工で作った家具などを自由に売って稼いでもOKとなったのです。

実は政府が公認する前から、ソ連国民は勤務先の工場の機械を勝手に使って、市場にない商品を作ったり、本業以外に仕事を持ったりして、秘かに商売をしていました。西側の言う闇経済です。

今回、紹介するALFA(アルファ)の1/72 Mig-3もそういう時代の代物です。


「珍しいソ連製プラモデルがあるけど、興味はあるか?」

模型店時代、ソ連や東欧の製品を精力的に扱っていたのですが、この製品を売り込んできたのは、ロシア人ではなくチェコ人でした。


「国営製品ではなく、ソ連の個人経営のプラモデルメーカーだ」

「厳密に言えばソ連では非合法だから製造者は言えない」

「闇製品なんで箱はない」

とのことでした。どういう金型を使っているのか質問しましたが、

「秘密だ。西側の連中が思い付かないような方法だ」
とのことで具体的な内容は不明ですが、たぶん、簡易インジェクションだと思います。原型を製作して、それを反転して金型を製作したようですが、原型そのものは悪くないものの、とにかく金型技術が低く全体的にダルい印象です。

キャノピーはバキュームフォームではなく、一応、インジェクション製ですが氷砂糖そのものです。

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プロペラはブレード形状がどうとか、エッジが云々というレベルではありません。

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脚や操縦席、脚カバーは、ランナーに付いていますが、厚いバリに覆われていて、
カーボン冷凍されたハン・ソロみたいになっています。

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裏面はこんな感じ。

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「おい、裏面の写真に髪の毛が写り込んでいるぞ。撮影前に注意しろよ!」

と思われた人も多いと思いますが、これは私の髪ではなく、製造者のもの。それが成型品の中に埋まり込んでいます。この髪をFSB(旧KGB)がDNA鑑定すれば、当時の関係者が判明します(たぶん)


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ALFAは、その後、スホーイSu-2、ヤコヴレフYak-4、Yak-6を同じ手法で発売しました。Su-2以降、インストが付くようになりました。

日本での反応ですが、まず模型会社の社員の方が買ってくれました。その他は、一部のコレクターが高い関心を持ってくれたものの、モデラーの多くは現物を見ると尻ごみする上、入荷が不安定だったので、大々的に広告も出せず、結局、ひっそりと売って終わった感じです。


ソ連崩壊後、ALFAは、ちゃんとしたインジェクションキットメーカーとなり、1/72のYak-6とLagg-3を発売しましたが、最近の動向は不明です。


先月下旬、虫ゴムを交換した自転車に乗っていたらパンクしました。運良く、虫ゴム買った自転車屋の近所だったので、炎天下、5分ほど自転車を押しながら、お店へ。
到着すると、すぐに店の引き戸が開いて、土屋アンナが歳とった感じの自転車屋の女将が「どうしたの?」

パンクしたと言うと、すぐ自転車を店内に入れて修理開始。てっきり置いて行って、後で回収かと思っていたので、これは嬉しかったです。

「…この前は、ゴメンね、うちの亭主、バイクの話を始めると止まんなくてさぁ」

あ~、いいですよ、気にしないでくださいとか言っているうちに、タイヤとチューブが外されています。恐ろしいほど手際は良いです。

「ちょっと、このタイヤの脇を見てよ。もうすぐ限界だよ。どうする?いい機会だから、早目に替えとく?」

じゃあ、そうして下さい、と答えると、

「乗るお客さんのためを思って、こうやって交換を早目に進めるんだけど、わかってくれない人も多くてさぁ。中には売り付け商法か!とか怒る人もいて、こっちが悲しくなっちゃうよね」

そこに、「私は、まっとうな社会人ではありませんが何か?」という風体の50代後半の男性が入ってきて、

「なあ、旦那いる?」

「二階でTV見てるわよ」

「良かった~アパートの電気止められたまんまだから、暑くてさぁ、ちょっと涼ませてもらうわ」

俺は反原発の立場だから、電力会社に電気代を払う義務はないんだ、という無茶な理屈を説きつつ二階へ。

女将、小さく溜息。

「……」

しばらくの沈黙。

「……」

修理は無事終了。

「じゃあ、2800円ね」

3000円渡して、お釣りはいらないと言いました。

「ありがとう~ じゃ、これで缶コーヒー飲むわ」

自転車を外に出して、ありがとうね~と言ったら、すぐ自販機へ。

外は相変わらずの炎天下夏の日差しを浴びて、缶コーヒーを飲む女将の顔が本当に幸せそうでした。いろいろあるみたいだけど、きっと、この女将は幸せなんだろうな。




SNS千葉市内にある竹岡系のラーメン店が投稿されてまして…所在地を地図で見たら、よく行く整体院の近所だったので、早速寄ってみました。


お店は「ラーメンつち家」看板では特に竹岡式と謳っていませんが、先客の丼ぶりを見たら、真っ黒なスープ、ちぢれ麺、刻み玉葱と、まさに竹岡系ラーメンそのもの。

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普通の中華料理店なので、炒飯や餃子もあります。同行者がチャーシューメンに半チャーシュー丼、餃子のセットを注文したので同じオーダーを。


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チャーシューや麺、スープの感じは梅乃家に近いものの、いい意味で、あそこまで強烈ではなく、食べやすかったです。

モビルスーツで例えれば、本家の
梅乃家はガンダムRX-78-2)、つち家はジム(RGM-79)、東金のぐうらーめんは、ガンダムMk-II(RX-178)かな?と。

あと、一緒に頼んだ半チャーシュー丼が美味しくて、次回はフル・サイズを食べたくなりました。

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時代は、まだ私が若くて馬鹿な小僧だった頃
季節は、もう寒さを感じる11月下旬
時間は、朝焼けが美しかった早朝

私は千葉県の館山に行くため、
カワサキ・トリプル系の最小排気量車である250ss(S1)で、
京葉道路を千葉方面に向かって走っていました。

今でこそ中古車が、とんでもない価格のS1ですが、
街中にRZ250やVT250F、CB750Fや
GSX750S刀が溢れていた当時は、
誰も見向もし
ないバイクでした。

私も普段はGSX250Eに乗っていましたが、
寒くなると空冷2スト車は調子が良くなるので、
この日はS1で出掛けました。

早朝とあって京葉道路はガラガラでした。

穴川を過ぎた辺りで後方から、
大排気量2スト車特有の排気音が聞こえてきて、
どんどん近付いてきます。

キャンディーゴールドのH2でした。

すぐ後ろまで迫ってきたので、
そのまま追い越し車線を
かっ飛んで行くだろうと思っていたら、
急に速度を緩めて併走し始めました。

ハンドルは殿様乗りになるオリジナルではなく、
フラットなタイプに変更されていました。
白いフルフェイスのヘルメットだったので
相手の顔や年齢はわかりません。

H2のライダーは、こちらを見ながら、
軽く左手を上げて挨拶してくれました。
ちょっとびっくりしましたが、
同じように私も左手を上げて挨拶を返します。

相手は頷くと、再びH2のアクセルを開けて一気に加速し、
大きな排気音と白煙を出しながら、
彼方に消えて行きました。

併走は、時間にすれば1分未満でしょう。

だんだん遠のく排気音、
ヘルメットのシールド越しに入ってくる排気煙の匂い、

遭遇から離脱までの一連の光景は、
50歳を過ぎた今でも忘れられません。

あれから30余年、1/12の複合素材バイクをやろうと
漠然と考え始めて10年、第一弾アイテムをH2に決め、
開発作業を始めて5年、キットを世に送り出して、
1年が過ぎました。

開発途中、多くのトラブルに遭遇したものの、
是が非でもH2を出したいという思いが続いたのは、
あの朝の思い出が、情熱の源泉でした。

あのときのH2のライダーは、自分が抜き去った
赤いS1の若造が30余年後、H2の模型を出すなんて、
夢にも思っていなかったでしょう。

一体、どんな人だったのでしょう?
きっと、相手は覚えていないだろうな…

もちろん、情熱だけでは何も形になりません。

実車取材を快諾してくれたオーナーさんや
ショップさん、バイク好きな仕事仲間&業界の皆様、
そしてブログにコメントしてくれた方々など、
沢山の人の御協力と応援で製品を世に出せました。

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あらためて、皆様に厚く御礼申し上げます。

グムカ・ミニチュア代表

高田 裕久   

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