GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2013年12月

年賀状を製作して、バイクのバッテリーを外して冬眠させて、
ガソリンスタンドに灯油を買いに行ったら、結構、混んでいて…

正月早々、灯油を買いには行きたくないのは、皆同じだよな。
ああ、つくづく年末だな…と。

何気なく工房の片づけをしていたら、収拾がつかなくなって…
気付いたら、もう夕方…

そんな大晦日でした。

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いろんなことがあったけど、
今年は念願の1/12 カワサキ750SSも出せたのが最大の喜びです。

この模型を通じて、いろんな人と知り合いになれたのは、
とっても嬉しかったです。

皆さん、御世話になりました。来年もよろしくお願いします。
それでは、良いお年を!

Roketteer Decalsさんから

「マッハのデカールが印刷を終え、ドイツから発送された」

との連絡があり、昨日、無事に受取りました。

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カルトグラフに比べ、クリアー面が薄く、曲面に良く馴染みますが、
やや糊が弱めな感じです。

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あとは箱の印刷だけです。100個のみの生産なので、
前回のようなグンゼ産業ハイテック風四色パッケージは使えないので、
新しいデザインの共通箱を作ることにします。

100~150個程度の生産数の製品は、この共通箱に
ラベルを貼るという方法で発売します。



 12月だと言うのに、香港の園芸店では食虫植物のウツボカズラを店先にズラリと吊るして売っていました。
この季節に温室不要なんて、根本的に気候が違います。

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とにかく、半端ない数を売っており、この光景を見たときは、香港人はどんだけ食虫植物好きなの?と思いました。ウツボカズラは熱帯植物なので日本では真夏にしか売っておらず、生態も特殊で趣味性が強く、到底、こんな需要はありません。

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 今日たまたま、香港の某模型会社から電話があったので、ウツボカズラについて尋ねてみました。なんと、これ縁起物なんだそうです。香港の公用語である広東語で滅茶苦茶に儲かるとか、お金が腐るほどあるの意味で「猪籠進水」が使われます。これは豚(猪)を運ぶ籠は竹や籐で編んでいるので、網目が粗くどこからでも水が入りそうに見える様子から、

「豚籠の穴みたいに、あっちこっちから、お金がわんさか入ってきて、
ワタシお金まみれ~」

という意味だそうです。

そもそもウツボカズラの中国名は、葉が変形した補虫器の形が、
猪籠に似ていることから「猪籠草」だそう。んで、ウツボカズラの補虫器の中には、捕えた虫を溺れさすために水が溜まっているので香港人にすれば、

「アイヤ~!猪籠草に水が入っている!まさにコレ、猪籠進水アルヨ~!」

てなわけで、大変に縁起の良い植物で、
お金持ちや商売をやっている人たちが喜んで買っていくんだそうです。



 帰国便は、香港を12:30に出発し、上海に14:45着。約2時間強のトランジットで、17:00に成田に向かって出発し到着は20::55の予定でした。

 
 香港出発便は行きと同じく、乗客全員が搭乗してからドアを閉め、そのまま50分間、微動だにせず。もちろん、機内アナウンスはありません。結果、上海到着は30分遅れ。
 
 この便は、なかなか強烈で飛び立って間もなく、乗客の子供が乗り物酔いで嘔吐。ところが数名いる女性客室乗務員は立ったまんま眺めるだけ。母親が吐き続ける子供をトイレに連れて行くときも誘導なし。母親のいない間に汚れた座席の掃除をする様子もなく、騒ぎ(香り?)に気付いた年輩の男性客室乗務員がビジネスクラスからやって来て、一人で拭き掃除をしていました。東方航空の客室乗務員は、こんなんで万一のとき、ちゃんと乗客誘導とかできるのでしょうか?
 
 さらに機内に漂う独特の香りに、他の子供が泣き始め、もらいゲ●で事態は深刻化。私の子供の頃のバスは、サスの性能が悪く、道路も悪かったので、小学校の遠足は、必ず乗り物酔いして吐く奴がいて、その香りと光景に車内は、もらいゲ●が多発して大変な事になったのですが、まさか、齢50歳を過ぎて、飛行機しかも国際線であの光景が再現されるとは思わなかったです。
 
 そんな香りが機内に漂っていても客室乗務員は「私らは無関係なんですぅ~♪」とばかりに、しれ~っと機内食を配り始めます。まずハーゲンダッツのアイスクリーム。
 
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メニューはパスタかライスを尋ねれられました。ライスは鶏肉の中華炒めと白飯、ポテトサラダ、ミニトマト、魚の唐揚、漬け物、ドリンク・ヨーグルト、パン、バター、デザートは瓜。
 
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白飯が型押しされたみたいに、カチカチに固まっていました。
 
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パスタはこちらで、チキンのトマトソースのファルファッレ、ポテトサラダ、ミニトマト、魚の唐揚、ドリンク・ヨーグルト、パン、バター、デザートは瓜。
 
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 味は特殊な香りの中で食べたので、よくわからなかったよ。
 
 上海に30分遅れで到着し、行きと同じく、トランジット・カウンターに行って、搭乗券にスタンプを押してもらい、セキュリティチャックを受け、乗り換え搭乗口へ。いきなり、搭乗口が変わっていました。これは良くあることですが搭乗開始時間も40分遅れていました。
 
 結局、そのまま、出発は2時間遅れ、成田到着は23:00過ぎ。もう空港は閉まっていて、乗客は私らしかいません。電車やリムジンバスは、ことごとく終わっており、帰りの足を確保する人々で、到着ロビーは大変でした。幸い私は車で来ており、民間駐車場に預けてあったので、同行した方を御自宅までお見送り。結局、自宅に着いたのは、午前1:30を過ぎていました。
 
 車を預かってくれた駐車場のスタッフによれば、東方航空の到着は2~3時間遅れが当り前で、いつも残業になると… お手数お掛けしました。
 
教訓: もう絶対に東方航空には乗らない!
 


 海外に行くと気になるのが、屋外広告や看板です。デザイン的に優れていたり、ちょっとヒネリがあったりすると感心しますが、やはり真骨頂は笑わせてくれたり、首を傾げるモノ。

例えばコレ。

4週間3D豊胸 日本の技術

3D豊胸なんて、うちの国で聞かない単語です。そもそも豊胸は3Dじゃないのかな?

 レストランなどで「日本の食材を使っています」の看板も見るので、日本製を信頼してくれるのは嬉しいですが、美容整形系で、このコピーは「全米1No.1ヒット」と同じ香りがします。

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これは銀行の広告。ドリル・メカに魅かれます。

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 お馴染み吉野家の看板です。

「穀物飼育の牛、霜降カルビ、22回重ねた調理テスト、ヘルシー、美味しい、思いを込める」

なんか日本語で熱く語っています。香港の吉野家、牛丼屋なのに、キャラクターは豚なんですかね?

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 貴金属店オリジナルのリラックマの金やプラチナのアクセサリー。バッタもんでなく、ちゃんと版権を取得しているようです。

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 聞けば現地の20代から30代のOLが自分への御褒美で買うそうで、ひょっとしたら、日本でも売れるかもしれません。

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 香港の貴金属店では、高さ5~10㎝程度の七福神、龍や干支、宝船、ハローキティ、ドラえもんなどの黄金像を売っています。いい御値段なのでキャラクターの黄金像なんて、誰が買うの?と不思議でしたが、これは高級腕時計と共に、中国の役人や政治家への賄賂用だそうです。

 彼らに直接、現金を渡したり、豪華な接待をするのは法律で禁止されたので、ギフトの名目で黄金像を渡し、もらった人は、それを貴金属店に持ち込み、地金代で買い戻してもらえば、手にした現金が賄賂という仕組みなので、モチーフは何でもよいそうです。

 ところが、去年発足した習近平体制になってから、ギフトに対する取り締まりも厳格化されたそうで、今年の春頃から、香港での高級腕時計や貴金属の売上が急落したとのこと。



 香港に行くときは、大概、キャセイか台湾のチャイナ・エアを使いますが今回は、急に出張が決まり、航空券の手配ができず、初めて中国東方航空に乗りました成田ー上海ー香港というルートです。東方航空はJALとの共同運航便もしているのに価格の安さが魅力ですが、時間にルーズとか機内食は食えたものじゃないとか何かと話題の航空会社です。

 機内食に関しては、成田→上海間は「フィッシュ・ヌードル」か「ビーフ・ライス」を選べと。私はフィッシュ・ヌードルを選択しました。メインは、オイスターソースで炒めた太麺に餡かけの白身魚のフリッターがのっていました。

 付け合わせは、インゲン豆とニンジン、タケノコの炒め物。その他は、ポテトサラダ、鶏の唐揚、ミニトマト、パン、フルーツという組み合わせ。成田ケータリングなので味は問題なし。麺の味付けが薄いかな?とは思いましたが、これは好みですし。

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 こちらは、もう一方のビーフ・ライス。インゲン豆の牛肉巻きに御飯、椎茸とニンジンの煮物がメインで、その他は、日本ソバ、卵焼き、うぐいす豆、茹でテナガエビ、海苔巻、佃煮、デザートはどら焼きでした。JALとの共同運航便だったので日本人乗客を意識したメニューかもしれません。

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 上海の浦東国際空港にて、約2時間のトランジットでしたが、多くの国際空港のように降りたら、すぐに乗り換え搭乗口に行けるのではなく、一旦、トランジット・カウンターに行って、搭乗券を見せて、変なスタンプを押してもらい、再度、セキュリティチャックを受けてから、搭乗口に向かうという面倒な独特のシステムです。

 浦東国際空港は広いのですが、人が少なく寂しい感じです。レストランやカフェ、免税店、土産店、コンビニのファミリーマートもあり、免税店や土産店、レストランでは日本円も香港ドルも使えましたが、コンビニの支払いは人民元のみでした。

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 上海→香港は、まず搭乗開始が30分遅れ、さらに乗客が全員乗込んでドアが閉まった後、なぜか、そのまま40分待機。

 機内食は、きし麺みたいな太麺に茹で野菜と豚肉の炒め物もの凄~くシナモンが薄いシナモンロール(と言っていいのかな?)、オレンジジュース、ピーナッツ、デザートにゼリー、スイカでした。メインの味付けは、豚肉の炒め物以外は素材のまんまという感じ。12月にスイカが食べられたのは嬉しかったけど、あんまり甘くなかったです

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 ゼリーは、一見、オレンジ味に見えますが、甘味や果実味がとっても薄く、妙に固くて色がついた寒天みたいでした。言われるほど不味くはないけど、美味しくもない、そんな感じでした。

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