GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2013年11月


 CB400LCのレストアも、いよいよ最終段階に入ったとき、いつものようにガレージで作業していたら後方から声が…

「なあ、これ、はーれーだろ?」

 見ると手足が長いヨーダというか、服を着たスメアゴルみたいな爺さんが立っています。アクセントは、文章では表記できませんが「ハーレー」ではなく「はーれー(語尾が下がる)」でした。

「なあ、はーれーだろ?」

どうやら、CB400LCのことを勘違いしているみたいです。

「いや、これは、ホンダの古いバイクですよ」

「はぁ? 大きいけど、はーれーじゃないの?」

 大きくないですよ。排気量は400ccしかないしエンジンの形式も全然、違いますよと説明すると納得がいかない口調で、

「はーれーは、何ccだよ?」

 小さい車種で883cc、大きいと1600ccくらいありますよと返事すると回答に全然、興味がない様子で、

アンタは、バイク屋か?」

「いいえ、違いますよ。趣味で古いバイクを直しているだけです」

「あのさ、オレ、前の耕運機が動かなくなって、車庫に置いてあるんだけど、あれ、直るかな?」

 なんで初対面の相手に対して、現物も見てないのに耕運機が直るかどうか判断しなきゃならんの?

「そういうのは、買った店に相談したら、どうですか?」

「直るか相談したら、新しいの買わされたんだよ!もう部品ないぞ、直しても、また壊れるぞ、とかぬかしてよー!本当に腹立つわ。あれ、直ったんじゃないかな?」

 こっちは現物を見てないから同意を求められても、そんなん、知らんがな!(*`・ω・´)

「……」

「アンタ、耕運機は直さんのか?」

「直せません(即答)」

 爺さん、いきなり、大きく溜息ついて

じゃあ、いいや。あ~ぁ、結局、ダメか。今は使えん奴ばっかだな。

 舌打ちして、くるりと背を向けて帰っていきました。どうやら、地元の農家の人みたいです。もちろん、基本は御近所の方とは仲良くする姿勢です。

でも、なんか、イラっときました。(*`・ω・´)





 思い起こせば、不動車を岐阜から購入したのが2009年。CB400LCは希少車で、滅多に中古車と巡り会えないので、とりあえず押さえました。

 翌年、カワサキKH250を入手し、公道復帰は、こちらを優先させたので、レストアに着手したのは、2011年12月からでした。以来、仕事の合間に、グダグダと続けてきましたが、ようやく終わりました。KH250ほど、山あり谷ありではなかったものの、思い返すと、やはり楽しかったですね。



イメージ 1


 ベース車の程度が良かったので、シートの張り替えやタンクの再塗装など、徹底的にキレイにするスタイルではなく、最近のモトメンテ誌やオールドタイマーの別冊などでも増えてきた外観は使われてヤレた感じを残しながら、ちゃんと動くようにするを目指しました。


イメージ 2


 国内販売された最後のホーク系バイクですが、アメリカでデザインされただけあって、正直、あんまりホークらしさはありません。でも、エンジン始動すれば、ホーク系独特の排気音が聞けます。


イメージ 3


 肝心の車検ですが今月~来月は出費が多いので、おいおい考えたいと思います




先週半ばから風邪をひいてしまい、体調が今一つでした

高い熱ではなかったので、起きたり寝たりを繰り返し、
まあ、騙し騙しながらの生活だったので、
形状出しみたいな繊細な仕事や、
企画書を書くみたいな頭を使う仕事はできなかったので、
単純作業でなんとかなるラビットのサイドカバーの
プラ板積層作業をしていました。

この位なら頭痛がしようが、咳が出ようが、何とかなります。

イメージ 1

裏打ちもこんな感じです。

イメージ 2

今日から体調も復活したんで、ぼつぼつ、削り込んでいきます。


 CB400LCのエンジンを始動するたび、なんか排気ガス臭いな~、ひょっとして排気漏れしているのか?と思い、排気管を外してみたら、あるべきはずのエキゾースト・ガスケットが左右共セットされていません。これじゃ、匂って当然ですね。二輪館で、お馴染みKITACOのパーツを買ってきて取り付けました。

イメージ 1

 前オーナー、排気管を替えて乗っていてバイクを売る際、ノーマル排気管に戻し、そのとき組み忘れたのか?ネジ切れていたキャリパマウントボルトといい、謎の多い人だな。




近所の生垣を何気なく見たら、切株があって、
そこにかなり立派なサルノコシカケが生えておりました。

イメージ 1

昔は、山や森に行けば、立派なサルノコシカケが見られましたが、
私が小学生の頃、突然、このキノコがガンに効くとか言われ始めたら、
業者が刈り採っていったのか、そこら中から消えましたが、
最近は、あまりそういう話も聞きませんね?

あれは、去年の今頃でした。

浜松町の都立産業貿易センターで開催される
モデラーズフリマ 東京 21012」に行くべく、つくばEXに乗ったら、
同じ車輛に挙動不審の若い男性がいました。

ドア付近に立って、最初は目をつぶって、
手をクネクネさせていたんでダンサーか
パフォーマーがイメトレでもやっているのかな?とも思いましたが、
それにしては、ダンサーの鍛えられた身体とは正反対の、
虚弱で不健康そうな体型。

そのうちブツブツ言い始め、浅草を過ぎて、新御徒町駅辺りから、
急に全身を使って、見えない敵と戦い始め、
パンチ、回し蹴り、腕を顔の前で合わせてガードなどの技を次々と繰り出し、
口で「ぷしゅ~」「すぱーん」とか効果音を付けていました。

当然、親子連れや老人など、急いで避難し、
彼の周囲には広い空間ができていました。

ヤバい奴だな~と思っていたら、終点の秋葉原に到着。
みんな逃げるように降りて行き、
私も、その流れに乗りました。

秋葉原からJR山手線に乗り換え、浜松町で下車して
産業貿易センターに向かって歩いていたら、
5メートルくらい前方に、さっきの彼がいるではないですか!

すごく嫌な予感がしたのですが、案の定、
都立産業センターに入っていきました。

エレベーターは、敢えて一緒には乗らず、
私は階段で上がりました。

でも、会場に着いたら、彼が、しっかり入場手続きしていました。

「あ~、やっぱり…」

なんか、とっても鬱な気分になりましたね、はい。







そんな素敵な思い出のモデラーズフリマに今年も行きました。

イメージ 1

場所は去年と同じ、都立産業貿易センターです。

イメージ 2

懐かしいプラモデルが拝めたり、店舗時代の常連さんや模型業界の皆様ともお会いできまいた。

GUMKAのH2の日本最南端の販売店みぶろやさんが出店しており、初めて、
直接、御挨拶できました。

買い物は、流用部品用の安いキットを数個買った程度でしたが、
とても楽しい1日でした。




このページのトップヘ