GUMKA工房記

模型の企画・設計とロシアのレッドアイアンモデルズの代理店をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2013年09月

ミニアートの1/35ハーレーの横置きV型二気筒エンジンを
縦置きにして、駆動系もチェーンからシャフトに変更します。

文字にすると簡単だけど、作業が面倒なのは、模型の常

イメージ 1


 大学時代、結構長く地元の喫茶店でバイトしていました。そこは店内でスポンジから焼いて、数種類のケーキを手作りしている店でした。早番で出勤すると、店長と共に、仕込みや掃除など開店準備をするのですが、店長から、「お~い、いつもの頼む~」と言われるのが、近所の八百屋で、ショートケーキ用のイチゴを数パック買ってくる仕事でした。
「色艶の良いヤツ、選んでこいよ」

 連日、イチゴを見ていると、素人ながら色とか粒のサイズとかヘタの鮮度とかで、なんとなく良し悪しがわかるようになります。最初の頃は、ダメ出ししていた店長も、やがて、買ってきたイチゴを黙って洗い、スライスしてケーキの準備を始めるようになりました。

 近くに女子大や女子高もあったので、結構、店は繁盛しており客層の7割が女性で、ケーキは人気商品でしたが困ったことに、中には勘違いをする方がおりまして…

「お宅のケーキのイチゴ、とっても美味しくて感心するんだけど、やはり契約農場から?」

「ショートケーキのイチゴ、その辺で売っているのとは、全然、違いますよね。やはり、店長さんが、市場とかで、コダワって選んでくるんですかぁ?」

学生だった私でも、正直に答えてはイケナイという雰囲気を察したものの、どう答えれば、いいかわからないので、店長に相談しました。


「あぁ、そういうときはなぁ…」

「専門の業者から、毎日、買いつけています、と言っとけ」

「我々に御客さんの夢を壊す権利はないからね」

嘘はついていないけど、本当の事も言わずにボカすのは、
お互いのために、大切なんだなと学びました。

一つ成長した気がしました。



9月末に発刊されたホビージャパン誌の別冊
「バイク模型製作の教科書~作ろう!マイバイク編~」
に、GUMKAの750SSが紹介されました。

イメージ 1

今回の特集は市販車に絞っているので、上級者向けの複合素材キットにも、
市販車があると紹介したいというお話しをいただき、
各社の製品カタログの隅っこにでも載せてもらえるのかな?と思っていたら、
カラー見開き2ページだったので、嬉しいやら、驚くやら。

イメージ 2

別冊の内容としては、初めてバイク・プラモに挑戦するモデラー向けで、
アオシマの1/12 カワサキZ2(750RS)とタミヤの1/12 ホンダCB750F、
1/6 ハーレーダビッドソン FXE1200を題材に組み立て工作の基本から、
省略されたモールドの再現や、デカールの貼り方、
缶スプレーでやるキャンディ塗装法など、
初級~中級モデラーに役立ちそうな技術ノウハウの紹介です。

ぜひ、本屋さんの店頭で御覧ください。

ようやく、猛暑の夏も終わり、急速に秋らしくなってきました。CB400LCも夏の間は、いじる気もしなかったですが、やっと、気持ち良く作業ができる気候となりました。この連休、ガレージのシャッターを開けて、細かい作業をボツボツとやっていたら、背中に視線が…

よく、地元のおっさんや老人が黙って、ず~っと作業を見ているんで、興味があるのかな?と思い、こっちから「こんにちは、」と挨拶すると、なぜか無言で立ち去るというのが、この地域の定番パターンなので、どれ、いつものように…と振り返ると、立っていたのは小学校3~4年生くらいの少年でした。人の顔を見るや、元気一杯に

「こんにちは!見てていいですか?」

もちろん、いいよ~と返事をすると、寄ってきて、

「何をやっているんですか?」

「バイクを直しているんだよ」

「これが、おじさんの仕事ですか?」

「いや、趣味だね」

「直したら、売るんですか?」

「いや、自分で乗るんだよ」

「いつ直るんですか?」

「わからない。でも、完成まで、そう遠くはないよ」

「予定を立てて、直さないんですか?」

「(え?!)いや、趣味だから気のむくまま、気分次第だよ」

「ボク、いつも、ちゃんと予定を立てて行動しろって、お母さんから怒られる」

「若いうちは、その方がいいよ。人間は大人になると、自分に甘くなるからね」

こんな調子で、ず~~と質問攻め。

実は、私も子供の頃は、この少年と同じでした。

生まれ育った千葉県市川市の京成線鬼越駅周辺には、ニッケ(日本毛織)の大きな工場があった関係で、下請け工場や縫製作業所、仕立屋が沢山ありましたが、それ以外にも、小さな革鞄の工場や木工所、ガラス工場、缶詰工場、鋳物工場、同級生のお父さんが経営していた絵具工場、狭い敷地に牛数頭を飼育していた酪農家、自宅の土間に射出成型機を置き、家族で作業していたボタン屋、見習いの小僧を何人も使っていた大きな自転車屋、セキセイインコのブリーダーの母娘、延々と型抜き作業をしている老夫婦、指物師の老人、露天の鋳掛屋etc

見ていて飽きない対象が山のようにあったので、日替わりで観察していました。

大半の大人は「向こうに行け」「邪魔だ」と、私を追い払いましたが、中には、いろいろな事を教えてくれたり「坊主、これ売り物にならないから持って行け」と製品をくれる人もいました。好奇心旺盛で、世間話が得意な性格は、この経験から生まれたと思います。

そんな私が、いつの間にか、教える側になっていました。

少年の興味は尽きず、質問は、使っている工具やバイクの構造に。その眼は羨ましいほど、キラキラと輝いています。

20分以上、話していたでしょうか?「そろそろ行かなきゃ!」と急に慌て始めました。飼っている犬のために、ドッグフードを買いに行く途中だったそうです。

「また、来てもいいですか?」

ああ、もちろん、いいよ。 

何だか、とっても嬉しかったです。





先日、ホームページ宛に海外からメールが。

カナダ人でアメリカの模型イベントにて、モデルアート誌を買ったそうで、
H2のキットが欲しいから送ってくれ、とのこと。

海外から直接、H2のキットの注文があったのは二度目ですが、
最初の香港人は、日本国内に住む知人宛に送ったので、直送は初めて。

模型店時代は、たまに海外発送もやっていましたが、
送料の計算とか面倒なので、ホビーリンク・ジャパンで海外通販できるぞ、
と案内しましたが、メールやりとりしたら、親日家で、おもしろい人だったので、
「まあ、いいか~」と送ってやることに。(←いい加減な奴)

リクエストどおりEMSで送ったら、受取ったぞメールが来ました。

内容に満足した様子で、メールを読んでいるこっちが恥ずかしくなるくらい、
高評価で喜んでくれている様子でした。

海外のモデラーは感情表現がストレートだから、素直に嬉しいですね。

H2Aのコスト計算とかしていて、「難しいな~ 」と悶々と悩んでいましたが、
やる気になりました。(←とっても単純な奴)

750SSのキットが発売されて、約2カ月が経過しました。
出荷個数は、御蔭様で、もうすぐ200個に到達します。
御購入いただいた皆様、ありがとうございました。


イメージ 1

発売時に100個プラスα、3カ月で200個超を目指していたので、
このペースなら、なんとか目標は達成できるかも……無理かな?!

ある車のレジンメーカーの方から伺った話ですが、
車種を問わず、最後の50個くらいになると、
なぜか数カ月に1個程度しか売れなくなり、
それが2~3年かかって残りが20個になると、
不思議と急加速して、売り切れるらしいのですが、
うちの製品もそうなるのかな?

追加発注に、こまめに対応してきた
出荷作業も先週末辺りから、落ち着いてきた感じもあって、
気が抜けたのか、週明けから、
燃え尽き症候群気味で、ボ~としていました。


イメージ 2



現在、バリエーションであるH2Aを、どう出そうか考えています。

タンクキャップやフレームの補強材など、細部が多少異なりますが、
実質、H2の塗装変更アイテムなので、おそらく販売個数は、
H2の半分程度の100~150個程度でしょうか?

最大の問題は、この数だと、今回のH2のようなカラー印刷が使えないため、
パケージをどうするかを考えなければなりません。

ただ、国内販売モデルのキャンディーパープル塗装は、
模型として魅力あるんで、カラーで出したいんですけどね…

まあ、模型は、こうやって、悩んでいるときが、
一番、楽しいのかもしれませんね


このページのトップヘ