GUMKA工房記

模型の企画・設計と資料同人誌の販売をやっている「GUMKAミニチュア」の備忘録を兼ねたブログです。雨が降ると電車が止まるJR武蔵野線の新松戸と南流山駅の中間辺りに事務所はあります。近所に素材や塗料が揃う模型店がありません。最近、昔からやっている本屋が閉店しました。

2012年12月

本日、台湾より小包が到着しました。

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中身は、待ちに待ったH2のエッチング・サンプルです。
さっそく開封してみると 「えっ?!」 と驚くような品質。
とても同じ原図から興した製品とは思えません。

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エンブレムやナンバープレートなんて、まるで本物みたいな立体感です。

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これは、ここで決まりですね。



 今月初め、GSXで出掛けようとして、セルを押すと、 一瞬、回るような音がした後、動かなくなりました。 バッテリーは充電したばかり。ニュートラルランプは点灯しているし、ヘッドライト、ウインカーもスイッチを入れると作動します。怪しげな箇所にテスターを当ててみましたが、断線はしてない様子。何度、トライしてもセルは回らないので、結局、バイク店に引き上げてもらいました。

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 電話したときは、おそらくバッテリーかセルかレギュレーターだろうとの予想でしたが、セルモーターのブラシの摩耗を確認すべく分解してみたら、アーマチュアの周囲の磁石が剥離し粉々に割れて、その破片が回転を止めていたそうです。スズキに部品を確認すると、GSX250E用のセルモーターは、まだ在庫があるものの、モーター丸々でしか供給しておらず、ブラシ以外は部品で買えないそうです。

「どうする?予備のアーマチュアとか持っていないならセルモーター注文するけど、いい?」

仕方ありません。モーター交換、幾ら位かかるの?

「申し訳ないけど部品代が約3万円、 それに工賃、車両引き上げ代込で合計4~5万だけど…」

く、暮れなのに… 泣けるぞ。


右側のキャブレターも分解しましたが、
前回に紹介した左側よりもフロート室はキレイです。

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ゴム製のパッキンは完全に潰れて、かろうじて機能している状態。

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フロート室の汚れの差は、おそらく、サイドスタンドを掛けて、
左側に傾いたまま長期放置されていたので、
ガソリンが片方に溜まったと思われます。

長い期間乗らないときはセンタースタンドの方が、
キャブレターのためにはいいみたいですね。

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CB400ホーク系に共通のキャブ側面にあるエア・カット・バルブ。
ゴム製のため、変形していたので、交換しました。

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キャブのパッキンやOリングは、今でもホンダから純正部品が出るので、
全て交換します。

おもしろかったのは、パーツリスト上では、
プライマリーメインジェットの番数は#72、
セカンダリーメインジェットは#115となっています。

このキャブでは、セカンダリーメインジェットはその数値ですが、
プライマリーメインジェットは#75でした。

ネジ頭の様子から、過去にキャブを開けた形跡が一切ないので、
メーカー出荷時からこうだったようです。

部品注文がてら、ホンダ・ドリーム店のスタッフの方に、
この話をしたところ、

「生産途中で、メインジェットが変更される例はあります。
ただ、その場合、新しいパーツリストで、車体番号N0.XXXXから、
#75に変更と記載されるんですけど…」

CB400LCは不人気車でパーツリストも第一版で終わっており、
そういうフォローがなかったんでしょうね。

三週間前、0.25tのステンレス材の取り扱いがなくなったので、
板厚を0.2tか0.3tに変更してくれと突然、エッチング業者から連絡がありました。
積層部品を0.25t前提で設計しているので、そんな事は無理です。

以来、テンヤワンヤになったわけです。

ありがたいことに、ブログを通じて、
関東某所の会社が、模型用エッチングに使われる
SUS304 2B 0.25tを持っているという情報を頂きました。

さっそく、件のエッチング業者に、

「そちらで、0.25tの材料が手配できないなら、
持ち込みで、なんとか作業してもらえないか」

と打診したところ、回答は即座に No」 

取引実績のない会社の素材は、
品質の責任が持てないので、
持ち込みは一切、御断りだそうです。

まあ、それも一理あるけどさぁ…
この頑なさが日本の長所であり、
たぶん短所なんでしょうね。


模型店時代の常連だったDさんから、
エッチング業者の御紹介もいただきましたが、
やはり、そこもSUS304 2B 0.25tの扱いはなし…

どうも材料板は、バラで仕入れられないから、
需要の少ない素材なんで、発注したくないみたいです。

日本の部品屋さんは、試作品を数個、高価に作る、
量産品を数千・数万個、安価に作るは得意ですが、
その中間の数百個だけ作るというのが苦手のようです。
ちょっと国内での手配は難しい気がします。



新しいエッチングの引き受け先を捜しているとき、
とある業者さんに言われたのですが

「模型の仕事、おもしろそうだけど、
オレ、今さら、新しい分野をやる気はないんだよね。
あと10才若ければ、挑戦したかもしれないけどね」

私が、複合素材キットを始めたのは、約10年前。
当時、私は40代前半、「おもしろそうだ」と興味を持って、
協力してくれた加工屋さんや印刷屋さんの経営者の方は、
私より少し年上で、みんな40代後半から50代前半でした。

10年経てば、当然、50代後半から60代前半に。

「サラリーマンなら、もうすぐ定年だよ~」

と冗談を言っていたのは、つい数年前だったのに、
このところは廃業したり、商売を絞って、
もう模型には関われないと言われたり…

もちろん、人によって違うでしょうけど、
新しい事に挑戦しなくなる年齢があるのかも…

私も、あと何年走れるかな?





 仕事場の真横で水道管の交換工事が始まり、 朝から重機の音がうるさいな~と思っていたら、 工事の都合上、ガスがしばらく止まるとのこと。 すると突然、仕事場のストーブが故障。まあ前から調子が悪かったんだけどね…
 お湯は沸かせない、うるさい、寒いのコンボで、すっかり嫌になったので、KH250で現実逃避することに。気温も下がってきて、日暮も早くなったので、KHでの遠出は、これが今年最後かもしれません。

出掛けた先は、茨城県取手市にあるハンバーガーショップの「BIG SMILE」さん

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店先に店長さんの愛車GSX750E2、通称「赤べこ」が停まっています。

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 基本のハンバーガー(650円)を選び、チーズとベーコンをトッピング(各100円)しました。ソースはバーベキュー、テリヤキ、レッドホットチリ、スウィートチリ、ペッパー&ソルトから選択できます。私はバーベキューにしました。

店長さんと80年代のバイクの話をしつつ、待つことしばし。「お待たせしました」の声と共に、テーブルに置かれたのが、これ。

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う~ん、見た目から美味しそう~ ポテトは無料でセットされています。大きさがわかるように、手に持つとこんな感じ。

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ハンバーガーはパテ、パン、その他の具材、ソースのバランスが大事ですが、ここは、それがいい感じで美味しいです。ぜひ、再訪して他のソースを試したいです



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